
今も昔も変わらず愛され続ける楽器「ギター」。
年代を問わず人気のギターですが、案外実家の片付けで押し入れや倉庫から出てきた…なんてケースも多いようです。
「ギターの処分方法がわからない…。」
「ギターは売れるって聞いたけれどどんなものでもいいの?」
このようなお悩みはありませんか?
今回はギターの処分方法について見ていくとともに、処分の際の注意点やお得に処分するためのコツなど、役立つ情報をまとめて紹介します。
ギターを何も考えずごみとして処分してしまうのは非常にもったいないです。もっとお得に、楽して処分できる方法を一緒に確認していきましょう!
▼こちらの記事でわかること
- ギターの処分方法
- ギターを処分する際の注意点
ギターの処分方法は全部で7通り!

ギターの処分方法は以下の7つです。
- 粗大ごみとして処分する
- 解体し不燃ごみ・可燃ごみとして処分する
- リサイクルショップや専門店で売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 人に譲る・ジモティーを利用する
- 支援団体へ寄付する
- 不用品回収業者へ依頼する
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
①粗大ごみとして処分する
破損やひどい劣化がみられるギターは残念ながら廃棄するしかありません。
ギターの種類は問わず、自治体の規定サイズである30cm~50cm以上の大きさがあるため、多くの自治体で「粗大ごみ」に分類されています。
その場合は予約や手数料の納付など、事前準備が必要になりますので、時間に余裕を持ち計画的な処分が求められます。
以下は粗大ごみを処分する際の主な手順です。
- 受付締切日までに粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
- ギターに受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
なお、粗大ごみ手数料は自治体によって以下のように異なります。
上記のとおり、戸別回収の手数料はどの自治体も数百円程度となっており、費用を抑えてギターを処分できるのがメリットです。
しかしいくら軽いとは言え収集場所まで運び出す手間はかかりますし、回収頻度は月一回程度のためすぐに捨てられないというデメリットもあります。
手間や時間をかけずに処分したい方は、別の方法での処分がおすすめです。
クリーンセンター(ごみ処理施設)の利用も可能
収集日まで待っていられない…という場合には、自治体が運営するクリーンセンター(ごみ処理施設)にギターを持ち込む方法もあります。
受け入れできる品目や手数料、営業日時などは自治体によってそれぞれ異なるため、あらかじめ調べた上で利用しましょう。
以下はクリーンセンターを利用した場合の費用の一例です。
手数料が重量で計算する自治体が多いため、戸別回収と比べて安く済みますし、都合のいいタイミングで利用できる、ギター以外のごみも一緒に処分できるといったメリットもあります。
ただし、クリーンセンターは自転車や徒歩での搬入は受け付けていないため、持ち込むには車が必須です。
また営業日が平日のみの場合や、予約が必要な場合もあり、不便に感じる方も多いかもしれません。
その場合は別の手段を検討しましょう。
②解体し不燃ごみ・可燃ごみとして処分する
ギターの最大辺を規定サイズ以下に解体することができれば「不燃ごみ」あるいは「可燃ごみ」として処分することも可能です。
不燃・可燃ごみの場合は自治体の指定ごみ袋に入れ、回収日に捨てるだけで手軽に処分できるでしょう。
ただし、解体作業にはケガの危険性もありますし、ギターには木材だけでなくプラスチックや金属が使われているため、それぞれ分別する必要があります。
エレキギターの場合はより部品が多いことから、分解にはかなりの労力が必要となる可能性も。
ごみの区分によっては収集日が少ないこともあり、すべてを処分し終えるには時間もかかってしまうため、急ぎの場合にはおすすめできない方法かもしれません。
③リサイクルショップや専門店で売却する
ギターは中古需要も高く幅広い層から人気の楽器なため、状態のいいギターをお持ちならごみとして廃棄するよりもまずは売却を検討しましょう。
リサイクルショップや楽器専門の買取業者なら、処分に費用がかかるどころか場合によっては臨時収入を得られます。
- Gibson(ギブソン)
- Martin(マーティン)
- FENDER ( フェンダー )
- Morris(モーリス)
- Taylor(テイラー)
- YAMAHA(ヤマハ)
上記メーカーのギターは品質がよく元値が高いこともあり、新品ではなかなか手が出せないという方が多くいらっしゃいます。そのため、中古需要も非常に高く積極的に取引されています。
また、基本的にどんな製品でも「新品により近いもの」が価値があるとされていますが、ギターの場合は違います。
たとえば、50年前に作られたヴィンテージギターの場合は以下のようなプレミアが付くことも。
- Gibson J-45:1,683,000円
- Martin 1957 D-28:2,580,000円
どちらも当時16,000円程度で売られていた品になりますので、どれだけ価値が上がっているのかわかるかと思います。
ただし、上記のような価値あるギターを売却するならリサイクルショップは不向きです。
というのも、リサイクルショップは数多くのジャンルを幅広く取り扱う一方で、その分専門性に欠けるというデメリットがあるためです。
本来なら価値のあるヴィンテージギターでも、相場よりずっと安く査定される場合もあるため、なるべく高く買い取ってほしい場合は楽器専門の買取業者のほうがいいでしょう。
なお、専門店であっても店舗ごとに取り扱う製品は異なり、査定額にもばらつきがあるため、少なくとも2〜3社程度比較することをおすすめします。
④フリマアプリ・ネットオークションに出品する
買取業者では思うような査定額にならなかったという場合にはフリマアプリやネットオークションの活用もいいかもしれません。
以下はフリマアプリ・ネットオークションを利用する際の手順です。
- 事前にギターの相場を調べた上で、販売価格を決定する
- 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明を分かりやすく書く
- ギターの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
- 購入者とのやり取り
- 自宅からの運び出しと発送手続き
フリマアプリやネットオークションはご自身の好きな価格で出品可能で、自宅にいながら気軽に処分できる便利な手段ではあるのですが、その反面、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。
- 売れた場合は配送料と手数料を負担しなければならない
- 出品から梱包、発送まですべて自分でするため手間がかかる
- 説明していたよりギターの状態が悪いとクレームにつながる
相場に見合わない高い金額をつけてしまうと売れなかったり、売れた後に思わぬトラブルになったりする可能性もありますし、個人間での取引になるため慎重な対策が必要となるでしょう。
⑤人に譲る・ジモティーを利用する
そこまで価値のあるギターではないけれど、ごみとして処分するのはもったいない…と感じる方も多いかと思います。
そんなときは、知人や友人など周囲の方に譲るか「ジモティー」のような、地域の情報交換掲示板などで引き取り手を探す方法がおすすめです。
以下はジモティーで実際に取引されているギターです。
- YAMAHAエレキギター:2,000円
- Jamesアコースティックギター:8,000円
- 富士弦楽器ギター(ムスタング型):60,000円
無料で引き渡すことももちろんできますし、上記のように好きな価格を付けてやり取りすることもできます。
譲渡するだけなら利用手数料も発生せず、自宅近隣や最寄り駅での受け渡しなら送料も必要ありません。
ただし、希望者が見つかるまでは処分できないため、急いで手放したい場合には不向きというデメリットも。
また、ジモティーでは見知らぬ方との個人間取引になるため、確実に受け渡せるように注意してやり取りする必要があるでしょう。
⑥支援団体へ寄付する
ボランティア団体やNPO団体などへ寄付するのも、いらないギターを無料で処分できる方法のひとつです。
世界には、満足に楽器が揃っていないため音楽に触れる機会がなく、その才能を眠らせたままにしている子どもたちが大勢いるのはご存知ですか?
発展途上国や被災地域への物資支援として物品を募集している団体が世の中には数多くあり、ギターをはじめとした楽器は大変喜ばれます。
支援団体に送られたギターは、
- 寄付した先でそのまま使用される
- 中古品として販売され、その売り上げが寄付される
といった形で国内の施設や発展途上国に寄付されます。
なお、基本的に送料はこちらで負担する形となりますので、遠方の団体に寄付する場合にはいくらかかるのか確認しておくと安心です。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。
ご興味のある方はぜひ一度ご覧になってみてくださいね。
⑦不用品回収業者へ依頼する
「手間や時間をかけてられない…。」
「ギター以外にも処分したい不用品が大量にある。」
このような場合は不用品回収業者への依頼がおすすめです。
不用品回収業者を利用するメリットは以下のとおりです。
- 年中無休、即日対応可能
- 破損や汚れのあるギターでも回収可能
- 分別・運搬は不要で、自宅にいながら手間なく処分できる
- ギター用品以外の不用品もまとめて回収できる
- 買取サービスや複数まとめての利用でお得にできる
不用品回収業者はスタッフにすべての作業をお任せできるため、自宅にいながら分別や搬出といった面倒な作業は一切やる必要がありません。
土日や祝日、夜間などの処分も可能で、引っ越しのタイミングに合わせての作業もできますので、処分を急いでいる方にはぴったりな方法です。
ただし、不用品回収業者の利用には人件費や作業費、車両費など諸々の費用がかかるため、不用品が少量だとどうしても割高になりがち。
そこでおすすめしたいのが「積み放題プラン」です。
このプランであれば決められた車両に不用品をいくつ積み込んでも定額ですし、車両に載せられるだけ不用品をまとめて処分できます。
加えて、業者によってはお得な「買取サービス」も利用できるため、ギターはもちろん、そのほか買取可能な家具・家電などの不用品があれば作業費から査定額を差し引き、場合によっては無料で利用することも可能なのです。
なお、不用品回収業者では、以下のようなさまざまな楽器の処分を承っております。詳しくは以下の記事をご参照ください。
- エレクトーンの処分方法7選と注意点!解体方法や無料の捨て方も解説
- バイオリンの処分方法7選!弦楽器・高価買取のコツや注意点を解説
- サックスを処分する方法とは?買取や手順についても解説
- 【まずは売却!】電子ドラムの処分方法8選・処分時の注意点まで解説
別ページでは安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についても紹介しております。
業者選びの際に参考にしてみてくださいね。
ギターを処分する際の注意点

ギターの処分方法を見てきたところで、ここで処分の際に注意したいポイントについても確認しておきましょう。
問題なく演奏できるギターは「売却」か「譲渡」
もしもお手持ちのギターが楽器としてきちんと演奏できるもので、目立った傷もない良品である場合は「売却」または必要とする方に「譲渡」を検討しましょう。
あまり知られていませんが、ギターはパーツごとに売却できる楽器です。ギターとして買取は難しくても、その部品ひとつひとつに価値があり、欲しがる方が大勢いらっしゃいます。
- ネックが折れている
- ボディに穴が空いている
- ヘッド部分やペグが破損している
- ギターの弦が切れている、張れる状態じゃない
- 変色やカビなどがひどい
上記のような状態でも問題なく買取できる可能性があるため、壊れているからといって廃棄するのではなく、まずは売却できるかどうか確認することが大切です。
ただし、いくら人気のギターだとしても、ひどく損傷していては売却や譲渡するのは難しいかもしれません。
この場合は、お住まいの地域の自治体にて処分するか、不用品回収業者へ回収を依頼しましょう。
売却・譲渡の前にメンテナンスする
売却や譲渡する前にはなるべくギターをきれいにしておきましょう。
売却の場合、丁寧に手入れされていたほうが当然査定額は高くなりますし、譲渡の場合もきれいなギターのほうが喜ばれます。
以下はギターの手入れ手順です。
- 油汚れや指紋の跡など、目立つ汚れは楽器用クロスを使用し拭き取る
- 弦の状態を確認し、必要であれば交換する
なお、売却する場合も譲渡する場合も、付属品が揃っていたほうが印象は良くなります。
- ギターケース
- 保証書
- アンプ
- チューナー
- ストラップ
- ピック
なお、これらの付属品が手元にある場合はまとめておきましょう。
純正のギターケースがあればより高い査定額を期待でき、保証書はギターが偽物でないことの証明になるほか、製造年月を確認するのにも役立ちます。
ギター本体とケースは別で処分する自治体もある
処分方法の中に「粗大ごみ」として処分する方法があったかと思いますが、多くの場合、付属のギターケースもあわせて処分したいという方も多いのではないでしょうか。
そこで注意が必要なのは自治体によってセットで処分できる場合と、できない場合がある…という点です。
愛知県名古屋市の場合、ギターケースは別で250円と記載されており、そもそもギターケースについて記載のない地域もあります。
誤った方法で廃棄してしまうと回収されず、最悪の場合不法投棄とみなされてしまうケースもあります。
ギター本体とあわせて付属のケースを処分する場合には、お住まいの地域のごみ出しルールに従い、正しく処分しましょう。
ギターの処分時に出やすい不用品

ギターを処分する場合に、どうせならケースやギタースタンドなどの関連品もまとめて処分したい!という方もいらっしゃいますよね。
以下に分別と捨て方を簡単にまとめましたので、処分時には参考にしてみてくださいね。
関連製品 | 分別区分 |
---|---|
ケース (ハード・ソフト) | 不燃・可燃ごみ 大きさによって粗大ごみ |
ギタースタンド | 不燃ごみ 大きさによって粗大ごみ |
ギターアンプ | 不燃ごみ 大きさによって粗大ごみ |
ケーブル | 不燃・可燃ごみ |
エフェクター | 不燃ごみ 大きさによって粗大ごみ |
弦 | 不燃ごみ |
オイル | 可燃ごみ ※新聞紙や布に染み込ませ、ビニールに密閉して廃棄 |
なお、先ほどもお伝えしたように、ギター本体とケースをあわせて処分できる自治体もありますので、まずは自治体のルールを確認した上で処分してください。
上記にあるギターケースの処分やギターアンプの処分をはじめ、そのほかさまざまな楽器の処分方法について詳しく解説した記事もありますので、該当する品目がある場合はそちらもあわせてご覧ください。
ギターの処分でよくある質問

Q.ギターだけを回収してもらうことは可能ですか?
A.1点のみのご依頼も可能です。点数に関係なく即日回収できますので、お急ぎの際もぜひご利用ください。
ただし、単品のみの回収はごみとして廃棄するよりも高く費用がついてしまう可能性がございます。
ほかにまとめて処分したい不用品があれば一緒に処分されることをおすすめします。
Q.ギターと一緒にアンプも回収してもらえますか?
A.もちろん回収いたします。まとめて回収をご依頼いただければ回収料金もお得になりますので、ギター以外にも不用品がある場合はぜひご相談ください。
なお、回収に伺った当日に、不用品が増えても問題ございません。スタッフが改めてお見積もりいたしますので、気軽にお申し付けください。
Q.見積もり後のキャンセルは可能ですか?
A.弊社ではお客様に安心してご利用いただくため、お見積もりのみのご依頼も可能としております。
キャンセル料は一切いただいておりませんので、お見積もりをご確認いただいた後、キャンセルしたい場合は遠慮なくお伝えください。
Q.どんなギターなら買取可能ですか?
A. 前提として「再販できるもの」ということが基本となり、人気メーカーの品や、問題なく演奏できる美品のギターなどが買取対象となります。
買取可能な場合は回収費用と相殺しお得にご利用いただけますので、お気軽にご相談くださいませ。
まとめ

今回は「ギターの処分方法」について詳しく解説してまいりました。
ギターを手放す際にはまず「売却」を検討しましょう。
ギターは古いものでも価値があるとされる楽器です。中古需要も高く、むしろ新品以上に人気と言っても過言ではありません。
仮に壊れていたとしてもパーツや部品にも価値があり、何も考えずに捨ててしまうのは非常にもったいないです。
「アンプやケース、ストラップもまとめて処分したい。」
「楽してお得にギターを手放したい!」
という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
弊社「出張回収センター」でもギターを含めた楽器はもちろん、さまざまなジャンルの製品を買取・回収しています。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください!
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