(1)塗香をくれる「常香講」に行って来た!
- 2023/08/03
- 08:55
7月20日(木)11時から常香講(じょうこうこう)に参加しました。講金2000円をお支払いすると、塗香(ずこう)と御守(おまもり)がいただけます。
浅草寺が本尊の待乳山聖天(まつちやましょうてん)という仏教寺院で、常香講が行われました。
能舞台(?)で、太鼓と鼓(つづみ)と笙(しょう)の演奏をしていました。
本殿です。常香講大般若(じょうこうこうだいはんにゃ)法要執行と書かれています。
撮影禁止だと知らず、写真を一枚撮ってしまいました。ごめんなさいね。
待乳山聖天は、なぜか、大根が奉納されます。何の由来があるのでしょうね? 常香講に参加していたのは20人あまり。老若男女いました。みんなお数珠(じゅず)とお経を持って来ていました。あたしは、両方持って来ず(笑)。
お坊さんは4人いました。読経を30分間(はんにゃーはーらーみーたー)。お経を読むのは紫色の法衣に橙色(だいだいいろ)の袈裟(けさ)のお坊さんでした。その後、ありがたいお話を30分間。
時代小説家の池波正太郎は、「大川と待乳山聖天宮」というエッセイで、「生家は関東大震災で跡形もないが、隅田川の水と待乳山聖天宮は私のふるさとのようなものだ」と書いています。
池波正太郎は、1923年、旧東京市浅草区聖天町61番地(待乳山聖山の南側)で生まれました。この年の9月に関東大震災が起こり、生家は焼失してしまいましたが、少年期、青年期を台東区で暮らしました。今年、生誕100周年です。
100円バスのめぐりんに『鬼平犯科帳』の主人公・長谷川平蔵と『仕掛人・藤枝梅安』のイラストが描かれています。
1960年、『錯乱』で直木賞を受賞し、『鬼平犯科帳』、『剣客商売』、『仕掛人・藤枝梅安』などの人気シリーズをはじめ、時代小説の傑作を次々と生み出し、この待乳山聖天あたりも、たびたび舞台として登場します。
池波正太郎のファンであるあたしは、『鬼平犯科帳』、『剣客商売』を繰り返し読み、定評のあるエッセイもほとんど読んでいます。
銀座の「天ぷら近藤」の近藤文夫(こんどう・ふみお)氏による小説に出てくる料理を再現した料理書も好きです。
創業100周年の福寿家さんで、見た目も鮮やかな伊奈利(稲荷)ロールを買って来ました。6個入り、1050円。高級稲荷寿司屋さんです。高級という割にはお安いですね。浅草価格かな?
神谷バーで、名物のカクテル・デンキブランのグラスを買いました。2個入り、810円。
前回、大学教授と麻鳥さんで、うに釜飯を食べに来た時に買おうとしたのですが、神谷バーに着いたのが5分遅く、土産物の売り場が終わっていました。
やっと買えたぞ! ずっと欲しかったんだ。30歳で過労で倒れる前はなかなかの酒豪だったあたし。デンキブランも何度も飲んでいます。
いまは眠剤を飲んでいるので、お酒は飲めないのですが、デンキブランのグラスですもの、懐かしいじゃないですか。池波正太郎の書籍が並んでいる本棚に飾っておこうっと。
(2)につづく。