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泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

地方でネットの利用が進んでいない話


という記事が現時点で1~3まであるのだけれど、

たぶん、地方じゃそういう「Webサイト作りますよ」的な仕事をしてる人もほとんどいなかったり、もし居たとしても今まで無かったネットでの宣伝・告知・サイト構築みたいなことに対する相場が分からず、仕事を頼みにくいって状況なのかな。

という文章があった。日頃辛いことがあると「地方でweb制作の仕事をして心穏やかに暮らせないものか」などと一言一句現実離れしたことを考えているので、実際にちょっとこの線を検討してみよう。

本来ならここで、ペルソナとして具体的な場所を想定するのだろうけれど、面倒なのでパス。と思ったが、たまには面倒臭がらずにやってみよう。場所は…会津ITサマーフォーラムが来月なので、会津若松市にしよう。OpenOffice.orgを市役所に導入したらしいし、他のところへ行くよりはやや芽がありそうだ。
以下、Wikipediaの記述と市のサイトから仮に考えてみる。

会津若松市-Wikipedia
会津若松市


これらによると、会津若松市は以下のような市だ。
・人口は約13万人(平成19年度)
・同地方の中心都市で、圏域をあわせると200年時点で19万人くらいの人口。
・商業は他の地方と同様に苦しい
・会津大学がある
・富士通やSpansion Japanの半導体製造拠点がある
・オリンパスの系列企業会津オリンパスが所在する
・商工業は上記以外だと主に中小
・農業をやっている
・1000億円の財政赤字らしい
・会津若松市IT特区があるらしい(平成19年度で終了)
・鶴ケ城ほか、史跡を中心とした観光業にも注力している様子
・IT産業で振興したいらしい

適当に決めたものの、意外とITに関してはやる気らしい。まあ、web制作が念頭にあるかどうか知らないが。

さてそこで、自分がここでweb制作の受託案件をすると考える。
まず、会津若松市に友人知人は一切いない。私のことを知っている人が誰もいない土地でのスタートだ。引越しだとか何だとかは諸々すっ飛ばして、開業したとする。

飛び込み営業は必要だろう。仕事を紹介してくれる人がいない。あと、「企業誘致事業を推進」しているらしいので、相談してみてもいい。市を代表するらしき企業はどこもサイトを既に持っているようなので、そこに対しては別の制作会社から仕事を奪う戦いに勝つ必要がある。これは、ちょっと難しいかもしれない。特に富士通とかは本社側で制作会社を手配している可能性がある。
となると、地域の中小企業や商店だろうか。

とはいえ、それだけだといかんせん数が少ない。新規で会津若松市圏域の企業や店舗で作れるだけサイトを作っても、大層な数にはならないだろう。というか、数年で頭打ちか。運用費って取れるんだろうか。そんな費目は予算にないだろうなあ。払ってくれるにしても、首都圏の同様なクライアントほどサイトの費用対効果がないだろうから、さほど予算はつかないだろうなあ。EC系で全国発送をしようって業者くらいか。

と、ここで競合他社を調べてみる。目に付いたところだと
有限会社オレンジ・パレット
クリックラボ
デザインオフィス スタック
辺りが「自社サイトは」比較的しっかりして見える。あと、ほぼ間違いなくスタックは個人。法人だったとしても従業員1名だろう。

株式会社トコム
は実績が公開されていないが、東京支社があるらしい。そっちの方が売り上げ高いかもしれない。

Office You
ここはブログがあるが一度も記事が書かれた形跡がないし、ちょっと心配なサイト。「我々」とか言ってるけど、一人だけかも。そもそも企業なのか?まだ営業しているのか?

とまあ、こういう顔触れと競合していくわけだ。意外とあるなあ。まあ、これらの会社のクライアントを奪うのは難しい気がする。料金とか質の面ではなく、「これまでの付き合い」なんかがネックになって。

また、実績を見るとクライアントは福島県福井県全域に渡っている場合が多い。そりゃまあ、人口20万人もなさそうな圏域だけでは成り立たないわな。
しかし、首都圏に比べても福島県福井県は広そうだ。公共交通機関ってわけにもいかんだろうから、打ち合わせは自動車で。って、免許取らなきゃいけないのか。遠方まで車で行って、終わったらまた車で帰る。朝一の打ち合わせをして昼過ぎには帰社って可能なんだろうか。

定常作業以外は電話とメールだけでってわけにもかないんだろうか。そういう仕事の進め方って、どれくらい根付いてるんだろう。いやむしろ、地方の方がそういうスタイルって普及してるんだろうか。

では、ちょっとまとめてみよう。
・まずは役所へ相談
・クライアントの対象は県全体
・まだサイトを持ってないクライアント以外は厳しいかも
・移動は主に自動車
・客単価はたぶん首都圏より低い
・県外からも仕事が取れるようにする

「県外からも仕事が取れるようにする」は、首都圏など大都市圏でも同様だがそれより切実。市場規模がすごく小さそうだから。かといって、そういった大都市圏からから仕事を取ってくるのは営業コストがなあ。そもそも土地土地の競合が多すぎるか他でも県外だと打ち合わせとかのコストが高くなるのか。コミュニケーションの手間とかも。

うーん。ポジティブに考えると、会津若松市ならどうにかなるかも?と一瞬だけ思う。しかし、同様の仕事を首都圏などで新規開業するのとどっちが「まだ難しくない」かというと、ちょっと判断つかない。自分の場合は誰一人として知っている人がいない分、会津若松市の方が大変だろうなあ。他の地方都市だとどうなんだろう。

※地方を使ってwebサービスを展開する仕事については「地方のローカル情報サイトが少ない理由(取り急ぎ版)」が直接ではないものの参考になりそう。
素材集めというのはRPGで言うところの「お使いクエスト」みたいなもので、退屈な仕事が多いディレクションの中でも最たるものだ。とはいえ、現場を離れない限りはずっとついて回る。難易度はゼロ~無限の幅広い段階がある。

難易度ゼロは「期日までにちゃんと必要なものがそのまま使える状態で集まる」というもの。無限は事実上「けっきょく集まらない」という意味で、可能なら自分たちで新規に作成するか、手配する算段が必要だ。

その中間のレベルにある素材集めについて、対処を書いてみたい。ただ、いつも上手く行く方法はない。ので、切歯扼腕して欲しい。

と、その前に。素材集めが難航するにはいくつかの理由がある。それを簡単に列挙しておく。なお、自分達で新規に素材を作成するケースは考慮しない。

【素材集めが難航する理由】
・やる気のない人間が集めている
・いい加減な人が集めている
・忙しすぎる人が集めている
・素材の関係者が多い
・素材がゼロからの新規作成だ
・スケジュールに無理がある

だいたいこんなところか。
「素材の関係者が多い」というのは集める先が多い、著作権者や上司など、上位承認者が多いことを意味している。

で、どうするか?

・素材表を作る
これは難航していようがいまいが、よほど素材数が少ない限りは作った方がいいもの。「だれが」「いつまでに」「何を」集めるか。付け加えるなら「どこから」「いくつ」集めるかも。あとは備考欄と、めったに使ってもらえないけれど「集めたものをチェックする」欄も。

・しつこくリマインド
相手が入稿してくれるまで、ひたすらリマインドする。(遅れが)酷いときは1日に1回か2回は。これは相手が何らかの理由で、素材集めを失念しがちなときに使える。ただ、それでもうるさがられて険悪なことになる可能性も。とはいえ、何が何でも集めざるを得ないことがちゃんと理解してもらえているなら有効だ。

・ついででリマインド
別件で話したりメールする機会が多い相手なら、その機会に「ついで」といった感じで伝える。本題の最後に「そういえば○○の素材ってどうなりました?」くらいに。だいたい「まだです」と言われるわけだが。

・補足「まだ集まってないですよね?」
「どうなりました?」「集まってますか?」という聞き方をして「集まったら渡してるに決まってるだろボケが!」というふうなことを思われそうな場合は、「集まってないですよね?」という聞き方の方がいいことも。「集まってないのはお互いに分かってるけど、いちおう確認してるんだからね?」という態度。

・補足「どんな状態ですか?」
画像であれテキストであれ何であれ、そのまま使えるのか、あるいは加工をすればいいのか、それとも参考資料であって、それを参考にしつつこちらで作らないといけないのかは、素材集めが発生する場合、必ず確認しておくこと。加工する場合はどれくらいの加工が必要か、も。それによってスケジュールも見積りも大きく違ってくる。

・淡々とリスケ
自社案件だと有効とは言いがたいが、受託案件の場合、素材の期日を過ぎた後で淡々とリスケするのもいい。だいたいは日程にどこかしら余裕があるので、いきなりリリース日が伸びることはないが、あまりにも集まらないうえに集まらないとどうあっても先に進めないという場合はリリース日もそのうち伸びる。相手は死ぬ。
ただし、リリース日が伸びるのは余程のことがない限りできれば避けたいところ。双方のためにも。

・上の人を召還
こちらは逆に、自社案件でのみ可能。素材をくれるはずの担当者から素材がどうでももらえないとき、その上司に掛け合ってみる方法。その上司がどんな人かによっては、使えない。これで今まで素材を出してこなかった担当者から即効で素材が出てくると、目的は達せられるのにかなり精神衛生上よろしくない。

・放置する
「素材が集まりましたら、その時点であらためてスケジュールを切りなおします」と通知して消息を絶つ。あるいは、それさえ言わないか。本当に何度言っても集まらないときに使う。が、だいたい後で自分も困ったことになる。上記を全部試してそれでも集まらず、集まらない限りどうにもならないときにのみ選択肢として検討すべき。相手からも連絡が途絶え、気付けば案件そのものが立ち消えていることも。そうなるとそこまでの投入工数が回収できず、自分でも「そんな案件あったっけ?」というフリをしてみせる強い心が必要になる。

こうやって並べてみると、手持ちのカードが実に少ない。我ながら不安だ。
久しぶりに実務的な記事でも。
【海外事例に学ぶ】「会員登録はこちら」を用いない会員化シナリオ
という記事を読んだ。

A List Apart.掲載のLuke Wroblewski氏による記事、"Sign Up Forms Must Die"をご紹介します。

ということで、会員登録が一つ様なサイトに対して最初から登録をさせるのではなく、途中までは普通に機能を使わせて、最後の段階で会員登録をさせる手もあるよ、なかなかいい手だよ、というお話。

上記記事ではjumpcutという動画共有サイトを例に挙げている。このサイトでは動画をアップして編集するところまでは会員登録不要で、最後の公開・共有の段になって会員登録が求められるというもの。
こうした手法は実際には真新しいものではなく、日本でもアダルトサイトなんかでは時々見る手法だ。途中まで来たのだから、最後の段階で「止めた」という人よりも、底で登録して利用フローの最後まで行こうという人の方が多いはずだ、という仮定に基づいているんだと思う。

しかしこれはちょっと注意が必要で、「会員登録不要のサービス」だと思っていたら最後の最後に「ここから先は会員登録してね」と出ると、何となく騙された気になって去ってしまうユーザもいるものである。「会員登録必要なら先に言えよ!」と思われて心象悪くすることも。
また、そこまでで何らかの作業をしていた場合、「作業(この場合なら動画のアップと編集)が終わった気になっているユーザ」に対して「会員登録する」という作業が新たに出てくると、普通に会員登録してから作業に入るよりも面倒臭く感じられる。
ネットを使い慣れていないユーザなら、そこで会員登録フローに入るとそれまでの作業が失われるのではないかと危惧されることもあるだろう。jumpcutではそんなことないんじゃないかと思うが。

とまあ上に挙げた要因によって、却ってユーザが登録まで至らないケースを生み出してしまう可能性は充分にある。こうした事態を避けるには、アカウントを持たないユーザが機能を使う場合、以下の2点をどのページでも目立つ形で告知するだけでいい。

・最終的にユーザ登録が必要であること
・フローの最後手前でユーザ登録しても、現在作業したデータはブラウザを閉じなければ消えないこと

後者は、そういう使用でなければ書けないが、ともかく最後の手前で登録が必要なことと、どこまで登録不要でできるかを示すのがいい。たとえば、各作業のステップごとにページ上部へ「動画のアップ>編集>ユーザ登録>公開」など掲載して、ユーザが今いるステップの部分をハイライトさせるとか。
普通にユーザ登録だと「登録>仮登録完了>本登録完了」などステップを表示することってあるけれど、アレに似ている。こうしておけば「ああ、この次で会員登録しないといけないんだな」などど理解してもらいやすくなる。

現在、jumpcutはyahoo!に買収され、上記フローはなくなっている。まずyahoo!IDでログインしないといけない。これが登録に至らないユーザを増やす結果になったからなのか、たんにYahoo!の統一的な方針のためなのかはよく分からない。

【追記】
ちょっと当たり前の話しすぎて反省した。
クリーチャー
画像の元ネタはこちら↓
すごいくまがいたもんだ!~くまフォンの秘密~

DDIポケット時代からかれこれ10年近く使っている忠実なwillcomファンであるところの自分から見ても、なんでこんなに「くまフォンネタ」を引っ張るのか、そもそもなぜそんなにも「くまフォン押し」なのかは理解できない。
おそらく深遠なマーケティング戦略があるに違いない。(こういうwillcomらしい不器用さ、嫌いじゃないぜ。むしろ好きだ。本社だって本当は九州とかなるべく東京から遠いところにあって欲しい)

そういえば、今年の2月くらいに店頭で配られてた「進研ゼミのマンガ」みたいな小冊子もナゾめいてたな。メインキャラの女の子が「ゆうちぇる」と「えりちぇる」なんだが、何でそんな名前なのかサッパリ判らなかった。
で、ちょっとだけ調べてみた。

元は同人誌かなんか?
→「WILLCOM話:蜜蜂でエッジeメール

あと、謎を深める感じで
→「WILLCOM NEWS UPLOADER

うん。奥が深い!

閑話休題。

Google Street Viewが話題になってiPhone3Gの話題がBlogなどで少し勢い落ちた気がするけど、Google Street Viewってディレクション的に目先の問題としては「周辺の様子を動画で撮ってサイトで見られるようにしましょう!」「駅からの道のりを以下同」とかいう企画を売りづらくなった一方で、だいたい同じような目的をGoogle Street Viewの貼り付けで導入コスト&工数低減しつつ達成できそうで、まあ一長一短という感じ。くらいしか言うことない。ディレクションに限らなかったり目先に限らなければもっとあれこれ書けるけど、それはいいや。みんな書いてるし。

そういえば、iPhone3Gにしてもなんにしても、最近は「コミュニケーション」が中・長期的なweb展開のトレンドで、サービスやらサイトやらもそういうのが多い。ちょっと前までは「勢いあるなあ」だったけど、最近はやや食傷気味かつそれ以外になかなか目立ったものが出てきてない気がする。「みんな!レッドオーシャンとブルーオーシャンの話を忘れたの!?」みたいな。

それこそGoogle Street Viewくらいか。自分のアンテナ感度でキャッチできるレベルでは。あれは賛否両論だけれど、ネットを普段あまりしない知り合いに見せたら「ああ!ウチが写ってる!」「洗濯物これ干しッぱじゃん」みたいな感じで、どっちかというと「街頭インタビューの後ろに自分が映ってた!」「野球中継でスタンドの客席に知り合いがいた!」みたいな反応だったなあ。
あれはGoogleのコンテンツで、「「世界的に有名らしいGoogleのコンテンツの中に自分の家が!知り合いが!」みたいな感じなのかも。なんだろう。Google Street Viewに今の段階で何かネガティブな反応を示す人は、それなりに日頃からそういう点に意識的な人くらいなのかもなあ、とか。たいていはみんなそこまで考えてないんだよな、やっぱ、とか。まあ、自分も別に嫌じゃないけど。

そういえば「ユーザー作成コンテンツがひっくり返す、商売の常識」という記事を読んだけれど、ユーザーにコンテンツを作成させたり投稿・伝播させるシステムはどんどん簡単になってきたけど、自前で運用側がコンテンツを用意する大変さはビタ一変わってないせいもあるなあ、と。そういう意味で、ユーザー作成コンテンツを媒介にしたコミュニケーションサイトが増えるのは、商売として判らなくもない。受託案件でもコンテンツの手配ってけっこう大変だし、1分野でも調達の得意なコンテンツがある制作会社ってそれをウリにそこそこやってけるし。有料課金の占いとか。ああいうのはそれを得意としている会社がある。メディア工房とか。「○○先生の占いコンテンツはウチだけの独占ですから!」とか。いや、話がそれたが。

そもそも全体を通した話の流れがないから、まあいいか。

次回は「素材集め」について書こうかな。
予告.in」というサイトがあるわけで、このサイトで個人的に一番興味深いのは「予告.if」みたいな出オチの一発ネタじゃなくて、どうやら制作者ちゃんと設立趣旨に従って運用しようとしているところだ。本腰入れてやることになるとは思ってなかったかもしれないけれど。

「予告.in」が利用されているのは「注目を上手く集めた」などの外的要因もさることながら、「集めた情報をどうするか」が明確なところにもあるんじゃないだろうか。前に書いた記事的に考えて。たとえば「ZOZOARIGATO」は書き込んだメッセージが電光掲示板風に表示されるというサービスで表示される日時も指定可能だけれど、一日の書き込みが平均して20件程度。「予告.in」とは知名度も仕組みも違うので単純に比べられないけれど、CNET Japanなんかにも取り上げられた割にどうも少ない印象がある。

CNET Japanの紹介記事」を読む限りでは悪くないアイデアのようにも思うんだけれど、なんというか「感謝の書き込み」を投稿させてどうしたいのかが見えづらいのかもしれない。運営側としては

CSR活動の一環で、サービスの主目的は「人の温かさを呼び覚ます」こと

だそうだけれど、「人の温かさ」という主目的は「呼び覚まされるかもしれないし、そうじゃないかもしれない」という曖昧なところがある。それに、それは運営側が総いているという点を見聞きしないとハッキリとは分からない。

メッセージが掲載されるごとに10円が同社負担で特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンへ寄付される

とのことなので、大いに書き込みが集まればいいと思うのだけれど、「何を目的に情報を集め」て「実際に情報が集まるとどうなる」という点で、予告.inほど明瞭さがないのが残念だ。

「予告.in」と「ZOZOARIGATO」とを同じ俎上で扱うのは色々と不備もあると思うけれど、何であれ漠然と「集めよう」「共有しよう」みたいに見えるのは、やっぱり少し厳しいんじゃないかなあ、と。
集めるものが何であれ、その目的が明瞭だったらいいんだろうと思う。「面白い話を集めて楽しもうや」「みんな○○な画像(猫の画像とか二次美少女だとか工場の夜景だとか)って好きだろ?持ってるだろ?ここで共有しようぜ」みたいに。それは目的としては「楽しみたい」とか「もっと欲しい」とか枠としては大きいのだけれど、それでもハッキリしてるからいい。「レシピの共有」みたいに、ダイレクトに目的が「有用性」だったりしても「なぜ集めるのか」は伝わりやすい。だって便利じゃん。
「ZOZOARIGATO」がたとえば、「いい話をみんな読みたいでしょ?もっと読みたいでしょ?自分たちも読みたいし。だから投稿して!」みたいな演出だったら、もっと投稿が集まりやすいのかなあ、とか。

まとめとしては関連する前記事と同じで、CGM系のサイトって「誰と誰に」「何を」「どんな目的で」共有させるのか?をちゃんと決めるべきっていうことなんだけど、それに加えてちゃんと決めるだけじゃなく、それがハッキリと伝わるような演出をしないと上手くいかないんじゃないだろうか。などと思った。
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