fc2ブログ

2009年12月の朝日新聞から

【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html

●2009年12月
09-12-1
1日
 亀田興毅は、もう偽悪の仮面をかぶる必要がなくなっていた。悪ぶるそぶりもなく、内藤に「素直にありがとうといいたい」と話した。(朝刊18面)
 西村欣也編集委員。まず素朴な疑問として、「偽悪」ってどの程度一般性をもっているのだろう。このテの言葉で一般的なのは「偽善」。次が「露悪」だと思う。「偽悪」ってOKなのかな。「悪ぶるそぶり」も日本語としてなんか異和感がある。かと言って「悪びれもせず」じゃ意味がかわるしなー。亀田選手の振る舞いが「偽善」だったか否かは判断がむずかしい。ちなみに「偽善」と「露悪」の一般性が否定されると、下記の小話が成立しない(泣)。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=993256785&owner_id=5019671

09-12-2
3日
 夕刊1面の連載記事「ニッポン人脈記」のタイトルは〈「碍」の字で社会は変わる〉。中心になっているのは「障」の文字について発信を続ける豊田徳治郎さんの話。
http://d.hatena.ne.jp/tokujirou/

09-12-3
15日
この時、各一門2人ずつ理事を出していた勢力図に変化が生じ、2000年、02年まで3期連続連続投票に。(朝刊17面)
 永田篤史記者。日本相撲協会の理事選の記事。自分の目を疑ってしまった。「各一門2人ずつ」って、こんなベタな重言を目にするとは。

09-12-4
15日
 夕刊2面にアスパラクラブ会員が選んだ干物のベストテンがのっている。
1)ホッケ(北海道・羅臼)/2)アジ(静岡・沼津)/3)シシャモ(北海道・鵡川)/4)キンメダイ(千葉・銚子)/5)イカ一夜干し(新潟・佐渡)/6)若狭ガレイ(福井・小浜)/7)タコ(兵庫・明石)/8)カワハギ(千葉・房総)/9)クサヤ(東京・新島)/10)ハタハタ(秋田・象潟)
 マンガで読んだ話だけど、昔、ホッケは内地でネズミ魚と呼ばれていたらしい。意味がよくわからないが、要は下魚中の下魚。それがいまやトップですか。ちょっと意外な気がしたのは、このアンケートの回答者は年齢者層が高いから。近年、若い層にはホッケの人気が高いことは聞いていた。「満足感がある」(ボリュームの面でも、身質の面でも)、「身離れがいいので食べやすい」といった理由だったはず。北海道では、最も一般的な魚のひとつ(その言い方はやめい!)だけどさ。

09-12-5
17日
 朝刊15面の「CM天気図」。こども店長こと加藤清史郎と、ポニョこと大橋のぞみの話。「困ったときには子どもか動物を使え」が鉄則のCM界でも、この2人の人気は突出しているらしい。2010年前半くらいまではこの流れだろうな。

09-12-6
19日
物語に息づく明るいニヒリズムが「大丈夫。君って意外に愛されてるよ」「つべこべ言わず、とにかく生きろ!」と檄(げき)を飛ばしてくれる。(朝刊40面)
 寺下真里加記者。番組紹介の記事だから内容なんてどうでもいい日本語なんてどうでもいい、ってことはないよね。「檄とば」は久しぶりに見た気がする。この文章の中に入ったら、そんなことはどうでもいいかもしれない。「明るいニヒリズム」って何? で、その得体の知れないものが飛ばす檄って何? 2つある檄の内容のトーンがあまりにも違いすぎて、いったいどんなメッセージなのかサッパリわからないorz。

09-12-7
31日
レコ大またEXILE
(朝刊30面)
 レコード大賞の記事。主観なのかもしれないが、相当異和感がある。こういう「また」って否定的な意味合いがある気がする。なんか、いかにもイケナいことのように感じられる。「NHK、また不祥事」とか。たしかに「また当選者が出ました」なんてのは肯定的な意味だけどさ。文字数が10字までってのがいけないのかな。「レコ大EXILE V2」だと半字分出る。「レコ大EXILE連覇」はおかしいかな。

テーマ : 読書ノウト
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

tobi

Author:tobi
フリーランスの編集者兼ライターです。

カレンダー
12 | 2025/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード