網戸は毎日のように使うものだからこそ、気づくと建て付けが悪くなっていたり、破れてしまっていたりすることもあるでしょう。
きれいな状態をキープするため、新しい網戸に変えたときには古い網戸をどう処分するべきか悩んでしまいますよね。
そこで、網戸の処分方法についてご紹介していきます。
「網戸っていつ処分すべきなの?」といったポイントから、少しでも手軽に処分するために知っておきたい方法まで解説していきます。
網戸の処分について知りたい人は、ぜひご参考ください!
【この記事でわかること】
- 網戸を自治体に回収してもらう方法
- 網戸の処分を業者に依頼する方法
- 網戸を処分するタイミングを見極めるポイント
網戸の処分方法6選!
それでは早速、網戸の処分方法についてご紹介していきましょう。
具体的には、次のような6種類の処分方法があります。
- 一般ゴミとして自治体に回収してもらう
- 粗大ゴミとして自治体に回収してもらう
- ゴミ処理施設へ持っていく
- 網戸業者に依頼する
- 資材買い取りサービスを活用する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの処分方法について詳しく見ていきましょう!
一般ゴミとして出す
一般ゴミとはいわゆる「燃えるゴミ」や「燃えないゴミ」というようなゴミのことです。
網戸もサッシ、網と分解することによって素材別に一般ゴミとして処分することができるのです。
燃えるゴミおよび燃えないゴミの捨て方は自治体によっても違いますが、指定のゴミ袋もしくは透明の袋などに入れて指定回収場所まで持ち込む方法が一般的と言えるでしょう。
多くの場合、週に1~2回ほど収集日があることから「なるべく早く処分したい」という希望があるときにはぜひ活用すべきスタンダードな方法と言えます。
ただし網戸はそのままの状態では一般ゴミとして出すことができませんので、きちんと解体して素材ごとに分けてから捨ててください。
網は、ゴムのようなパーツで枠に貼り付けられていることが多いため工具を使ってサッシから外していきます。
慣れていない人の場合、怪我をしやすいポイントと言えるので十分注意しましょう。
さらに、網とサッシはそれぞれ指定のゴミ袋に入るように小さくするか、折りたたんで縛るなど適宜まとめて、指定の回収場所に出しましょう。
また、素材によっては「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」の他の分別に該当することもあります。
例えばポリプロピレン製の網はプラスチックゴミに該当する場合があります。
さらにスチール製のサッシは金属ゴミとして処分できることがあるため、自治体ごとに異なる詳細を確認してから出すようにしましょう。
ちなみに各自治体ごとの網戸の分別は、次のようになっています。
- 名古屋市……粗大ゴミ
- 大阪市……粗大ゴミ
- 甲府市……アルミ製の枠は資源ゴミ、網は切って可燃ゴミ
- 長野市……サッシは不燃ゴミ、網は切って可燃ゴミ
このように扱い方は多種多様なため、まずはお住まいの自治体について調べてみてください。
粗大ゴミとして自治体に回収してもらう
網戸は分解することで一般ゴミとして出すことができると言えど、実際に大きな網戸を外して解体するとなるとなかなか難しいのではないでしょうか。
怪我をするリスクもありますから、無理して解体するのではなくそのまま粗大ゴミとして自治体に回収してもらう方法も検討しましょう。
粗大ゴミとは一定の大きさ以上(多くの自治体では「30cm角を超えるもの」が該当します)の不用品のことで、網戸のサイズは多くの場合粗大ゴミに該当します。
粗大ゴミとして捨てる場合のメリットは、時間や手間をかけて解体しなくて良いということ、そしてパーツごとの分別をする必要がないということです。
注意点としては、回収の日時を自分で決めることができないため時間がかかる可能性があることを理解しておきましょう。
粗大ゴミを自治体に回収してもらうときには、次のような流れで依頼します。
- 自治体の粗大ゴミ回収センターへ問い合わせて回収の日時と場所を確認する
- スーパーやドラッグストアで粗大ゴミ用のシールを買っておく
- 粗大ごみ用のシールに氏名や受付番号の記入が必要な場合は記入した上で網戸に貼り付ける
- 指定の日時、指定回収場所に網戸を用意しておく
詳細なルールは自治体によっても変わるため、不安があれば粗大ゴミ回収センターへ問い合わせたときに確認してみると良いでしょう。
ゴミ処理施設へ持っていく
地域には「リサイクルセンター」「クリーンセンター」といった、その自治体で排出されたゴミの最終処分施設があるものです。
そうした施設では家庭で出たゴミを引き受けてくれるため、自分で持ち込むことで処分してもらえます。
ゴミ処理施設へ網戸を持っていく場合のメリットとして、指定の粗大ゴミ回収日時を待たずに処分できる点が挙げられます。
「この日までに処分してしまいたい」など予定の都合がある人は、この方法で処分した方が良いかもしれません。
ただし「自分で網戸を運搬できる」ということが最低条件となります。
「車を持っていない」「運転ができない」「網戸を運べる車がない」という場合には難しいでしょう。
「運転してくれる人を探す」「レンタカーを借りる」といった手間を踏まえてもこの方法で処分したいか、他の方法で処分したいか考えてみてください。
ゴミ処理施設で網戸を処分する手順は次の通りです。
- 自治体のゴミ処理施設の場所を確認する(不安があれば網戸の回収を依頼できるのか、どこに持ち込めばいいかなど問い合わせる)
- 車に廃棄したい網戸を積み込んでゴミ処理施設へ持ち込む
- 入り口で受付をする(身分証明書などの書類を求められる可能性もあり)
- 網戸など処分したい品物の計量を行って重さごとに定められている粗大ゴミ処理費用を支払う
- 処分したい網戸を従業員に渡す(施設内を車で進み自分で処理場に運ぶ場合もあり)
やはりこちらも詳細は自治体ごとに違うことから、詳しくは事前に確認しておくことをおすすめします。
網戸業者に依頼する
網戸は古くなってきたり劣化してきたりしたとき、網だけを張り替えて使い続けることもできます。
こうした張り替えを行うのが、網戸の業者です。
網戸の業者は張り替えを依頼したとき、古い不網戸を回収してくれることがあります。
そのため「張り替えのついでに網戸を処分したい」というときには、回収も依頼してみると良いでしょう。
ただしこうしたサービスはあくまで「張り替えを依頼してくれた顧客に対するサービス」です。
そのため張り替えをせずに「網戸を回収してほしい」といった依頼はできません。
さらに「張り替えてもらった古い網戸を回収してもらうついでに、その他にも扱いに困っている網戸があるからあわせて処分してもらいたい」というような依頼もできない可能性があります。
引き取ってもらえるケースでも、別途費用がかかるものと考えておきましょう。
資材買取サービスを活用する
例えば「着なくなった洋服を古着屋に買い取ってもらった」「読まない本を古本屋の査定サービスに出した」というようなサービスを経験したことがある人は多いのではないでしょうか。
同じように、網戸をはじめとした住宅建材も専門買取を行っている店舗に依頼することで買取をしてもらうことができます。
買取サービスを利用するメリットは、不要な網戸を処分しながらお金を得られることでしょう。
お得に網戸を処分したい人にとって、うれしい方法と言えます。
一方で、きれいな網戸や劣化の少ない比較的状態の良い網戸しか買取できません。
網戸の状態によってはそもそも買取サービスを利用できないこともありますので、その点は理解しておくべきでしょう。
買取サービスを利用するときには、次のような流れで依頼しましょう。
- インターネットで「網戸 買取」などのワードで検索し、買取依頼ができる店舗を探す(不安があれば実際に問い合わせて網戸の買取に対応しているか聞いてみるとなお安心です)
- 網戸は店舗へ直接持ち込むか、出張買取、配送買取などのサービスがあれば依頼する
- 窓口や自宅で査定してもらい、数分から数十分程度待つ
- 提示された査定額に納得すれば正式な買取依頼をする
買取にあたっての条件や方法は店舗ごとに異なるため詳しく知りたいときは、店舗へ問い合わせてみてください。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者とは、その名の通り置いたままになっている「不用品」を回収してくれる業者です。
家具家電、衣服、おもちゃ、インテリア用品、スポーツ用品、車用品……と幅広い品物を回収しており、その中で網戸も回収が可能な品物となります。
メリットはなんと言っても、自宅にいるだけで回収や引き渡し、処分が完結することでしょう。
「車がない」「複数枚の網戸を処分したいけど自分でやるのは大変」というような人でも、運び出したり分別したりといった手間をかけず、気軽に利用できるでしょう。
さらに、依頼状況によっては即日対応も可能です。
たとえ即日対応ができなかった場合でも、基本的には依頼者都合に合わせたスケジュールで進行できます。
「この日までに処分したい」というような相談にも対応してもらえることから、自治体指定の回収日時より早く処分したい人や、忙しいときにも任せられるのがうれしいですね。
そして、回収対象となる不用品は網戸だけではありません。
前述のようにさまざまな品物が回収できることから「網戸を回収してもらうついでに、なかなか捨てるタイミングがなくて困っていた品物も一緒に持っていってもらう」というような依頼ができます。
大きいもの、捨て方のわからないものなども分別する必要がなく、一度に任せられるので安心ですよ。
回収された不用品は、経験豊富な担当スタッフが確認し、リサイクルできるものはリサイクルするなど適切な方法で処分します。
そして「捨ててしまうにはもったいない!」と感じられる品物はその場で買取に切り替えることも可能です。
「捨てるつもりだったけれど、もし売れるなら売りたい」と考えているのならぜひ依頼してみましょう。
不用品業者はさまざまありますので、ホームページをチェックしながら「具体的な事例が掲載されている業者」や「資格や許可証の許可番号などを確認できる業者」を選んで見積もりをとってみましょう。
「どうやって業者選びをすればいいかわからない」というときには、こちらの記事もご参考ください。
網戸を処分する際の注意点
ここからは、網戸を処分する際の注意点についてもあわせて解説していきましょう。
取り外しが難しい場合は業者へ依頼する
網戸を処分するにあたってはそもそも「窓から網戸を外す」という作業が大変に感じられるのではないでしょうか?
本来、網戸は少しずらすように動かすことによって外れるものですが、古い網戸の場合にはスムーズに動かず取り外しが難しいこともあります。
そのようなときにはつい強引に、力任せに外したくなってしまうかもしれません。
しかし、力任せの対応ではサッシが壊れてしまったり、形が変わってしまったりするケースがあります。
万が一サッシが破損してしまった場合には、交換が必要になってしまいます。
賃貸物件の場合は、弁償を求められるかもしれません。
そのような場合の費用は数十万円にのぼることもあるため、無理な対応はやめてください。
自力での取り外しが難しそうであれば、専門の業者に取り外しから依頼しましょう。
悪徳業者に注意する
便利な不用品回収業者ですが、中には悪徳業者も潜んでいます。
特に、次のような特徴に当てはまる業者には注意してください。
- 本来なら有料のサービスであるのに「無料回収」を謳っている
- 「一般廃棄物収集運搬業許可」など廃棄物回収や処分の資格を取得していない
- 「取得許可番号」などの確認ができない
- 公式サイト上の料金表示が不明瞭
- 見積もり内容が不明瞭(オプションも「一式」など詳細がかかれていない)
- ホームページを見てもスタッフの顔や雰囲気がわからない
- 口コミ内容が極端に良いものと悪いものに二分されている(業者がサクラを雇い良い口コミを投稿させている可能性があります)
このような業者に依頼すると「お得だろう」と期待していたのに結果的に高額請求されたり、思わぬ形で処分され意図せず不法投棄トラブルに巻き込まれたりする可能性があります。
網戸を処分するタイミングとは?
網戸の状態が悪くなっていても「まだ使えるのでは?」と考えはじめると、なかなか処分するタイミングを決め切らないのではないでしょうか。
そこで「網戸がこんな状態になっていたら処分を検討した方がいい」といった条件を解説していきます。
ネットが破れている、または破れそうになっている
まず、網戸のネット部分が破れている場合には早めに処分しましょう。
最初のうちは気にならないようなサイズであっても、そのまま放置していると「気づいたら大きな穴になっていた」ということもあるかもしれません。
そもそも、ネットそのものがある程度劣化していなければ穴は開かないので「穴が開いた網戸を使い続ける」ということはすなわち「劣化した脆い網戸を使い続けている」ということでもあります。
あわせて「まだ穴は開いていないけれど、ややほつれが見られる」という網戸も取り扱いに注意してください。
このような場合でも「劣化した脆い網戸を使い続けている」と言えるため、そのまま使い続けてしまうと摩擦しやすい部分から順番にほつれていってしまいます。
そのまま構わずに使い続けた場合、そこから小さな虫が侵入してしまったり、雨や水が入り込んでしまったりすることもあるでしょう。
網戸だけでなくその周りの状態が悪くなってしまう可能性もありますので、これらの兆候が見られたらすぐに網戸を処分してください。
枠とネットのあいだに隙間ができている
網戸は本来、ネット部分の端がゴムで埋められており、枠部分との間に隙間がない状態となっています。
ところが、網戸が経年劣化することによって、ゴムがゆるんでしまい枠部分からはがれてきてしまうことがあるのです。
こうした状態に陥ってしまうと、ネットそのものに穴が開いていなかったとしても結果的に虫や雨水が入り込んでしまうリスクが高くなり、網戸として機能しなくなってしまうでしょう。
ネットそのものがきちんとした状態を保っているように見えても、やはり網戸が劣化していることは変わりませんので、早めに処分してください。
網戸の滑りが悪くなっている
網戸を開けたり閉めたりするとき、なにかに引っ掛かっているように感じたり、滑りが悪くなっていたりするのであれば、網戸は処分すべきタイミングと言えるでしょう。
網戸は部品や枠そのものが外れかけたり、歪んだり、劣化によって状態が変わったりすることによって動きにくくなります。
通常時であれば戸車が正常に回って問題なく開け閉めができる網戸でも、戸車が劣化していくことによって次第に動きにくくなってしまうのです。
開け閉めが難しい網戸を強引に使い続けると枠そのものも歪みやすくなり、隙間ができて虫が入ってくる可能性も高くなりますので注意してください。
変色している
ここまでくりかえし解説しているように「網戸の劣化」は、大きなトラブルの引き金となりますが、劣化を見極めるポイントとして「色の変化」が挙げられます。
新しい網戸と比較した場合、3~4年ほど経ったあたりから網戸の色が変わっていることに気づくかもしれません。
素材によって変色の置き方は変わるのですが、そらでも「新品のときと色が違う」とはっきりわかる網戸は、かなり寿命が近づいている証拠と言えるでしょう。
見た目での違いがわからないのであれば「5〜10年、もしくはそれ以上使っているかどうか」も考慮してみてください。
網戸の平均寿命は5〜10年と言われています。
劣化は長く使うほど進んでいきますが、特に平均寿命以上に使っている網戸は、些細なきっかけで破れやすくなるため覚えておきましょう。
網戸処分にまつわるよくある質問
Q.不用品回収業者では網戸一枚でも回収してもらえますか?
A.はい、可能です。ちいさなお品物ひとつでも、複数でも対応いたします。
Q.家が狭くて網戸を運びにくいのですが不用品回収を依頼してもいいですか?
A.はい、対応いたします。運びにくい品物や重い品物も、スタッフが運びますのでお任せください。
Q.破損している網戸でも回収できますか?
A.はい、問題なく回収できます。弊社は劣化し破れてしまった網戸でも問題なく回収させていただいております。
破損や汚れで処分料金が増減するなどはございませんので、安心してご依頼ください。
Q.網戸を回収する前にしておいた方が良いことはありますでしょうか?
A.お客様にして頂くお手間は何もございません。
網戸の回収や運搬、その後の清掃まで当社スタッフが責任を持って行わせていただきます。
たとえ網戸が破損していたり汚れがあっても問題ございませんので、スタッフがご訪問するまでくつろいでお待ちくださいませ。
まとめ
網戸の処分方法には、次のような6つの方法がありました。
- 一般ゴミとして自治体に回収してもらう
- 粗大ゴミとして自治体に回収してもらう
- ゴミ処理施設へ持っていく
- 網戸業者に依頼する
- 資材買い取りサービスを活用する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれにメリットとデメリットがあることから「網戸は必ずこの方法で処分しなければいけない」とは言えず、自分に合った方法を見つける必要があります。
「できればお得に網戸を処分したいけれど、そもそも売れるものかわからない」、「大きな網戸を自力で処分するのは難しい」というときには、不用品回収業者を利用しませんか?
「出張回収センター」は、不用品出張回収のプロフェッショナルとしてさまざまな事例に対応してきました。
知識やノウハウの豊富なスタッフが、お客様の大切なお品物を責任を持って引き取ります。
スピーディかつ適切な対応をいたしますので、「網戸はどうやって処分しよう?」と悩んでいるときには一度ご相談くださいませ。
網戸の他、建材関連の不用品についてお困りのときにはこちらの記事もご参考ください!