2015年09月の朝日新聞から
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671
【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html
●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html
●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html
【2015年09月】
古いメモを発掘。
15-06-02
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12034654082.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=5019671&id=1942748608
15-07-04
5日
参考図、腰の高い△をとがめて、黒1と足もとをすくいたいという。(朝刊24面)
15-07-05
5日
54と低姿勢ながら逆に白が黒の足もとをすくった形。(朝刊24面)
春秋子記者。囲碁の観戦記での「足もとをすくう」は前にも見た。これはアリなんだろうな。
15-07-06
8日
普段から難易度の高い球を打っていれば、試合のときに楽に感じる。(朝刊22面)
山口史朗記者。もう「難易度」もダメって気がする。「学校の難易度」はアリかもしれない。「技の難易度」も大目に見るべきかもしれない。でも「難易度の高い球」なんて言葉を、わざわざ使う理由があるのだろうか。
15-07-07
8日
配偶者の呼称をめぐるやり取り。発端は、5月17日の投稿らしい。ウーン。「嫁」の本来の意味は「息子の妻」じゃなかったっけ。そこにふれなくていいのだろうか。一般には「嫁」⇔「婿」で、「家内」⇔「主人」では。なぜ、「嫁」「主人」を並べて考えるのだろう。これじゃネットの蒟蒻問答とかわらない(泣)。誰も指摘しないと、不安になってくる。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11846693.html
==============引用開始
(声 どう思いますか)5月17日付掲載の投稿『「嫁」「主人」に代わる言葉ないか』
2015年7月8日05時00分
■「嫁」「主人」に代わる言葉ないか
無職 浜田謙一(山形県 66)
タレントを含めて若い人が、妻を「嫁」と言うことに違和感を感じる。40年ほど前に結婚した私たちは「嫁」や「主人」という言葉は使うまいと決めた。戦前の「家制度」を思い起こすからだ。現憲法では結婚は個人と個人のものであり、女性が他家に嫁ぐことではない。
【以下会員限定】
==============引用終了
15-09-01
16日
しかも、野球賭博や八百長問題など不祥事が続き、大相撲存亡の危機の時には一人横綱として責任を背負ってきた。(朝刊23面)
巌本新太郎記者。白鵬の休場を伝える記事。どうやら大相撲の話に限れば、「存亡の危機」が慣用表現になっているらしい。ホントか?
15-09-02~04
24日
スコットランドは試合開始から油断も隙もなく、まなじりを決して挑んできた。(朝刊17面)
記者不明。ラクビーワールドカップで、金星をあげた日本の次の相手はスコットランド。短い一文に3か所も引っかかってしまった。
まず、「まなじりを決する」。「間違い」ではないだろうが、目にしたのはいつ以来だろう。しかも、そこはかとなく悲壮感が漂う。そこまでじゃないだろう。
「挑んできた」も、格下が格上と戦うときの表現では。「挑戦者」の「挑」だもん。
そんなものは罪が軽い。問題は「油断も隙もない」。こんなふうに使う言葉だった?
https://kotobank.jp/word/%E6%B2%B9%E6%96%AD%E3%82%82%E9%9A%99%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84-651962#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
油断(ゆだん)も隙(すき)もな・い【油断も隙もない】
少しも油断することはできない。油断がならない。「相手は策士だから―・い」
==============引用終了
↑の辞書を見る限り「間違い」とは言いにくい。当方の感覚だと「油断も隙もないヤツだから、注意するように」とか「やられたか。ホントに油断も隙もないヤツだ」のように使う。↑の記事のように「油断も隙もなく」の形で「手加減なしに、真剣に」のようなニュアンスで使うのは初めて見た。かなり気持ちが悪い。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
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【索引】
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●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
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●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
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【2015年09月】
古いメモを発掘。
15-06-02
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12034654082.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=5019671&id=1942748608
15-07-04
5日
参考図、腰の高い△をとがめて、黒1と足もとをすくいたいという。(朝刊24面)
15-07-05
5日
54と低姿勢ながら逆に白が黒の足もとをすくった形。(朝刊24面)
春秋子記者。囲碁の観戦記での「足もとをすくう」は前にも見た。これはアリなんだろうな。
15-07-06
8日
普段から難易度の高い球を打っていれば、試合のときに楽に感じる。(朝刊22面)
山口史朗記者。もう「難易度」もダメって気がする。「学校の難易度」はアリかもしれない。「技の難易度」も大目に見るべきかもしれない。でも「難易度の高い球」なんて言葉を、わざわざ使う理由があるのだろうか。
15-07-07
8日
配偶者の呼称をめぐるやり取り。発端は、5月17日の投稿らしい。ウーン。「嫁」の本来の意味は「息子の妻」じゃなかったっけ。そこにふれなくていいのだろうか。一般には「嫁」⇔「婿」で、「家内」⇔「主人」では。なぜ、「嫁」「主人」を並べて考えるのだろう。これじゃネットの蒟蒻問答とかわらない(泣)。誰も指摘しないと、不安になってくる。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11846693.html
==============引用開始
(声 どう思いますか)5月17日付掲載の投稿『「嫁」「主人」に代わる言葉ないか』
2015年7月8日05時00分
■「嫁」「主人」に代わる言葉ないか
無職 浜田謙一(山形県 66)
タレントを含めて若い人が、妻を「嫁」と言うことに違和感を感じる。40年ほど前に結婚した私たちは「嫁」や「主人」という言葉は使うまいと決めた。戦前の「家制度」を思い起こすからだ。現憲法では結婚は個人と個人のものであり、女性が他家に嫁ぐことではない。
【以下会員限定】
==============引用終了
15-09-01
16日
しかも、野球賭博や八百長問題など不祥事が続き、大相撲存亡の危機の時には一人横綱として責任を背負ってきた。(朝刊23面)
巌本新太郎記者。白鵬の休場を伝える記事。どうやら大相撲の話に限れば、「存亡の危機」が慣用表現になっているらしい。ホントか?
15-09-02~04
24日
スコットランドは試合開始から油断も隙もなく、まなじりを決して挑んできた。(朝刊17面)
記者不明。ラクビーワールドカップで、金星をあげた日本の次の相手はスコットランド。短い一文に3か所も引っかかってしまった。
まず、「まなじりを決する」。「間違い」ではないだろうが、目にしたのはいつ以来だろう。しかも、そこはかとなく悲壮感が漂う。そこまでじゃないだろう。
「挑んできた」も、格下が格上と戦うときの表現では。「挑戦者」の「挑」だもん。
そんなものは罪が軽い。問題は「油断も隙もない」。こんなふうに使う言葉だった?
https://kotobank.jp/word/%E6%B2%B9%E6%96%AD%E3%82%82%E9%9A%99%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84-651962#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
油断(ゆだん)も隙(すき)もな・い【油断も隙もない】
少しも油断することはできない。油断がならない。「相手は策士だから―・い」
==============引用終了
↑の辞書を見る限り「間違い」とは言いにくい。当方の感覚だと「油断も隙もないヤツだから、注意するように」とか「やられたか。ホントに油断も隙もないヤツだ」のように使う。↑の記事のように「油断も隙もなく」の形で「手加減なしに、真剣に」のようなニュアンスで使うのは初めて見た。かなり気持ちが悪い。