2014年06月の朝日新聞から
【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html
●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html
●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html
【2014年06月】
14-06-01
10日
食事会で立会人の加藤一二三九段が、プロのタイトル戦で内容が悪かった棋士に「顔を洗って出直した方がいい」と言った逸話を披露し、「誤用なんだけど、僕はダメな時は顔を洗ってさっぱりした方がいいと、前向きの意味なんです」と語った。(夕刊6面)
深松真司記者。朝日アマ将棋名人戦の記事。どう解読していいのかほぼお手上げ。どこが「誤用」なんだろう。「間違った解釈なんだけど(あえて文字どおりの意味にとって)、」という意味だろうか。
【ネタ元】
(略)
14-06-02
14日
NHKの朝ドラ「花子とアン」に帝大生で社会運動家の宮本龍一役で16日から登場、仲間扮する蓮子と恋に陥る。(朝刊26面)
平野和子記者。中島歩(ネクストブレイク候補?)のインタビュー。「登場、」ではなく「登場し、」だろう、というのはインネンになりそうだからパス。気になるのは「16日から登場」。やはり「16日(放映分)に登場」か「16日(放映分)から出演」だと思う。
14-06-03
1日
日本は術中にはめられていく(朝刊1面)
中川文如記者。W杯のコートジボアール戦の記事。「術中にはまる」だから、「術中にはまっていく」だろう。「術中にはめる」で「術中にはめられる」は絶対ダメかと言われると……微妙だけど慣用句の問題だからなぁ。
14-06-03
1日
誰よりも危険な存在にゴール正面に居座られ、ほかの選手や地域への注意が散漫になった。(朝刊1面)
中川文如記者。↑の続き。「地域」でも間違いではないだろうが、異和感は強い。「エリア」か「スペース」だろうな。極力カタカナを使わない方針なんだろうか。じゃあ「ゴール」もなんとかしてよ。蹴球の記事を片仮名抜きで書くのはむずかしいぞー。
14-06-04
16日
存分に悔しい。(朝刊1面)
吉田純哉記者。グループリーグ敗退が決まった香川真司選手の談。こういうのを「間違い」とするのは困難なんだろうな。
14-06-05&06
17日
院生とは、プロをめざして修行する子どもたちのこと。(夕刊6面)
記者不明。院生の芝野虎丸さん(14)が棋戦の予選を勝ち抜いて本線に進んだ話。
2つの点で気になった。まず、「子ども」の表記。新聞は「子供」のはずなんだけど。文部科学省もつい最近「子供」と言いはじめた。
もうひとつは、「子供」の定義。通常なら、「14歳の子供」なら芝野虎丸君だろう。でもあえて「さん」づけしている。そうすると、「子供」でいいのかということ。たしか院生の年齢制限は「18歳の誕生日を迎える 年度末(3月末日)」のはず。
14-06-07&08
21日
ビール業界の競争は激しい。同時に国税当局とのせめぎあいも熾烈(しれつ)だ。(朝刊1面)
天声人語。直後にある「飲み助」は死語だろう、って話はスルーする。「飲んべえ」はまだアリかも。
まず「同時」。スポーツのタイムなどを別にすると、個人的には「同時」はほぼ誤用と考えている。「それと同時に」は、たいてい「それとともに」のこと。↑の場合、「同時に」は不要だろう。
もうひとつは「せめぎあい」。レベルの低い書き手が意味もよくわからずに愛用する言葉だと思っていた。そうでもないのか。
【ネタ元】
(略)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html
●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html
●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html
【2014年06月】
14-06-01
10日
食事会で立会人の加藤一二三九段が、プロのタイトル戦で内容が悪かった棋士に「顔を洗って出直した方がいい」と言った逸話を披露し、「誤用なんだけど、僕はダメな時は顔を洗ってさっぱりした方がいいと、前向きの意味なんです」と語った。(夕刊6面)
深松真司記者。朝日アマ将棋名人戦の記事。どう解読していいのかほぼお手上げ。どこが「誤用」なんだろう。「間違った解釈なんだけど(あえて文字どおりの意味にとって)、」という意味だろうか。
【ネタ元】
(略)
14-06-02
14日
NHKの朝ドラ「花子とアン」に帝大生で社会運動家の宮本龍一役で16日から登場、仲間扮する蓮子と恋に陥る。(朝刊26面)
平野和子記者。中島歩(ネクストブレイク候補?)のインタビュー。「登場、」ではなく「登場し、」だろう、というのはインネンになりそうだからパス。気になるのは「16日から登場」。やはり「16日(放映分)に登場」か「16日(放映分)から出演」だと思う。
14-06-03
1日
日本は術中にはめられていく(朝刊1面)
中川文如記者。W杯のコートジボアール戦の記事。「術中にはまる」だから、「術中にはまっていく」だろう。「術中にはめる」で「術中にはめられる」は絶対ダメかと言われると……微妙だけど慣用句の問題だからなぁ。
14-06-03
1日
誰よりも危険な存在にゴール正面に居座られ、ほかの選手や地域への注意が散漫になった。(朝刊1面)
中川文如記者。↑の続き。「地域」でも間違いではないだろうが、異和感は強い。「エリア」か「スペース」だろうな。極力カタカナを使わない方針なんだろうか。じゃあ「ゴール」もなんとかしてよ。蹴球の記事を片仮名抜きで書くのはむずかしいぞー。
14-06-04
16日
存分に悔しい。(朝刊1面)
吉田純哉記者。グループリーグ敗退が決まった香川真司選手の談。こういうのを「間違い」とするのは困難なんだろうな。
14-06-05&06
17日
院生とは、プロをめざして修行する子どもたちのこと。(夕刊6面)
記者不明。院生の芝野虎丸さん(14)が棋戦の予選を勝ち抜いて本線に進んだ話。
2つの点で気になった。まず、「子ども」の表記。新聞は「子供」のはずなんだけど。文部科学省もつい最近「子供」と言いはじめた。
もうひとつは、「子供」の定義。通常なら、「14歳の子供」なら芝野虎丸君だろう。でもあえて「さん」づけしている。そうすると、「子供」でいいのかということ。たしか院生の年齢制限は「18歳の誕生日を迎える 年度末(3月末日)」のはず。
14-06-07&08
21日
ビール業界の競争は激しい。同時に国税当局とのせめぎあいも熾烈(しれつ)だ。(朝刊1面)
天声人語。直後にある「飲み助」は死語だろう、って話はスルーする。「飲んべえ」はまだアリかも。
まず「同時」。スポーツのタイムなどを別にすると、個人的には「同時」はほぼ誤用と考えている。「それと同時に」は、たいてい「それとともに」のこと。↑の場合、「同時に」は不要だろう。
もうひとつは「せめぎあい」。レベルの低い書き手が意味もよくわからずに愛用する言葉だと思っていた。そうでもないのか。
【ネタ元】
(略)