自分の身に降りかかってこないと、なかなか人は動かないもの。
福島原発の事故で、これまでデモや集会と全く縁のなかった人々が声を上げました。その中には乳母車を押したお母さんたちがいました。放射能から我が子を守りたいというお母さんたちでした。
戦争法では、やはり我が子を戦場に送りたくないというお母さんたち、そして直接自分がかも知れない学生の皆さん。
戦争法だけではありません。
勉強したくてもお金がなければできない。満足な奨学金制度も無い。
結婚もできない、子どもを産むのもためらう安い給料に劣悪な労働環境。
子どもを産んでも保育園に入れない。
若い皆さん、投票に行って、しっかり意思表示しましょう!
隣国の驚異を煽り、軍備増強しているこの国ですが、それより、目の前の貧困や私たちの生活にこそまずお金を使うべきではないでしょうか。
ところで、前述の放射能から子どもを守ろうというお母さんたちの話です。
福島原発の事故で、埼玉県にも放射能が降り注ぎました。中でも三郷市はいわゆるホットスポットと言う集中的に放射能が降下した地域です。
三郷市のお母さん、お父さんたちのグループが今回の参議院選で埼玉選挙区の候補者に公開質問状を送りました。
共産党伊藤岳候補からは即座に返答が来ました。
その他の候補者からは、忙しいとか理由を付け返答を拒否したり、自民党に至っては無視だったそうです。
「やっぱり伊藤岳さんよね」という話になっているそうです。
公開質問状を出したのは全ての三郷市民を代表したわけではありませんし、三郷市全体からすれば一部の市民グループかも知れません。しかしそれでもしっかり対応する姿勢は、誰のためなのか、どこを見て政治を行うのか、候補者の姿勢が現れていると思います。
私自身、共産党の候補者ということだけではなく、原発のデモなど個人的に伊藤岳さんとはお付き合いさせていただいてきました。今回は何としても国会へと送り届けたいと思います。
男女共同参画パネル展。6月29日まで、藤久保公民館ロビーで展示されています。