時空旅人 7月号(Vol.38) 「遙かなる熊野古道」
幾度も復活を遂げる蘇りの道自国の世界遺産なのに、外国人ハイカーさんのほうが熊野古道に詳しそうで、しかも熱い!
という気がするのは自分だけか?
何も考えずに歩いていると、こんな遠くまで来てダイトレと何がどう違うんだ?
という程度の稚拙な考えで済ませてしまう自分がいる。
外国人たちと遭ったり、ちびちびと熊野古道の片鱗を知るに従って
もうちょっと熊野古道に対する歴史的興味を持ってもいいんじゃないか?と思った。
にしても暑い。。歩いているときはそれどころじゃなかったんだよね。。(^^ゞ
前回のブログをアップしてからもだんだんと日が経ち、
熊野古道の続きについてはまたいつか、って感じで遠ざかりつつあった。
たまたま本屋をうろついていたら、「時空旅人」という雑誌に目が止まった。
奇数月の隔月刊の雑誌のようで、7月号がなんと「熊野古道」特集だった。
なぜ今このタイミングで目の前に?タイムリーすぎだろ。(≧∇≦)
これって今すぐ買えって暗示だよね?
何気ない毎日の中にもいろんな暗示やヒントが隠されていて、
それに気づけるかどうかが運命の分かれ道だったりするんじゃないかと。
ってことで当然のように購入。
半分くらい広告だろって思ってたら、想像以上にその中身は濃かった。
なぜ、熊野古道は世界遺産なのか?答えは本の中に。
平安時代に最も熊野信仰が盛んだったらしい。
時代ごとによる栄枯盛衰があったとか。
お釈迦さんが亡くなって千年ごとに世の中が衰え滅びていくという考えがあり、
そこから何としても逃れたいという思いがあったらしい。
昔の人は純粋に信仰心が厚かっただけでなく、
自分の身体、生きた証、あるいは書いたもの後世に残したいという思いから
危険を冒してまでも熊野を目指したという。
熊野古道とは何を指しているのか?
知れば知るほど、ただ漫然と歩くだけなんてもったいない。
多くの先人たちが色々な思いで歩いてきた跡の残る道を、尊敬の念を持って歩きたい。
我々はそんな先人たちに未来を託された子孫なのだから。
日本人の生き方はその歴史が教えてくれる。
それが熊野古道なのかもしれない。
熊野は更に南ですからなおさらです。
昔の信仰が今も同じ形で継承されているのではないでしょうが、今なりにそれなりに信仰されているんでしょうね。
私も自分勝手に尊んでいます^_^;