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日野自:不払い残業の調査継続を約束

不払い残業の調査継続を約束
5月26日に団体交渉を開催

 
 日野自動車との団体交渉が5月26日に行われました。
 主な内容をお知らせします。

◆残業は5分単位? 本人が申告する?
     あいまいな答えを繰り返す日野自動車

 団体交渉で会社は残業代について、「所属長が5分単位で業務指示を行った時間について時間外手当を支払っています」と説明しました。ところがユニオンメンバーの職場では15分単位で残業が決められているケースがほとんどでした。
 また、指示の時間を超えた労働時間の扱いについて日野自動車の向人事厚生室長は「時間がきたら仕事を終えればよい」と答えました。しかし仕掛かりの品物などがあるときには、それを途中で投げ出せないのが職場の常識。そのことを伝えると、その場合には「本人が申告する」と会社は答えましたが、申告方法は「日々の職場のコミュニケーション」といいます。「自己申告をしている事実を確認しているのですか」と聞くと、「それはわかりません」。日野自動車はあいまいな答えを繰り返しました。

◆あいまいな点は 次回までに調査すると約束
会社は次回までに実際の労働時間管理がどのような決まりで実際どう行われているのか、調査してしっかり説明すると約束しました。

◆ラインでは、不払い残業に対する対応が始まりました
6/1深夜、組合員の鈴木さんの働くドアラインではみんなが召集され、毎日ライン終了後に15分の残業がつくことになりました。2Sや部品補充・品質保証項目の記載などで15分くらいかかるでしょうという話でした。ユニオンが問題にしていたライン稼働終了後の時間外労働を実質認めたことになると思います。次回団交で日野自動車の説明にご注目ください。

◆「満了報奨金は、期間工の出勤率を上げるため」(日野自談)
 組合では満了報奨金を一ヵ月後との皆勤に対して支払われる皆勤手当に変更するように求めています。
 今回、日野自動車の向人事厚生室長は「皆勤手当でも満了報奨金でも会社の出費は変わらない」という事実を起きらかにしました。
 それならば、期間工のことを考えて、安心して働ける皆勤手当に戻しても良いのではないかと組合が求めると、「労働者の意見を聞いてばかりはいられない。会社には会社の論理がある」とこれを拒絶。
 ではなぜ満了報奨金にするのかユニオンが質問すると「出勤率をあげるのが、ひとつの理由だ」と説明しました。会社としての出費は同じだが、「3カ月は出てもらわなくては困る」というのが会社の言い分のようです。

◆出費が同じなら1ヶ月単位の皆勤手当を復活すべき
 満了報奨金は、3ヶ月間に一度でも休んだら6万円がもらえなくなります。6万円は大きいので、病気や怪我でも無理をして出勤する期間工がでてくるはずということは、誰にでも容易に想像できることだと思います。それこまでして出勤率を上げたいというのが日野自動車の思いなのでしょうか。これでは私たち期間工は安心して働けません。出費が同じなのであれば、会社は期間工のことを少しは考えて、満了報奨金を廃止し、皆勤手当を復活させるべきだと私たちは考えます。

◆次回交渉は、6月9日です
 次回団体交渉では、不払い労働の実態について具体的な検討が行われていくよていです。引き続き、ご注目ください。


ご相談はお気軽にお寄せください。相談無料・秘密厳守です。

【日野自動車ユニオン】
●メール [email protected]
●電話 03-3861-6210(月~金 11~18時)

2010年06月04日 日野自動車 トラックバック:0 コメント:0












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