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2014年8月の朝日新聞から

【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html

●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html


【2014年8月】


14-08-01
26日
 お金は1口千円から募った。(夕刊7面)
 村瀬信也記者。囲碁の十三路盤の普及の話。下記を見ると、384万を超えたらしい。
https://readyfor.jp/projects/igo13ro/announcements/9247
 なかなかユニークな企画で、おもしろいと思う。問題は「お金」。「資金」でも「協賛金」でも「出資金」でもいい。なんなら「カンパ」でもいい。でも「お金」はヘン。このテの使い方を目にしたのは2度目。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2300.html
================引用開始
11-12-2
だが、これらのお金は、燃料費や廃炉の費用には使えない。(夕刊1面)
================引用終了


14-08-02
28日
読み比べ合戦(朝刊25面)
 石田秀芳・二十四世本因坊。見出しにあった。本文は「読み比べ」。それなら異和感はない。「比べ」と「合戦」は重言だろう。「合戦」は史実以外でも「安売り合戦」などと使う。「読み合戦」が×になる理由は不明。


14-08-03
28日
 アマゾンが今春、出版各社に提示し、夏から順次始めている。出版社がアマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分け、ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせたり、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくしたりする仕組み。(朝刊1面)
 守真弓記者。「誤用」ウンヌンの話ではない。↑が本文の冒頭。紙の新聞だとその前はリードなので、この始まりは相当異様。最初の一文に「何を」がない。しかも2つめの文が相当ヒドい。一文が123文字は相当勇気がある。「片たり」になっていないのは立派なのかもしれないが、一文がこんなに長いと後ろの「で紹介しやすくしたりする」が唐突にさえ見える。冒頭の「出版社が」か次の「出版社を」をなんとかしないとね。
【修正案】
アマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分ける仕組み。ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせる、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくする……などのサービスをする。

【ネタ元】
================引用開始
アマゾン、出版社「格付け」 電子書籍、有利な契約優先
守真弓2014年8月28日05時34分

 ネット書店最大手のアマゾンが、電子書籍の販売条件で出版社を「格付け」し、アマゾンに有利な条件で契約した出版社の書籍を、読者に優先的に紹介する新たな仕組みを導入したことが分かった。出版社は「市場の支配力を背景とした脅しだ」などと反発。米国や欧州でも出版社や作家によるアマゾンへの抗議が広がっており、対立が浮き彫りとなっている。

 アマゾンが今春、出版各社に提示し、夏から順次始めている。出版社がアマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分け、ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせたり、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくしたりする仕組み。

 紙の本でもアマゾンに有利な条件の出版社の本を優先的に読者に薦めているが、成長市場の電子書籍では紙よりも優先度に差をつけている。格付けが下の出版社の書籍は読者の目に触れにくくなり、出版社にとって死活問題だ。

【以下は会員限定記事】
(略)
================引用終了

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