2026-05-12

戸籍制度

例の判決自分はノンバイナリーではないが、判決妥当だと思う。個人的見解を述べるのであれば戸籍制度のもの廃止したほうがいいとすら思っている。

戸籍生物学的ないしは染色体性別を書くべきだ、という意見散見されるが、戸籍というのはあくま人間社会が生み出した産物で、その主たる目的系譜を表しているメモ程度の存在しかないのに

戸籍神格化しているやつが多すぎる。むしろ戸籍という制度があるがゆえに差別されてきた歴史が刻まれている人たちもいるだろうし、望んでいない戸籍によって不必要アウティングに繋がることもあり得る。

特に戸籍を閲覧する職員戸籍システム管理するSIerには本人が望まなくても開示されてしまう。悪意を持って閲覧する人は限られているだろうが、脆弱さは依然残ったままだ。

戸籍制度自体が個ではなく、系譜に重きをおいた設計になっていること自体課題なのである

系譜を刻むことは大事なのか。例として、もともと親◯しは極刑という選択肢しかなかったがこれは90年代是正され、通常の◯人罪が適用されるようになった。これは家族特に親は大切にするべきだという儒教の教えに基づいて設計されていたわけだが、その妥当性の評価にあたって当時は「家」同士という仕組みに価値がありイデオロギー支配していたため、家族という仕組みを前提に法律が制定されたと推測できる。

当時の男女の性差による役割の違いは今や想像ができないくらいにそれは悍ましいものであったが、しかしその社会の仕組みに準ずる法律設計がなされていたのも事実である

例えば女は専業主婦家事をやり男は外で足を使って稼ぐというのが一般的な家庭のあり方だったわけだ。時代は変わって女性社会進出をするようになり男女共同参画社会基本法はじめ、労働基準法性差による差別は明確に禁止されるようになった。これは社会構成が変わったからその設計に合わせて法律が見直されたわけである。もちろん一部年金の受け取りは女性のほうが多くなる、など女性に優位な法律は残った状態ではあるが、これは裏を返せば社会進出を果たせていない女性達がまだまだいるかである。つまり時代によって社会設計も変わるわけだからそれに伴って法律も変わってきたのである

現代核家族化も進んでおり、共働き世帯も増えてきた。しかも個を伸ばすという社会的風潮ですらある。つまりイデオロギーに変化が訪れているわけだ。それなのにもかかわらず系譜依存した法律憲法が取り残されているのは課題ではないだろうか。

法律から守らなければいけない、憲法から守らなければいけないのではなくて人間社会ルールとして策定されているという前提からみて今の戸籍制度自体現代社会設計に対して実利を伴っておらず、それなのに「戸籍を守る」という行為正当化しようとしているのは「自分社会に取り残されている弱者で誇れるもの系譜しかありません」と言っているのも過言ではない。言い換えれば例の判決に反対している奴らが社会に対して生み出しているのはリサイクルできないウンコだけということである

他にも「戸籍日本の伝統である」という主張をする輩もいる。この主張にはうんざりだ。こういった発言白人至上主義と何ら変わりがないレイシズムである差別を受けてきた人、戸籍によって実害を被っている人、出生地・家柄によって結婚を拒まれている人、疎まれる人。望まれない無戸籍児など。戸籍という仕組みが存在するだけでも多くの実害を伴っている。では現代においての戸籍制度による実利はどこにあるのか。その実利を客観的説明できる者は少なくても見かけたことがない。戸籍制度の維持について賛成をしているほとんどの人間は「憲法で定められているから」「日本の伝統から」という主張しかしていない。


また戸籍運用にも綻びが出てきている。海外から転入帰化をした場合戸籍が新たに作られる」のである。もはや系譜に重きをおいた運用ではなくただ惰性で法律上決まっているか運用でカバーしているように見える。

まり現行の戸籍自体課題はいくつかある。では課題を解消するために働きかけられるのか。大きく変えると現場ワークフローも大幅に変わることで混乱が生じることは理解できる。そしていくつかの法律戸籍を前提に作られており、戸籍制度をなくす場合依存している法律全てに変更を加えなければならない。膨大な整備をするために多額の資金を投じる必要があることは、言うまでもないがそれによって

得られる実利は上記のとおりであり、しかしこの実利を得られるのはほんの一握りしかいないわけである金銭的な実害は大きいが得られる実利が少ないというのも、戸籍制度が惰性で運用されている所以だろう。


男女という垣根も薄くなっており、男子小学生でも赤色ランドセル女子小学生でも黒色のランドセルを使う昨今。怪獣おもちゃを片手にプリンセス服装をする女児も珍しくない。

逆に、プリキュアを見ている大きな男の子のお友達も多いわけで、隔たりが薄くなっていることは明らかだ。そんな中でわざわざ染色体性別を書けとか、生物学であることが正義(男は男、女は女というロールを全うするべき)だ、という主張をしているウンコ製造諸君は、イデオロギーの変化についていけていない上にレイシズムしています、と自ら公に晒しているという自覚を持ってもらいたいものである

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