高砂屋@小野川温泉 その3~美人さんと一緒~

小野川温泉 高砂屋
09 /16 2013
貸切風呂へ。

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ほほう。

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いた。

小野川温泉は、

小野小町が旅の途中、病にたおれ、

この地の温泉で病を癒した、

という伝説がある。

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くま「ここのお湯は、バランスが良いんですよ」

わたし「バランス?」

硫黄、ラジウム、塩泉と満遍なく含まれており、

成分に偏りが少ない。

くま「ゆっくり、浸かれるでしょ?」

確かに。

長く浸かっていても、

身体に負担が少ない気がする。

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くま「小野小町の顔が、気になります」

わたし「ん?」

くま「なかなかグラマラスです」

わたし「うーん」

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秘すれば花、と言うけれど。

何となく、九州の狸を思い出す。

狸の衝撃

くま、いそいそと見にゆく。

くま「グラマーな美人…うわっ」

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くま「麻呂です!!」

わたし「…平安美人だよ」

くま「グラマーな麻呂なんて、ひどい…」

ひどいのは、

どちらなのか。


高砂屋@小野川温泉 その2~米沢牛の衝撃~

小野川温泉 高砂屋
09 /15 2013
夕食は、お部屋で頂ける。

くま「安いプランですから、

ご飯は少なめかも」

わたし「お風呂でもう、大満足だよー」

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おひたし

ぬめりのある、シャキシャキしたお野菜。

薄味で、美味。

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お造り

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ゆり根団子のあんかけ

お野菜が綺麗。

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米沢牛入り芋煮鍋

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米沢牛ステーキ

二人、絶賛。

食べてから、写真を撮る事を思い出す始末。

飛騨牛は脂が溶ける様だったが、

飛騨牛のステーキ

米沢牛は、肉の旨味が加わり、

脂が華を添える感じ。

くま「さすが、松坂牛に次ぐNo.2…」

わたし「もう、米沢牛が一番でいいと思う」

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鮭ホイル包み焼き

竹の子と、底にぜんまいのあしらい。

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くまも色々お酒を頂く。

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お吸物

つるりとした麺が入っている。

この後、お浸し、香の物と続く。

ぴかぴかのお米と、茄子のお漬物。

日本人の幸せ。

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素朴だけれど、

きちんと一線ひいた、

プロのおもてなしの食事。

ご馳走様でした!

高砂屋@小野川温泉 その1~山形おしょうしな~

小野川温泉 高砂屋
09 /14 2013
仕事あがり、

新幹線に飛び乗って、

山形へ。

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米沢は雨。

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高砂屋。

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10室ほどの小さなお宿。

創業は江戸時代以前、という

大らかさ。

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お部屋。

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まずは冷えた身体を温めに、

お風呂へ。

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真ん中はアクリル板で仕切られているが、

湯の底は繋がっており、

奥はやや熱めのお湯。

この辺りでは珍しいラジウム温泉。

微かな硫黄の香りと、

僅かに白濁したお湯。

天井も高く、

とにかく気持ちいい。

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露天風呂も、

こじんまりとして、

良い感じ。



平湯の湯@平温泉 その2~旅先イチゴイチエ~

平湯温泉 平湯の湯
09 /06 2013
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篠原無然記念館

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合掌造りの屋根裏は広い。

織機、糸車、桶など、

様々な農具が置かれていた。

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お風呂上り。

冷たいラムネ、しゅわしゅわ。

冷えたビール、ごくごく!

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くまは電話中。

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ぼんやりしていたら、

知らない言葉で、ご挨拶される。

わたしはスペイン語がわからないし、

相手は日本語がおぼつかない。

結果、

片言の英語と、

片言の日本語が飛び交う。

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異国の人の、青いTシャツ。

白い筆文字で、

“今が旬”

“脂がのってます”

わたし、ちょっと笑う。

『そのシャツ、すっごくcoolですね』

『友達がくれました』

『貴方はどこから?』

『僕はスペイン』

『わたしは横浜です』

『ああ僕は、みなとみらいに行きましたよ。

高い建物ばかりで、驚いた。

でも、古い建物もあったりして、

日本は全部が面白いね』

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『僕は山に登りました。

日本人は、どうして山を拝むの?』

少し悩んで、

丁寧に言葉を選ぶ。

『山は恵みをくれるから。

温泉や、食べ物や、生活に必要なもの。

だから山に感謝して、

山に神様を祀る。

山の神は、女性なの』

どれほど伝わったかは、

わからない。

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拙いやりとりは、

不思議な情熱をこめて続いた。

異国の人が苦手なくまが、

恐る恐る呼びに来る。

くま「細君、そろそろ時間ですよ」

わたし「はーい」

『もう行かなくちゃ。

さよなら、良い旅を!』

『さよなら、ありがとう』

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さよなら。

この先、

お会いする事は、

きっと無いけれど、

どうぞお元気で。


平湯の湯@平湯温泉 その1~お湯の色イロトリドリ~

平湯温泉 平湯の湯
09 /04 2013
観光客で賑わう、

ひらゆの森近く。

ひっそりと佇む、

平湯の湯。

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湯小屋から感じられる、

しみじみとした味わい。

湧き出るお湯の音に、

耳をすます。

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空気に鉄の匂いが混じる、

炭酸水素塩泉。

掛け流しのお湯は、

とても熱い。

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緑がかったお湯が、

端にゆくにつれて、

黄味を帯びてゆく。

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湯の淵石は、

鉄分で赤く変色していた。

穂高荘 山がの湯@奥飛騨 

奥飛騨温泉 穂高荘 山がの湯
09 /02 2013
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穂高荘 山がの湯。

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全56室、250名収容の、

大型旅館。

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本館のお部屋。

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何はともあれ、

まずは大浴場へ。

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かけ流しのお湯は、

塩化物泉。

白濁しており、

炭酸ガスが溶け込んでいるらしい。

山登りでくたくたの身体に、

熱めのお湯が、

心地よい。

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ちなみに、

別料金の貸切風呂。

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雰囲気からして違う。

くま「東館と浴室棟は、リニューアルしてます」

わたし「むー…」

くま「贅沢言わないの」

ほら、ご飯食べに行きますよ、

と、くまが言う。

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夕食は、

足を伸ばして、

地元のお店に。

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飛騨牛ホルモンのお店、

奈賀勢。

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煮干ベースのらーめんは、

素朴で、懐かしい味。

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テッチャン。

食べ慣れないわたしは、

恐る恐る箸をつける。

美味!

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濃い目の味噌と、

キャベツがよくあう。

わたし「飛騨牛のホルモンだから、美味しいの?」

くま「うーん」

しばし考え込み。

くま「多分、新鮮だから」

と一刀両断。

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帰り道。

気になる温泉”はんたい玉子”

くま「…白身と黄身が、反対になってる?」

それは、物理的に可能なのか。

どうやら、

白身が半熟、

黄身が固ゆで、らしい。

子供達が食べていたので、

見せてもらう。

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看板にやや、

偽りあり。

乗鞍岳 その2~山登りブログみたい、とくまが言う~

乗鞍岳
09 /01 2013
大黒岳にも登ってみた。

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わたし「ちょ、これ…」

くま「誰も登っていませんね…」

とりあえず、

鈴の代わりに、

歌いながら歩く。

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尾根の向こうに延々と

道が続く。

殺風景な石ころの間に、

小さな彩。

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イワギキョウ(岩桔梗)

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イワツメグサ(岩爪草)

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トウヤクリンドウ(投薬竜胆)

別嬪さん、という印象。

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ミヤマキンバイ(深山金梅)

バラ科。

一重のバラに似ている。

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コマクサ(駒草)

名前の由来は、

花が馬の顔に似ているから。

見つめていると、

逆に、

馬の顔の形が分からなくなる。

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標高2771m。

風が強く、

日が翳ると一気に冷え込む。

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風の冷たさと、

突き抜ける空の、

青の、高さ。

夏が過ぎてゆく。

kumaonsen

しずかなお部屋と、美味しいお茶があれば幸せ。という地味で地道な性分です。