2013年03月の朝日新聞から
【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html
●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html
●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html
【2013年03月】
13-03-01
5日
「いいね!キャンパス」ってご存知ですか?(朝刊20面)
広告。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2479.html
13-03-02
15日
三下り半(朝刊14面)
社説。タイトルが「三下り半は書かせない」。本文中にも何度か出てくる。本来の意味を考えれば「三行半」と書くしかない。Web辞書は「三下り半」の表記も認めている。『記者ハンドブック』は「三くだり半」。こっちの態度のほうがうなずける。「三下り半」はナシだろう。
13-03-03
19日
「テレビ市場 存在薄れる日本」(朝刊1面)
記者不明。1面にある「目次」みたいなスペースの見出し。こんな日本語あるのかな。すぐ下の文中には「日本勢の存在感が薄れつつある」とある。そういうことだろう。「存在」と「存在感」ではかなり違う。限られた文字数でどうすればいのか。むずかしいのでパス。(←オイ!)
13-03-04
20日
豪放磊落というか。島根県の隠岐の島出身、隠岐の海は昔ながらのお相撲さんだ。(朝刊23面)
抜井規泰記者。書きたいニュアンスはわかる。おおらかで、〈昔ながらの「お相撲さん」の雰囲気を持った力士〉なんだろう。もう少し書き方を考えようよ。「隠岐の島」が変換できないので考えてしまった。たしか「隠岐の島」って島はない。あえて言うなら、全体の総称が「隠岐」もしくは隠岐島(おきのしま)。島後島が「隠岐の島町」。さて原文の「隠岐の島」は何を指しているのか。こういうわけのわからない地名は多いらしい。「大雪山」という「山」はない、って話を思い出した。たしか、「大雪山系」で、主峰は「旭岳」。
13-03-05
22日
前ヤンキースの新外国人2人の獲得で貧打の代名詞を返上。(朝刊27面)
竹園隆浩記者。楽天の戦力分析の記事。「貧打の代名詞」って何? あえていうなら「代名詞の貧打を返上」だろうな。フツーに書くなら、元々の文は〈楽天の代名詞になりつつあった「貧打」を返上〉くらいだろう。これを「貧打の代名詞を返上」と書けるか否か。
13-03-06
26日
八百長問題で弟子を処分されたある親方は、こう漏らした。「このまま八百長問題が風化してくれることを願っていた。大相撲が持ち直してきたのに、面倒になってしまった……」(朝刊38面)
有田憲一記者。八百長問題の解雇処分が不当という判決を伝える記事。この判決の影響はとんでもなく大きい気がするが、そこはパス。純粋の言葉の問題として、最後の「面倒になってしまった」は言葉足らずだろう。発言者の意図は「面倒なことになってしまった」だろう。一読したとき、「もう関わるのが面倒になってしまった」と解釈してしまった。まあ、そう読んでも大勢に影響はないけど。(←オイ!)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201303250696.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201303250696
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●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
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●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
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【2013年03月】
13-03-01
5日
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13-03-02
15日
三下り半(朝刊14面)
社説。タイトルが「三下り半は書かせない」。本文中にも何度か出てくる。本来の意味を考えれば「三行半」と書くしかない。Web辞書は「三下り半」の表記も認めている。『記者ハンドブック』は「三くだり半」。こっちの態度のほうがうなずける。「三下り半」はナシだろう。
13-03-03
19日
「テレビ市場 存在薄れる日本」(朝刊1面)
記者不明。1面にある「目次」みたいなスペースの見出し。こんな日本語あるのかな。すぐ下の文中には「日本勢の存在感が薄れつつある」とある。そういうことだろう。「存在」と「存在感」ではかなり違う。限られた文字数でどうすればいのか。むずかしいのでパス。(←オイ!)
13-03-04
20日
豪放磊落というか。島根県の隠岐の島出身、隠岐の海は昔ながらのお相撲さんだ。(朝刊23面)
抜井規泰記者。書きたいニュアンスはわかる。おおらかで、〈昔ながらの「お相撲さん」の雰囲気を持った力士〉なんだろう。もう少し書き方を考えようよ。「隠岐の島」が変換できないので考えてしまった。たしか「隠岐の島」って島はない。あえて言うなら、全体の総称が「隠岐」もしくは隠岐島(おきのしま)。島後島が「隠岐の島町」。さて原文の「隠岐の島」は何を指しているのか。こういうわけのわからない地名は多いらしい。「大雪山」という「山」はない、って話を思い出した。たしか、「大雪山系」で、主峰は「旭岳」。
13-03-05
22日
前ヤンキースの新外国人2人の獲得で貧打の代名詞を返上。(朝刊27面)
竹園隆浩記者。楽天の戦力分析の記事。「貧打の代名詞」って何? あえていうなら「代名詞の貧打を返上」だろうな。フツーに書くなら、元々の文は〈楽天の代名詞になりつつあった「貧打」を返上〉くらいだろう。これを「貧打の代名詞を返上」と書けるか否か。
13-03-06
26日
八百長問題で弟子を処分されたある親方は、こう漏らした。「このまま八百長問題が風化してくれることを願っていた。大相撲が持ち直してきたのに、面倒になってしまった……」(朝刊38面)
有田憲一記者。八百長問題の解雇処分が不当という判決を伝える記事。この判決の影響はとんでもなく大きい気がするが、そこはパス。純粋の言葉の問題として、最後の「面倒になってしまった」は言葉足らずだろう。発言者の意図は「面倒なことになってしまった」だろう。一読したとき、「もう関わるのが面倒になってしまった」と解釈してしまった。まあ、そう読んでも大勢に影響はないけど。(←オイ!)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201303250696.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201303250696