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泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

せっかくなのでNAVERのイベントに行ってブログに何か書いてみたかったんだが、最初からどだい無理な話。月曜の19:30に大崎とか。誰も悪くない!誰も悪くない!

で、マネタイズハックでの発表内容について思うところがいろいろあるのだが、他人の稼ぎよりまず自分の稼ぎをどうにかしないといけないと思うので、それも書かない。

で、だ。
発注者がすべて作業内容を明記しなければいけないのだろうか
というのを読んだ。

前に頼んだSOHOのデザイナーに仕事を頼んだら、

依頼内容を決め、社内で決定した資料(どういう配置でどういうコンテンツが来るかの説明)を渡した。しかし、「このページに画像何点必要か、何をもって”1ページとするか”など明記してくれないと、作業範囲が広くてわからない」と言われたので明記し直して発注書を作成した。(これって依頼者がするのだろうか・・。)

今週からスタートするはずだった制作が「出来ない」と言われた。なんでも「画像はどの位置なのか、どこにどういう文章が入るかわからないと作業できない。作業するなら追加料金が必要だ」と言ってきた。

という話らしい。で、「WEBサイトの作成って発注者が1から10まで資料を用意するのだろうか?」という疑問に至る、と。

まあ何が一番の問題かというと、上記を書いた人がwebディレクターを立てなかったことかな。例えばフリーランスの…というのはwebディレクタージョークだが、実際、この案件では上記の人がwebディレクターの役割を担う構図だと思う。

デザイナーさんについては前回がどうだったか知らないが、その時点から今回の話までに何か痛い目を見て「手負いの虎」状態になってるんだろうなあ。残念だが呼吸するくらいによくある話だ。まあ、「前回」とやらがキャンペーン用画像だったらしいので、サイトデザインとはまた話が違うかもだが。

webディレクターがデザインを依頼する場合、社内の人だろうがそうでなかろうが、最初に「何をどれくらい」というボリューム感と期日、社外なら必要に応じて予算を伝えないといけない。それと、提供素材として何があって、それは加工してOKなのか、リサイズ以外は手を入れられないのか、も伝える必要がある。
テキストについては難しいところで、だいたい最初の発注段階では手元にないことが多い。それでもだいたいのボリューム感が伝えられればいいのだが、難しい場合は「テキストの分量どうなるか判らないから、多くても少なくても影響しないようなデザインにして」とか頼む必要はありそう。といっても難しいことではなく、せいぜテキストの量によっては成立しないような装飾とかは避けて、ってくらいだ。

というあたりで「発注者がすべて作業内容を明記しなければいけないのだろうか」に立ち返ると、まあそんな必要はない。案件で作業に着手する前って、大まかに書くと「概要で打診→成立したら詳細詰める→制作に着手」という流れなのだが(契約のタイミングは状況次第)、各矢印の部分で双方の認識をすり合わせる作業がある。こちらから提供できるものリストを送ったり、どういう情報が欲しいか教えてもらったり。本文だけでは不明だが、どうもこのすり合わせを双方が怠ってただけなんじゃないかという気はする。

当然、知っていてしかるべきなのだけれど、以下にすり合わせで発注側がするべき事柄をリスト化する。必ずではないけれど、上から順に時系列に沿ったイメージ。
・概要、ボリューム、納期、あと必要なら予算を伝える
・詳細、提供できるものリストを伝える
 →提供できるものリストは、それぞれ加工の可不可と、できれば分量も記載する
 詳細にはワイアフレーム、サイト構成図も含む。これ込みで発注したいときは別だが、明記ない場合は発注側提供と思われてもいたしかたない。
 →提供素材で見落とされがちなのが「装飾用素材」。たとえばイメージ素材は提供あるのか制作側調達か、イラストや図版は提供あるのか制作側調達か、など。ボタンや背景、枠のデザインなんかは提供ってないだろうけど、イメージ素材やイラスト、図版なんかは曖昧にスタートして後で行き違うこととかある。図版なんかはラフもらえるならまだしも、テキスト見て考えるとか以外と大変だし。イラストだって描くとなるとデザインとはまた別の話だしなあ。
・その他、先方で知りたいこと、提供して欲しいと思っていることはないか、必ず念を押す
・↑に関連して何か求められればレスする

それなりに取引の回数があってお互いの感じが判ってる相手ならともかく、せいぜい2回目くらいの相手なら、お互いにキチンとこうしたすり合せはしとかないとね。上記記事では「キチンと内容説明したし、デザイナーも最初はそれで了承した」旨のこと書いてあるけど、やっぱり双方が一人合点してただけなのかもしれない。デザイナーが地雷だったのかもしれないが…。

とはいえ、上記リスト化した手順を踏んでも、必ずスムーズに行くとはかぎらない。書き漏らしもありそうだし。そうでなくてもスタートするまで、ある案件が取り得る事態や状態は確定しないからだ。フタを空けてみることで、初めて案件はいずれかの状態に収束する。これを「シュレディンガーの案件」というのは有名な話だ。「フタを空けてみたら聞いてた話と全然違った」というのもこれに関係している。

こういう事態を避けるためにも、やはりフリーランスなりのwebディレクターを間に立てることは欠かせませんね!そうすればもう安心!お任せください!!…いやいや、webディレクタージョークです。

【おまけ:webディレクタージョーク】
あるwebディレクター、デザイナー、プログラマー、マークアップエンジニアが過労で死んだ。マークアップエンジニアはひょっとしたらデザイナーかプログラマーと同一人物かもしれない。
4人、もしくは3人は神様の前に立たされた。
最初に神様から呼ばれたのはデザイナー。
「神様。私はいいものを作るために一生懸命働きました。ですが、このwebディレクターが気分と個人的好みで言うことをコロコロ変えるので、とうとう過労死してしまいました」
神様はデザイナーに同情し、天国への扉を指差した。
次に呼ばれたのはプログラマー。
「神様。私はいいものを作るために一生懸命働きました。ですが、このwebディレクターが勝手に仕様を変えたり安請け合いするせいで、とうとう過労死してしまいました」
神様はプログラマーに同情し、天国への扉を指差した。
次に呼ばれたのはマークアップエンジニアかもしれないが、彼はデザイナーかプログラマーと同一人物かもしれないので、よく判らない。
先に呼ばれた3人もしくは2人は、webディレクターが地獄へ落されるのを見ようと、天国の扉の前で待っていた。ところがwebディレクターが何か言うと、神様は天国への扉を指差したのだ。
「おまえが過労死したのは、仕事もしないでネトゲばっかりしてたせいじゃないか!どうして天国行きなんだ?何を言ったんだ?」
3人もしくは2人は口々に言った。
するとwebディレクターは爽やかに答えた。
「こう言ったんだ。私は3人もしくは2人が天国へ行けるようがんばったので過労死したんです」
このところ、猿案件で「量が質に転化する」を現実のものとすべく必至こいてる。いまここで「それはない。なぜならば(中略)Q.E.D.」とかいう意見を見たら心折れちゃう。というわけで短い話でも。

「ロングテール」のアンダーソン氏が提唱する直感に反したオンラインメディア料金体系
という記事を読んだ。

1.最良のモデルは無料と有料の融合
2.他で真似されるものを限定品だと言って料金を取ることはできない
3.サイトで一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけない
4.有料ページにはニッチにアピールするコンテンツを置く。ニッチは狭ければ狭いほどよい

ということらしい。なるほど。常時1000万人が集うサイトで0.1%の人が1000円のものを買えば1000万円というわけか。それに広告費がえーと。まあ、それなりに入るわなあ。
いやまあしかし、常時1000万人が集うサイトとか手がけてないよ!もうちょっと現実味ありつつ、やや背伸び気味の数字で常時1万人が集うサイトで0.1%の人が1000円のものを買えば1万円。広告費は…スズメの涙カナ!って駄目じゃん。収益モデル考える上で参考にならねえ!「グラフの頂上は無料に、裾野は有料になる」とも言ってるらしいが、それで総額えーっと…。だめだどのみち討ち死ぬしか!!そもそもこのオッサンの「ロングテール」だってそうだったしな!!

というわけで何が言いたいのかというと、こういう世界的に著名な人のイメージするサイトとかモデルケースってだいたい規模が大きくて、正しいかどうか以前に9割方の人には参考にならないよねってこと。文章は「参考になるかならないか」以外にも価値はあるわけだが、まあ、そんな突拍子もない話ではないと思う。

ここまで著名な人でなくても、だいたい大手サイトや人気サイトについて考察してる話って、正しいかどうか以前にまあだいたい参考にならない。自分が日頃、運営を手がけてるサイトへリアルに当てはめて考えると判ると思う。ね?

なのに、なぜかこうそれを参考にしようとしてしまう瞬間ってのがある。近所のコンビニ行くのに地球儀を参照するようなもんなのにね!といういわけでみんなも気をつけようね!まあ「海賊王に俺はなる!」とどっこいどっこいなことを真剣に考えている人はそれでもいいけど。
NAVERのクローズドβテストをしているので、感想文など。感想文なので、まともな紹介が読みたい人は以下を参照。こういう記事は自分が書かなくても誰か書いてくれるので助かる。だって面倒じゃん?

新しくなった、探しあう検索サービス「NAVER(ネイバー)」クローズドベータ版を使ってみた

NAVERの正体は高機能な検索コミュニティ--クローズドベータ版を公開

普通、検索といえば「検索する→結果から気になるのをクリック」なのだけれど、NAVERは色々あるので説明も長くなる。

さて、上記記事でもフィーチャーされているが、他の検索と違うのは「まとめ」だろう。これは「サイト」「画像」「発言」「ワード」「フリートーク」から成る。「ワード」というのは御代に対して情報を集めるもので、「フリートーク」はお題に対してコメントを付けていく。「発言」は御代に沿った発言を足していく。まあ、こうやって書いててもよく分からないだろう。以下を見て。

フリートーク 発言集 ワード集

まあ、こんな感じ。あと、「人物」や「映画」などのジャンルで、年代やらをスライダーで絞込検索する「ファインダー」というのもある。今は「人物」「映画「グループ」「TV」「大学」がある。

まあ、これくらい踏まえてれば大丈夫。以下、本当に感想。

検索の質の良し悪しは自分にはよく判らない。よっぽどスパムが多いとか、探してるものにマッチしたものが出てこないとか。その意味でNAVERがどうなのかは判らない。が、キーワード検索についてGoogleよりすごいというわけではないだろう。

そう。キーワード検索ツールとしては、たぶんGoogleの方が上だ。他はどうだろうか?Google、Bingと印象を比較してみる。

・動画
やっぱりBingの「サムネにマウスオーバーで再生」は素晴らしい。絞込みの条件も他2サイトより豊富だし。Googleのは、見せ方がモサい。Naverは「サムネにマウスオーバーで再生」こそないし、絞込条件はGoogleと同じ感じだけど、見せ方はGoogleより洗練されている。

・画像
これはNaverが一番洗練されている。結果のサムネにマウスオーバーすると、原寸で表示される。たまに失敗するが。この状態で「右クリック→画像を保存」できるといいのだが、今はできないのが残念。

動画と画像の検索結果がページングされておらず、センターホイールor下部スライドバーor左右の矢印で横にスクロールする見せ方はよかった。テキスト検索でサユウスクロールは鬱陶しいが、画像はこっちの方が見やすい。考えてみれば、人の目って左右の動きの方が得意なんだっけ。

・まとめ
これがNaverの一番のポイントで、「まとめ」をユーザーが作ったり加えたりしやすいような気の利いた工夫が至るところにされている。しかし、だいたい検索というのは何かを探しているときに使うツールなので、「トランジット」的にユーザはサイトを踏み台にして立ち去ってしまう。その流れで「まとめ」を追加したり作成したりすることは考えにくい。「まとめ」を作ったり追加したりするときは「それをする」という目的でNaverにアクセスすることにあるだろう。「まとめ」の使いや作成が検索して何か探す流れの中に上手く組み込めればいいのだが、β版のでの実装や取り組み、自分なりの案などをつらつら考えてみるに、現状でもかなりいい感じにはなっており、これはまあ容易な話ではないように思う。

総評
他でも言われているが、やはり「まとめ」などを積極的に作るユーザがどれだけ増えるかに命運が掛かっていると思う。なので「検索ツール」として素通りする人ばかりだと、なかなか伸びないだろう。実際、「検索ツール」としては他の検索ツールに比べてはるかに優れている、というほどでもないように思う。
しかし、漠然としたキーワードから画像や動画、周辺情報などを眺めて楽しむ、という用途であれば素っ気無いGoogleや、素っ気無くはないがツール性の高いBingよりもずっと楽しい。
たぶんこれは検索ツールではなく、検索で楽しむサイトなんだろう。普通のサイトと違って滞在時間が長く、まとめなどの活動をする人が多い方が有効そうなわけだし。これはコロンブスの卵的な、ちょっと新しいアプローチだと思う。正式サービスに期待したい。

【追記】
キャッチコピーは「探しあう検索」だが、しばらく「探りあう検索」だと思ってたのはNAVERの中の人には内緒だ。そんな殺伐とした検索あるわけねー。
前々回の記事で「最近、webで何か出てきてもあまり驚いたり感動しなくなった」とか書いたけれど、Google Waveには期待で胸膨らむ思いがした。

最近だって「ちょっとした驚き」「気の利いたアイデアを見る楽しさ」みたいなのはあるわけだけど、Google Waveへの期待感はそれよりもっとずっと大きく、特に形容詞や留保はつかない。
なぜそんなに魅了されたかは自分でも明確じゃなかったんだけど「ソフトウェアエンジニアの夢、ハイパーテキスト、Google Wave」という記事を読んで納得した。
そういえば学生時代に「ライティング スペース」を読んで、魅了されたりしたしなあ。自分はソフトウェアエンジニアではないけれど、確かにハイパーテキストは自分にとっても聖杯ではある。そもそも最初にウェブに惹かれたきっかけは、ハイパーテキスト的な側面だったわけだし。

紹介記事をいくつか読んで、どれも途中で面倒になって最後まで読み通せなかったけど、それは秘密だ。断片的な情報を総合すると、現時点での「Google Wave」についてはだいたい把握できたと思う。なんというかまあ、ラーメンで言うなら「全部乗せ」みたいなものだよな。「シンプルイズベスト」とか「絞り込んだ機能」とかが好きな人はどう評価するんだろう。まあ、「シンプル」もかなりのマジックワードで、相当な複雑さであっても「シンプル」と言えるしなあ。ま、それはいいや。

この期待感はGoogle補正、ではないと思う。別の会社が発表していても、かなり期待しただろう。まあ、Gmailと合体しそうな点が期待感をさらに高めているのはあるだろうが。唯一残念なのは、リアルタイムで一緒に何かする相手がいないということだろうけれど、まあ、そういうのには慣れてる。

と。で、だ。まあここから熱く語るのは自分には無理っす。代わりに、もしこれが新サービス案として自分に提案された企画だったとしたらどうかを想像してみる。まあ、自分の今の役回りではありそうにないシチュエーションだけど。

ポアーン

ギョギョッ!

フハッ!



うん。駄目、だな。

少なくとも以下の点を解決すべき課題として挙げるはず。
・複雑すぎ
・解りにくい
・ゆえに配布サイトがあるとして、ほとんどのユーザは説明文を読む前に離脱しそう。何か工夫が必要。動画で見せるだけでも不十分なくらい。
・そもそも一部のマニアを除き、誰がターゲットになるのか思い描けない
・そのマニアでも、機能をフル活用してくれるかどうか怪しい
というわけで、「このままだと一部の好事家に持ち上げられて終わり」みたいになるよね、と。あと「HTML5前提なら、一般への対応ブラウザ普及率も見つつやらないとね」とか。
いや、他のwebディレクター諸賢なら「これはすごい!ぜひやろう!」とかなるのかもしれないが。

そういえば、今回のGoogle Waveお披露目で重要な成果の一つは「HTML5の姿を、解りやすく具体的に垣間見させてくれた」ということかも。

にしても、う~ん。なんだろう前フリとのこの落差。多少動く試作版も出してくれたなら、その熱意に報いるべく自分も実現の道筋を探るのに最大限協力はするだろうけれど、それでも上記の課題は無視できないだろうな。

いやでも、もしこれが友人に「こういうの作ってんだ~」とかで説明受けつつ多少動く試作版を触らせてもらったんならどうか。

え!?これ作ってるの?おまえが?マジで?これを?おまえが?うっそ!?これすごいよ!ちゃんと完成したときには…!うわぁ!!頭がフットーしそうだよおっっ!!

くらいは思うだろう。

あー。そうか。そういうことか。なんだかなあ。だが、うーん。
Feecle、nowaがやや相次いでサービス終了となった。これは後付になってしまうけれど「やむを得ない」という感じがある。

自分はそうだし、だいたいの人はそうかもしれないが「自分の手がけるサイトが、その分野で一番になって欲しい」とは思いつつも実際には2番手3番手どころかもっと下の方の順位に位置して、よくてもせいぜい「下部リーグのトップ争い」みたいなことに汲々としているわけだ。まあ、企業のIRサイトなんかはあまり関係ないだろうけれど。

で、2位~N位までが(1サイトだけじゃ厳しくても)食っていけるのは、1位の生む利益が莫大なので、そこ創り出したハンパない需要と(サービスへの)認知度の、言い方は悪いが「おこぼれ」にあずかっているからじゃないかと思う。食べこぼしではなく、取りこぼし、だが。

で、その圧倒的な1位というのが、そんな状態なのにロクロク収益化で規定ない場合、当然ながら2位以下がそれで収益を生むのはさらに難しい、ということになる。Twitterだって世界中でアレだけユーザを集めてるわりに、そこから期待できそうなほど大儲けはしていないようなので、そりゃまあ同じような分野でもっと小規模なサイトがそうそうビジネス的に見合った利益を生むとも考えにくい。他にはまあ、動画投稿サイトなんかもそうだ。特にこっちはテキスト投稿に比べてインフラコストが大きいので、なおさら苦しいんじゃなかろうか。

確かに、webでは新しいサービス形態や需要に対して「先行者の利」が働きやすく、2位以下を目指すにしても早期参入が欠かせないような感じはある。しかし結果として1位でさえ収益化に苦戦するような分野であれば2位以下が収益を上げれるわけもなく、資金が潤沢な会社の投資的な性格が強いチャレンジ案件とでもいうのでなければ、無理がたたってお亡くなりになる可能性が高い。

というわけで、ヘタレぶりを晒すようだけれど、たいていの会社は真新しいwebサービスが登場したときすぐ飛びつくのではなく、1位がどれだけ収益を上げていそうか見極めてからの方が商売としては無難だよね、というふうに思うわけです。チャレンジ精神は大切だけれども、それで会社経営が厳しくなったら本末転倒なワケで。
nowaはライブドアだし、Feecleの日本サイワールドは親会社が金持ってそうだから大丈夫そうだけれど、小さな会社が同じようなサービスを同規模で展開してコケたら、諸共に会社もコケる可能性は大いにあるだろうし。

というわけで、チャレンジは大事だけど「生か死か、乾坤一擲の大勝負」みたいなことがしたいんでもなければ、新サービス参入は上位陣、とくに1位がどれだけ儲かってるか見極めてからの方がいいよ、という話。

まあ退屈な話だが。

それはさておき、同系列サービスで残ってるWassrの運営元、モバイルファクトリーのお知らせページを見ると、「オフィスがよく取り上げられる」「よく取り上げられる弁当男子がいる」という感じらしい。我ながら書いていて「どんな感じだよそれ!」とも思うが。あと、開発部にウィルキンソンのジンジャーエールが常備されているようだ。羨ましい。
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