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三芳町議会議員 本名洋の「かけある記」

安倍元首相の国葬に反対します

 政府は22日、安倍晋三元首相の国葬を9月27日に執り行うと閣議決定しました。日本共産党は国葬を行うことに反対します。
 
 安倍首相が銃撃され亡くなられたことに哀悼の意を表明致します。しかし故人を悼むことと国葬を行うことは別の話です。
 岸田首相は国葬を行う理由として、安倍元首相が憲政史上最長の8年8か月にわたり総理大臣の重責を担ったことや、東日本大震災からの復興、日本経済の再生、日米関係を基軸とした外交の展開等の大きな実績を様々な分野で残された。その御功績は誠にすばらしいものがあるとしました。
 国葬は1967年に行われた吉田茂元首相以来となり、吉田氏以外は、佐藤栄作元首相、中曽根康弘元首相など自民党政権での元首相の葬儀は内閣・自民党合同などの形で行われてきました。

国葬の何が問題か
法的根拠の無い国葬
 1926年に制定された「国葬令」は、戦後、日本国憲法の施行とともに廃止されています。1967年の吉田茂氏を除き、首相経験者の国葬は行われていません。当時も「法的根拠」が問われ、政府は法的根拠が無いことを認めた上で、「今後基準をつくる必要がある」と答弁しました。しかしその後もつくられず、佐藤栄作氏の葬儀もその点が問題になりました。政府はその点を考慮して国葬とはせず、政府・自民党・国民有志による「国民葬」として行いました。

安倍政権は何を残したか
 安倍氏の政治的評価は、安倍氏の死とは別に、それはそれとして評価せねばなりません。
 安倍政権を支持してきた人たちの多くは世論調査などから「他に適当な人がいないから」という消極的支持でした。しかし一部の保守層からは、第一次安倍政権の時に彼が掲げた「美しい国」「戦後レジュームからの脱却」という戦前回帰、国家主義的主張が熱烈に支持されました。
 そして第二次安倍政権で標榜した「アベノミクス」によって、大企業や富裕層は潤ったものの労働者の賃金は上がらず、非正規労働者が大幅に増え、「格差社会」がもたらされ、21世紀のこの時代に「貧困」が社会問題化するに至りました。

政治の私物化
 更にその政治過程において、「お友達」を優遇したことを問わねばなりません。森友学園問題、加計学園問題、桜を見る会など身内に国民の税金を使い優遇したことです。
そのうえ問題なのは、内閣人事局を設置し、官僚の人事も操ったことです。首根っこを掴まれた官僚は忖度し、首相に都合の良い答弁をしました。森友学園問題では、文書改ざんをさせられた赤木さんが自死に追い込まれ、一方改ざんを指示した上司は国会でもしらを切り通し、結果、栄転するという許しがたいことが行われました。

国論を二分した「安倍政治」
 このような政治の私物化に加え、「安倍一強支配」と言われるような強引な政治運営も問題です。かつての自民党政権は長期政権下でも野党に配慮し、少数意見に対しても一定程度耳を傾けてきました。しかし安倍氏は異論には耳を貸さず、小選挙区制がもたらした国会での圧倒的多数を頼みに、特定秘密保護法や安保法制(戦争法)など、憲法違反の法律を次々に通してきました。安保法制の審議過程では内閣法制局長官の首を自分の意に沿う人にすげ替え憲法解釈を変更してまで強引に進めました。憲法に基づき政治を行うという立憲主義を踏みにじる行為です。
 異議を申し立てる人々を「こんな人たち」と切り捨てるように、異論を許さない強引な手法は大きな反発も呼び、「アベ政治を許さない」というプラカードが多くの人々に掲げられたように、国論を二分させてしまったことも大きな罪だと思います。議論することは民主主義の基本です。それが軽んじられ異論を封じてきてしまったことは重大な誤りです。

政治と宗教の問題
 安倍氏銃撃事件から安倍氏と旧統一協会との関係が取りざたされています。壺や印鑑などを高額で売りつける霊感商法や、集団結婚などがニュースになったカルト集団です。安倍氏の祖父である岸信介氏が日本に持ち込み、協会の政治組織「勝共連合」と共に反共攻撃のために自民党は政治利用してきました。安倍氏は旧統一協会(現世界平和統一家庭連合)の広告塔となり、協会は選挙の際自民党の運動員や支持母体となる持ちつ持たれつの関係がつくられてきました。政教分離の観点からも大問題です。
 国葬となれば安倍氏の業績を全面的に称えるものとならざるを得ません。安倍氏を評価しない人への弔意の強要にもなりかねません。内心の自由、思想信条の自由にも関わる問題です。しかも多額の税金が費やされます。
 このように様々な問題をはらむ国葬が国民的議論すら行われないうちに拙速に決められたことは問題です。安倍元首相の国葬に反対します。

長文を読んでいただきありがとうございました。

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今日、明日と総務常任委員会の所管事務調査で茨城県の4自治体を回ってきます。
いってきます(^-^)/






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ラジオ体操が来た!

NHK第一ラジオの朝のラジオ体操が三芳町にやって来ました。
多くの町民の皆さんが早朝から町の総合グラウンドに集まりました。
私は様子を見に行くだけのつもりだったのですが、「どうぞ中に入って下さい」と、結局皆さんと一緒に体操をさせていただきました。

朝の風が気持ち良かった\(^-^)/

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コロナ感染者急増中

2週間ほど前に東京都の感染者数は8月には1日5万人などという予想がありましたが、それが現実味を帯びてきました。
ワクチンが必要な人はいます。ですから接種体制を整える必要はあります。
しかしどこまでワクチンをうち続けるのでしょう?
当初感染予防のためと言われてきたのが、いつの間にか重症予防に変わっている。
むしろコロナワクチンの副反応で亡くなった方、重篤化した話は直接・間接、多く聞いています。

さて、ふじみ野救急病院の駐車場は満車。病院前は連日大渋滞です。
いつになったらコロナは収まるのでしょう?

感染者数

上表は県のホームページより 7月19日現在
「町」の中では断トツだった三芳町が伊奈町に追い抜かれました。別に競争をしているわけではありませんが、あくまで数字上の話です。



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国内最大級の風力発電計画は撤回を

脱原発→自然エネルギーへの転換は推進すべきですが、これが新たな利権や金儲けの道具になっています。
各地で自然を破壊してのメガソーラー建設が問題になっていますが、突然降って湧いたのが奥会津昭和村での国内最大級の風力発電計画です。
住民に全く知らされないまま計画が進められていました。
建設予定地は1000メートル級の山が連なりブナの原生林も残る山深い地域です。小尾瀬とも言われる高層湿原の駒止湿原もあります。
ここに高さ200メートルを超える巨大風車を40基も建てようという計画です。

昭和村


詳しくはこちらをご覧下さい。


風が吹かない所にこんなものを造ろうというのですからどうかしています。
これまで投稿してきた飯能市阿須山中のメガソーラーもそうです。
どう考えても採算が取れない事業が堂々と進められている。
採算よりも建設自体が目的になっている。
いえ、儲かる人がいるからこのようなことがまかり通っているのでしょう。
原発に代わる新たな利権と化しています。
こんな計画絶対撤回させねばなりません。

因みにこの昭和村、私の父の出身地です。
私も少年時代、夏休みになると昭和へ行き虫捕りや魚採りに興じ、夏の間ここの大自然が私の友だちでした。
当時、村の人は「なんもねえ村だ」と言っていましたが、この大自然こそ最大の財産であり、今はそれを生かした村づくりを行っています。
また苧麻という麻の織物「からむし織」が特産品で、現在国内では麻織物は昭和村と沖縄八重山上布しか生産されていません。
カスミソウの日本一の生産地でもあります。
こんな村に巨大風車は要りません。






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参議院選の民意の流れ

参議院選挙では皆様のご期待に沿えず申し訳ありませんでした。

結果として今回の選挙結果は大方の予想通りでしょうか。
細かい分析は今後に譲るとして・・・。

ロシアのウクライナ侵略という情勢の中、「日本も攻められたらどうするんだ」「もっと軍備増強を」。果ては核共有・核武装論まで出てくるという勇ましい言説が流れを作ってしまった中、野党もその流れに乗ってしまった、或いは抗しきれなかったと言えます。
私も党の看板を背負っている議員である以上、この場であまり持論を展開するわけにはいきませんが、わが党を含め、この事態への対応について反省を含め捉えなおす必要はあると思います。

戦争が長引くにつれ侵攻当初の熱が引けて、それとともに物価高が人々の生活にじわりと重くのしかかってきました。
それは政権支持率の急落に繋がり、与党有利から多くの選挙区で与野党接戦という情勢に変化してきました。
ところがそれをいっぺんで吹き飛ばしてしまったのが安倍元首相銃撃事件です。
野党が盛り返してきた流れを一気に押し戻してしまいました。
大平総理が選挙中に倒れ、自民党大勝になった過去を思い出しました。

しかし安倍氏が凶弾に倒れたこの事件は、明らかに警察の失態、甘々な警備体制です。
私が7年前、広島の原爆忌、原水爆禁止世界大会に参加した時、たまたま安倍当時首相と同じホテルに宿泊しました。
ホテルは海に半島状に突き出した3方を海に囲まれた場所で、おびただしい数の警官がホテルを囲み、海岸にも警官が陣取り立ち入り禁止、砂浜の散歩も許されない状況でした。
ホテルもロビーに立ち止まることも許されませんでした。

元首相と言え、いまだに隠然たる影響力を政界に及ぼしている立場の人です。余りに手薄な警備であり、一発目の銃声が聞こえてからの対応もお粗末と言わざるを得ません。
とても後味の悪い選挙となってしまいました。
これにより日本の民主主義が更に後退してしまうような事態は避けたいと思います。

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選挙は終わっても11日は恒例のフラワ―デモでした。
埼玉県内では、浦和で始まったフラワ―デモ。
その後川越。今年に入ってから狭山、先月からは飯能、今月からは新座へと広がりました。
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核兵器禁止条約に日本も参加を!

2022年 原水爆禁止国民平和大行進が全国で行われています。
三芳町・富士見市は7月4日に行われ、広島、長崎へと進んでいきます。

核兵器の製造も所有も使用も禁止し、核廃絶を目指す核兵器禁止条約に署名したのは86か国・地域、批准したのは66か国・地域になりました。
ところが被爆国である日本がここに参加していません。
理由は核保有国が参加していない。参加していない保有国と参加している非保有国、双方の隔たりが大きい。
であればこそ、広島・長崎を経験した戦争被爆国である日本が参加し、その双方の橋渡し役を務めるべきではないでしょうか。
しかしアメリカの顔色ばかり窺っている日本はそれをしようとしない。それどころかロシアのウクライナ侵略に乗じて「核共有」まで言い出す始末です。
時間は掛かっていますが、世界が少しずつ核兵器を無くそうという方向に進んできているのに、被爆国である日本が核を持つなどということになれば、これまでの人々の努力が水泡に帰してしまいます。

日本政府に核兵器禁止条約に参加させましょう。
参加しないなら参加する政府に替えましょう!

平和大行進、三芳町長からもメッセージをいただきました。

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今年の平和大行進は7月4日

今年は久々に「大行進」があるようです。

被爆国でありながら核兵器禁止条約に参加しない日本。
本気で核廃絶に取り組む気が感じられません。
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この猛暑、里芋の葉も茶色に。
里芋は高温多湿を好みます。高温はいいけど、雨が降らないとダメです。
三芳特産のサツマイモもまだ苗が活着していない所もあるそうです。
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ベランダの朝顔も咲き始めました。
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カマキリ見っけ!
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プロフィール

本名 洋

Author:本名 洋
本名 洋(ほんな ひろし)です
埼玉県入間郡三芳町
三芳九条の会・前事務局長
原発さよならデモ@埼玉
東京空襲犠牲者遺族会
みよしグリーンサポート隊

日本共産党三芳町議会議員
2011年の福島原発事故以来、脱原発運動に参加して来ました。毎週金曜日、官邸周辺の脱原発抗議行動、埼玉県内延べ31ヶ所で行ってきた原発さよならデモ@埼玉。他にも反TPP、護憲・平和運動等に携わってきました。

2015年4月、三芳町議選初当選。
高齢者、子ども、LGBT、障害者…、社会的に弱い人々の視線で活動してきました。
誰もが安心して暮らせる町づくりを!一人一人が大切にされる社会を目指しています。

メール [email protected]

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