旅籠かやうさぎ@日田温泉 その2~ここ天水と同グループだった~ 日田温泉 琴平の旅館 旅籠かやうさぎ 07 /08 2013 木立を抜けると、岩魚。内湯と露天風呂があり、ゆらぎ湯とは、日替わりで男女が入れ替わる。脱衣所。エアコンが、ちょっとおめかし。内湯。誰もいない浴場は、かけ流しのお湯と、雨の音。露天風呂。折しも、九州は入梅。空気はひんやりとして、肌寒いほど。うす曇りの静けさの中、とろりとした、お湯に浸かる。
旅籠かやうさぎ@日田温泉 その1~美しい味と書いて美味~ 日田温泉 琴平の旅館 旅籠かやうさぎ 07 /06 2013 旅籠 かやうさぎくま「泊まりたかったんですけど、予約が、取れませんでした」ロビー。設定は、おそらく大正時代あたり。建物の陰影が、室内の雑多な印象を、ぎりぎりで纏め上げている。食事は、川沿いの個室で頂く。前菜わたし「わーしあわせ、これはしあわせ」くま、お酒のメニューを眺めつつ、「うーん、女性向けです。雰囲気は天水と似てますね」山荘 天水水無月豆腐葛に、砕いた蕎麦の実が入っている。滑らかで口当たりがよく、タレも仄かに蕎麦の風味。 川樽燻製細巻き、山桃甲州煮、新牛蒡東寺揚げ、蕃茄寿司細巻は、玉子のふわりとした食感と、塩気の効いた、鱒の燻製の歯ごたえが絶妙。東寺揚げは、牛蒡と葛餅を湯葉で巻き、からりと揚げもの。蕃茄寿司は、トマトの中に、お米が詰まっており、酸味が効いた、不思議な味。夏豆白和え瑞々しいスナップえんどうに、コクのあるクリームチーズ。水雲酢水雲、と書いてもずく。タコが柔らかく、くま感激。椀盛かます奉書巻き 清汁仕立て花穂、クコの実、白髪葱、振り柚子御椀ひとつに、この繊細さ!賞賛に値する。さくさくした大根の食感と、かますの旨み。とろりとした、ジュンサイの喉越し。和食万歳。向付天草産 縞アジ 鯛お醤油は、関東で普段口にするものと、甘みの強いもの。九州は、味噌や醤油の甘みが強く、濃い。煮物茄茂茄子と錦雲豚、南京、万願寺、針野菜、水辛子こちらは、やや洋風の味付け。温かい湯葉餡で、優しい味のお野菜を頂く。焼物鮎魚醤焼きと無花果の田楽アスパラガス、ズッキーニ、松の実、果母酢淡白なお魚と、焼いた無花果の、甘み。変鉢紅茶鴨ローストと馬鈴薯万十大鶴野菜のサラダジャガイモは、中をくり抜きクリーム状にして、揚げた皮に詰められていた。くま「うーん、不思議です」お漬物を、華やかな器に盛る感覚。関東では、あまりない。食事日田米白飯赤出汁、漬物盛、ご飯の共甘味蕎麦アイスと桜桃、黒豆、香草シャーベットに近い、軽い味わい。蕎麦の実と、蕎麦ジュレで口の中がさっぱり。食べ終わって、ふたりとも、たいへんにご機嫌。