勝田駅から直行バスで、国営ひたち海浜公園へ。
ゲートをくぐり、階段に座って、お弁当を食べようとしたら、“常識人”のダンナが「空いてるベンチを探そうよ」。
混んでる日曜日なのに運良く、二人分だけ、座る場所を見つけた。
「上野駅で買ったお弁当なんだけど。どっちを食べる?」。「当然、牛肉でしょ」(笑)。
「山賊焼弁当って、知ってる?」。「信州名物だよ」。
「なんだろ、なんだろ、オープン! キャー、このお弁当、巨大な唐揚げを5つに切って、ご飯の上に乗せてる。あたし、こんなの食べきれない」(笑) 。
「ひと切れ、もらうよ。ニンニク風味で、うまいじゃん」。
NewDays(ニューデイズ)の「チョコバナナ クレープ」(ダンナはチョコとバナナが大好き!)を食べながら、ゴルフ旅行で、友人と行っていたカンボジアの土産話を聞く。
「へぇー、ネットに書いてあるほど、治安は悪くないんだ」。
「トゥクトゥク(バイクに人が乗れるように荷台のようなものをつなげたもの)で、オールドマーケット(土産物などを売る賑やかなマーケット)に行ったよ」。
「へぇー、トゥクトゥク、乗ってみたーい! タクシーより涼しそうよね」。
「はい、お土産。パイナップル クッキーだよ。試食して、おいしかったんだ」。「カンボジアの?」。「カンボジアで買わなきゃ、意味がないじゃん」(笑)。
「やっぱり、山賊焼弁当、食べきれない! 最後のひと切れ、もらって!」。「いいよ」。
「あぁー、有名なハム焼が売ってる!」と興奮するダンナ。
大きな換気ファンが回り、炭火でどんどん焼くハム焼のいい匂い!
ダンナが1本買って、ひと口だけもらう。「脂が乗ってて、うまいじゃん」とあたし。
茨城県名物のローズポークを焼いたものは売り切れ。値段は紙を貼って、隠してあった。
「いくらだと思う? オレ、1000円」。「700円くらいじゃない?」。
あたしが紙をそっとめくると、700円の文字。「賭けをしておけばよかったな」(笑)とあたし。
「有名なネモフィラカレー、まだ売ってるかな?」とあたし。「青いヤツだろ、オレ、絶対食べない」(笑)とダンナ。
ネモフィラカレーはどこにも売ってなかった。好奇心から頼んだものの、あまりのグロテスクさに食べないで、返却口へ返す人が続出だったらしい。
人工着色料の青色1号が使われている。北海道の流氷カレーはクチナシ色素。
ご飯にルーを半分かけるのではなく、ご飯の全面にかけられているのは、これから行くネモフィラの丘(みはらしの丘)を表しているのだろう。
ネモフィラ色の淡いブルーの着色料を使うと、カレーなので加熱すると、緑色になってしまうので、試行錯誤を重ねたと朝日新聞の古い記事に載っていた。
「あーん、ネモフィアブルーソフト(450円)、食べた〜い!」とあたし。
どうやら、ネモフィラ色のおいしそうな食べ物が作れるようになったらしい。
「かーちゃんと栗が有名な小布施に行って、2〜3キロ、太ったって言ってたじゃないか。5月のフォトウェディングまで日にちがないぞ」(苦笑)。「そうよね、あきらめる」(笑)とあたし。
「キャー、ネモフィラブルーレモネード、飲みた〜い。ドリンクならいいよね?」。「ネモフィラを見てからにしようよ」とダンナ。
「青いゼリーがシュワッとはじける! 才色兼備のサイダーゼリー in レモネードソーダって、書いてあるよ。ゼリーがはじける!? あとで絶対飲もうね」とあたし。
ネモフィラの写真をちょこっとだけ紹介。広大なみはらしの丘一面に咲く絶景は次回、お楽しみに!!
【追記】
フォトウェディングで着るウェディング ドレスをデザインした桂由美さんが去る4月26日に94歳で逝去した。
1965年以来、花嫁の門出を世界一美しくするために49年間も尽力してきた。「意思を受け継ぎ、ブライダルハウスのスタッフ一同が、大切な日が最高の1日になるように精一杯お手伝いします」と逝去からすぐに手紙が届いた。
晩婚だったのでお子さんがいない。養子もいない。跡を継ぐ方がいるんだろうか。春にパリコレへ車椅子で行っていたと聞いていたので驚いた。
【がんばる 街のぬいぐるみ】
クリニックのそばの薬局さんで働いていたドングリくん。太いマユがキリリとして、ドングリ界でも美男子!? 白衣姿が使命を感じさせます。水色の靴がキュート!
つづく。
- 関連記事
-