NAVERのクローズドβテストをしているので、感想文など。感想文なので、まともな紹介が読みたい人は以下を参照。こういう記事は自分が書かなくても誰か書いてくれるので助かる。だって面倒じゃん?
新しくなった、探しあう検索サービス「NAVER(ネイバー)」クローズドベータ版を使ってみた
NAVERの正体は高機能な検索コミュニティ--クローズドベータ版を公開
普通、検索といえば「検索する→結果から気になるのをクリック」なのだけれど、NAVERは色々あるので説明も長くなる。
さて、上記記事でもフィーチャーされているが、他の検索と違うのは「まとめ」だろう。これは「サイト」「画像」「発言」「ワード」「フリートーク」から成る。「ワード」というのは御代に対して情報を集めるもので、「フリートーク」はお題に対してコメントを付けていく。「発言」は御代に沿った発言を足していく。まあ、こうやって書いててもよく分からないだろう。以下を見て。
まあ、こんな感じ。あと、「人物」や「映画」などのジャンルで、年代やらをスライダーで絞込検索する「ファインダー」というのもある。今は「人物」「映画「グループ」「TV」「大学」がある。
まあ、これくらい踏まえてれば大丈夫。以下、本当に感想。
検索の質の良し悪しは自分にはよく判らない。よっぽどスパムが多いとか、探してるものにマッチしたものが出てこないとか。その意味でNAVERがどうなのかは判らない。が、キーワード検索についてGoogleよりすごいというわけではないだろう。
そう。キーワード検索ツールとしては、たぶんGoogleの方が上だ。他はどうだろうか?Google、Bingと印象を比較してみる。
・動画
やっぱりBingの「サムネにマウスオーバーで再生」は素晴らしい。絞込みの条件も他2サイトより豊富だし。Googleのは、見せ方がモサい。Naverは「サムネにマウスオーバーで再生」こそないし、絞込条件はGoogleと同じ感じだけど、見せ方はGoogleより洗練されている。
・画像
これはNaverが一番洗練されている。結果のサムネにマウスオーバーすると、原寸で表示される。たまに失敗するが。この状態で「右クリック→画像を保存」できるといいのだが、今はできないのが残念。
動画と画像の検索結果がページングされておらず、センターホイールor下部スライドバーor左右の矢印で横にスクロールする見せ方はよかった。テキスト検索でサユウスクロールは鬱陶しいが、画像はこっちの方が見やすい。考えてみれば、人の目って左右の動きの方が得意なんだっけ。
・まとめ
これがNaverの一番のポイントで、「まとめ」をユーザーが作ったり加えたりしやすいような気の利いた工夫が至るところにされている。しかし、だいたい検索というのは何かを探しているときに使うツールなので、「トランジット」的にユーザはサイトを踏み台にして立ち去ってしまう。その流れで「まとめ」を追加したり作成したりすることは考えにくい。「まとめ」を作ったり追加したりするときは「それをする」という目的でNaverにアクセスすることにあるだろう。「まとめ」の使いや作成が検索して何か探す流れの中に上手く組み込めればいいのだが、β版のでの実装や取り組み、自分なりの案などをつらつら考えてみるに、現状でもかなりいい感じにはなっており、これはまあ容易な話ではないように思う。
総評
他でも言われているが、やはり「まとめ」などを積極的に作るユーザがどれだけ増えるかに命運が掛かっていると思う。なので「検索ツール」として素通りする人ばかりだと、なかなか伸びないだろう。実際、「検索ツール」としては他の検索ツールに比べてはるかに優れている、というほどでもないように思う。
しかし、漠然としたキーワードから画像や動画、周辺情報などを眺めて楽しむ、という用途であれば素っ気無いGoogleや、素っ気無くはないがツール性の高いBingよりもずっと楽しい。
たぶんこれは検索ツールではなく、検索で楽しむサイトなんだろう。普通のサイトと違って滞在時間が長く、まとめなどの活動をする人が多い方が有効そうなわけだし。これはコロンブスの卵的な、ちょっと新しいアプローチだと思う。正式サービスに期待したい。
【追記】
キャッチコピーは「探しあう検索」だが、しばらく「探りあう検索」だと思ってたのはNAVERの中の人には内緒だ。そんな殺伐とした検索あるわけねー。
新しくなった、探しあう検索サービス「NAVER(ネイバー)」クローズドベータ版を使ってみた
NAVERの正体は高機能な検索コミュニティ--クローズドベータ版を公開
普通、検索といえば「検索する→結果から気になるのをクリック」なのだけれど、NAVERは色々あるので説明も長くなる。
さて、上記記事でもフィーチャーされているが、他の検索と違うのは「まとめ」だろう。これは「サイト」「画像」「発言」「ワード」「フリートーク」から成る。「ワード」というのは御代に対して情報を集めるもので、「フリートーク」はお題に対してコメントを付けていく。「発言」は御代に沿った発言を足していく。まあ、こうやって書いててもよく分からないだろう。以下を見て。
まあ、こんな感じ。あと、「人物」や「映画」などのジャンルで、年代やらをスライダーで絞込検索する「ファインダー」というのもある。今は「人物」「映画「グループ」「TV」「大学」がある。
まあ、これくらい踏まえてれば大丈夫。以下、本当に感想。
検索の質の良し悪しは自分にはよく判らない。よっぽどスパムが多いとか、探してるものにマッチしたものが出てこないとか。その意味でNAVERがどうなのかは判らない。が、キーワード検索についてGoogleよりすごいというわけではないだろう。
そう。キーワード検索ツールとしては、たぶんGoogleの方が上だ。他はどうだろうか?Google、Bingと印象を比較してみる。
・動画
やっぱりBingの「サムネにマウスオーバーで再生」は素晴らしい。絞込みの条件も他2サイトより豊富だし。Googleのは、見せ方がモサい。Naverは「サムネにマウスオーバーで再生」こそないし、絞込条件はGoogleと同じ感じだけど、見せ方はGoogleより洗練されている。
・画像
これはNaverが一番洗練されている。結果のサムネにマウスオーバーすると、原寸で表示される。たまに失敗するが。この状態で「右クリック→画像を保存」できるといいのだが、今はできないのが残念。
動画と画像の検索結果がページングされておらず、センターホイールor下部スライドバーor左右の矢印で横にスクロールする見せ方はよかった。テキスト検索でサユウスクロールは鬱陶しいが、画像はこっちの方が見やすい。考えてみれば、人の目って左右の動きの方が得意なんだっけ。
・まとめ
これがNaverの一番のポイントで、「まとめ」をユーザーが作ったり加えたりしやすいような気の利いた工夫が至るところにされている。しかし、だいたい検索というのは何かを探しているときに使うツールなので、「トランジット」的にユーザはサイトを踏み台にして立ち去ってしまう。その流れで「まとめ」を追加したり作成したりすることは考えにくい。「まとめ」を作ったり追加したりするときは「それをする」という目的でNaverにアクセスすることにあるだろう。「まとめ」の使いや作成が検索して何か探す流れの中に上手く組み込めればいいのだが、β版のでの実装や取り組み、自分なりの案などをつらつら考えてみるに、現状でもかなりいい感じにはなっており、これはまあ容易な話ではないように思う。
総評
他でも言われているが、やはり「まとめ」などを積極的に作るユーザがどれだけ増えるかに命運が掛かっていると思う。なので「検索ツール」として素通りする人ばかりだと、なかなか伸びないだろう。実際、「検索ツール」としては他の検索ツールに比べてはるかに優れている、というほどでもないように思う。
しかし、漠然としたキーワードから画像や動画、周辺情報などを眺めて楽しむ、という用途であれば素っ気無いGoogleや、素っ気無くはないがツール性の高いBingよりもずっと楽しい。
たぶんこれは検索ツールではなく、検索で楽しむサイトなんだろう。普通のサイトと違って滞在時間が長く、まとめなどの活動をする人が多い方が有効そうなわけだし。これはコロンブスの卵的な、ちょっと新しいアプローチだと思う。正式サービスに期待したい。
【追記】
キャッチコピーは「探しあう検索」だが、しばらく「探りあう検索」だと思ってたのはNAVERの中の人には内緒だ。そんな殺伐とした検索あるわけねー。
こんにちは。ネイバージャパンの金子です。
レビュー+ご意見を細かく書いていただきありがとうございます。
たくさん参考になるご意見やご指摘があるので、非常に嬉しいです。
また何かNAVERに対してお気づきの点などあれば教えてください。
P.S. NAVERの中の人には内緒にしたいところは、スタッフには言わないようにします!
2009.06.18 23:06 URL | ネイバージャパン 金子 #- [ 編集 ]
> P.S. NAVERの中の人には内緒にしたいところは、スタッフには言わないようにします!
→ええ、ぜひご内密に!
2009.06.19 18:16 URL | ハムカツ #- [ 編集 ]
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