山荘 天水@天ヶ瀬温泉 その2~泊りじゃないよ、立ち寄りだよ~ 天ヶ瀬温泉 山荘 天水 06 /13 2013 満腹後、まずは露天風呂へ。滝観庵。外来入浴者も入れる、露天風呂。お湯は無色だが、微かに硫黄の匂いがする。わたしの他に、誰もいない。ぼんやりしている耳元に、静寂を縫って、滝の音。桜滝。小さな札に、『砕け散ること花の如く 流下すること簾の如し』と、控えめに書かれていた。五つある貸切風呂の一つ、きり湯。やや熱めのお湯。天水は、主だった特徴には欠けるが、スタッフの対応、お宿の雰囲気、お料理に至るまで、全てが行き届いていて、こうありたい、という一貫した姿勢を感じた。これから時間を重ねて、他は及ばない、独特の空気を、纏う様になるかもしれない。
山荘 天水@天ヶ瀬温泉 その1 天ヶ瀬温泉 山荘 天水 06 /11 2013 山荘 天水。岩をあしらった玄関門。鬱蒼とした広大な敷地を、しばらく歩く。わたし「広いね」くま「たしか一万坪です」わたし「わー」隠れ住みたい。くま「ここは、二年かけて庭を造ってから、建物を建てたそうです」何とも豪快な話。昼会席。お品書きが無かったので、ややうろ覚え。八寸。艶やかさに、驚愕。くま「ちょっと雰囲気が違いますね」わたし「今までとね」何というか、洗練されている。椀物ふわりとした海老しんじょと、冬瓜。部屋の明かりが映りこんで、何やらロマンチック。お造り器を眺めているだけで、うっとり。ローストビーフと揚げ牛蒡ドレッシングは、グレービーソースと、玉葱をベースにした二種類。穴子 餅米焼物海老 烏賊 ホタテ烏賊のわたをベースにした出汁につけて頂く。くま「これは、お酒が欲しくなりますね」トマト鍋。温かいトマトは初めてだが、さっぱりとして、食べやすい。御飯 留め椀 香の物水菓子グレープフルーツのジュレ窓の外は、強烈な日差し。黒に縁取られた、鮮やかな緑。