タングラム斑尾 その4~この冷え込みを一体どうしろと~

タングラム斑尾
12 /21 2013
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二日目の夜は、

フランス料理。

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一口のお楽しみ

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いろいろキノコのムースのガトー仕立て、トマトクーリとプチサラダを添えて

トマトクーリとは、

トマトピューレに、オニオンやスパイス、ハーブを添えたソース。

きのこのムースは、

ふわふわな食感と、

濃厚な味わいで、

バランスが楽しい。

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栗の軽いクリームスープ

くま「栗」

わたし「栗…」

栗、軽すぎてわからず。

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ソテーしたスキャンピとポシェしたスキャンピを二種類の味で

くま「えーと、スキャンピーとポシェを二種類の味で」

わたし「ち、違うよ。スキャンピをぽしぇして」

くま「スキャンピて」

ふたり、スキャンピポシェポシェと、

もぐもぐ。

炒めた赤座海老と、

茹でた赤座海老。

美味。

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国産牛ロースのグリル 季節の野菜添え

お肉は赤身がしっかり。

濃厚なソースと、

よくあう。

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斑尾オリジナルお楽しみデザート

冷たいアイスと、

暖かい紅茶を頂いて、

人心地。

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くまお気に入りの、

日本酒。

フレンチのコースでも、

給仕していただく。

くま「美味しい日本酒は、

仏料理にも、あうんです」

うん、

食事は、

美味しく食べるのが、

一番。


タングラム斑尾 その3~スローフードな蕎麦とか~

タングラム斑尾
12 /16 2013
くまは、蕎麦が好きだ。

豊田村にある、

三軒の蕎麦屋から、

うふふくふふと選んで、

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手打ちそば、きたざわ。

くま「自家栽培の蕎麦粉で、新蕎麦!」

ああもう楽しみです、

くま、夢心地。

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くま「しかも石臼でひいてるんです」

えへへうふふと、

くま、ご機嫌。

満席の店内に、

期待も高まる。

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結論から言う。

席についてから、

てんぷらが出てくるまで、

40分。

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蕎麦に至っては、

45分。

隣のテーブルは、

てんぷらと蕎麦のインターバルが、

およそ30分。

涙を誘う。

ぷりぷりしたくまが、

厨房を覗いて一言。

くま「…一般家庭用です」

わたし「え」

くま「ガスコンロとか、鍋」

わたし「お湯沸かすだけで、時間かかりそうだね…」

二人、ダメージが大きすぎて、

笑う。

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新潟県と長野県の

県境。

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苗名滝(地震滝)

落差55m。

玄武岩が、

柱状に連なっている。

くま「春先とかだと、

雪解け水で、水嵩が増すんです」

あの淵が見えなくなるくらい。

と、くまが言う。

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小さな温泉街を抜けた先、

燕温泉、黄金の湯。

白濁した、

熱めのお湯につかり、

お宿に戻る。

タングラム斑尾 その2~うんどうきらい・あるくのは・すき~

タングラム斑尾
12 /13 2013
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うす曇りの朝。

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朝食は、バイキング。

紅葉のトップシーズンでもあり、

学食の様な、騒がしさ。

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くま「まずは、トレッキングしましょう」

野尻湖が見渡せる、

山の中腹まで、

てくてく。

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地図とコースを、

確認するくま。

密やかに笑う、

わたし。

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誰も見ていなくても、

秋は、綺麗だ。

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軽いエールに、

微笑むも、

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頑張れない。

これは、

頑張れない。

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標高1,100m。

くま「曇ってますね…」

野尻湖を従えて、

右から、

黒姫山、戸隠連峰、飯綱山。

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わたし「あのテーブルみたいな山は?」

くま「たぶん、妙高山です」

この辺りから、

お天道様が、

顔を出す。

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歩くたび、

足元から、

バッタ。

くま「うわ、大きいです」

わたし「バッタって」

くま「“飛んで”ますね…」

二人、唖然とする。

精密機械に似た昆虫は、

褐色の羽を広げて、

次々と、

飛翔してゆく。

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落ち葉を蹴散らし、

バッタを追いかけてゆく、

くま。

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世は全て事もなし。

タングラム斑尾 その1~観光とくまとわたし~

タングラム斑尾
12 /08 2013
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紅葉どまんなか。

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ホテルタングラム。

スキー場、18ホールのゴルフ場、アウトドア施設などを含む、

総合リゾート施設。

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くま「今回は、温泉じゃありません。

紅葉を見に行きます」

わたし「へー、珍しいね」

あとは、観光です。

と、くまがいう。

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客室は、基本的に全て同じ広さ。

約40㎡。

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くま「とりあえず、今日は松茸のコースです」

わたし「わー」

くま「今年は松茸の当たり年らしいので、

たぶん本物の松茸が…」

わたし「?」

わたしは普段、松茸と縁が無い為、

くまの言う“本物の”意味が、

よく分からない。

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レストラン「風車」

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バイキング会場の喧騒をよそに、

レストラン内は、

落ち着いた雰囲気。

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先附 松茸入り羽二重蒸し 

胡桃 銀杏 三つ葉 菊花

わたし「胡桃が入ってると、だいぶ雰囲気が違うね」

くま「そうですね、アクセントが効いてます」

菊の花びらが美しく、

やわらかい、優しい味。

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椀盛り 松茸の土瓶蒸し 

松茸 鱧 水菜 酢橘

正直な所、

わたしは、松茸にそれ程執着が無い。

が、

蓋を開けて、

立ち上る香りと、

酢橘を搾って頂く滋味を含んだ出汁は、

確かに美味。

くま、鱧が入っていて喜ぶ。

くま「コクが違うんです」

わたし「そうなんだ?」

松茸の、

存在意義について、

少し、考えたいところ。

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差味 本日のお魚たち 二種盛り

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焼物 秋鮭と秋茄子の重ね焼き 焼き松茸 笹打ち葱

幽庵焼きです、

と説明をうける。

最近よくご縁があります幽庵です

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煮物 海老入り真丈湯葉巻き 松茸庵掛け 青唐

くま「うわ、辛っ…」

青唐の本気に、

くま涙目。

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揚物 まながつお変わり揚げと季節の野菜天婦羅

松茸 檸檬 抹茶塩

おかき揚げみたいな、

まながつお、

美味!

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食事 松茸ご飯 香物 止椀 

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水菓子 季節の果物果実寄せ

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くまが大変気に入った、

手造りのお酒。

“松尾”

すいすい飲みすぎて、

珍しく、

二日酔い。

kumaonsen

しずかなお部屋と、美味しいお茶があれば幸せ。という地味で地道な性分です。