用途に応じてさまざま形状の氷を作れる製氷機。
レストランやバーなど業務用としてだけでなく、家庭用のコンパクトなタイプも人気です。
そんな製氷機が不要になったとき、どのように処分したら良いかご存知でしょうか?
製氷機の耐用年数は約6年ですが、買取に出すことでお得に処分できる可能性があります!
そこでこの記事では、製氷機の正しい処分方法や処分にかかる費用について詳しく紹介します。
「壊れた製氷機を手間なく処分するにはどこに頼んだらいいの?」
「一人で運べない製氷機を回収してほしい」
このような疑問やご要望をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください!
▼この記事でわかること
- 製氷機の処分方法
- 製氷機の処分費用
- 高価買取が期待できる製氷機のメーカー
- 製氷機を処分する際の注意点
製氷機の処分方法は6通り!
製氷機を処分する方法は、以下の通りです。
- 自治体で粗大ごみとして処分する
- フロンガス回収業者に依頼する
- ジモティーで譲る
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 厨房機器買取業者で売却する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれについて詳しく解説していきます。
自治体で粗大ごみとして処分する
家庭用製氷機の一部は、自治体で粗大ごみとして処分できます。
粗大ごみ収集は、処理手数料が数百円で済むことがメリットです。
ただし、愛知県名古屋市をはじめとする多くの自治体では、製氷機のごみ出しについてホームページに明記していないことがほとんどです。
そのため、家庭用製氷機を処分したい場合は、自治体の担当課に問い合わせるようにしましょう。
粗大ごみの戸別収集では、収集日当日の朝に、自宅前やごみ集積所など指定場所に出す必要があります。
朝のごみ出しに間に合わない場合は、地域のごみ処理施設に直接持ち込む方法もあるのでご検討ください。
フロンガス回収業者に依頼する
製氷機にフロンが使用されている場合、フロンガス回収業者に依頼する方法が適切です。
フロンとは、冷蔵庫やエアコン・製氷機などの冷却装置に使う冷媒のことで、回路内を循環することで効率的に熱を吸収・放出する働きがあります。
しかし、地球温暖化やオゾン層破壊などの原因となるため、「フロン排出抑制法」に基づき、適切に処理することが必要です。
フロンガス回収は、第一種フロン類充填回収業者しか行えません。業者を選ぶ際は、環境省が公開している登録簿を参考にすると安心です。こうした業者では、作業後に引取証明書を発行してくれます。
参照:環境省│各都道府県の第一種フロン類充塡回収業者登録簿
ただし、業者によっては、フロンガスの回収のみで製氷機本体の撤去・廃棄に対応していない場合もあります。
依頼する前に、サービス内容や費用について必ず確認することが大切です。
ジモティーで譲る
使わなくなった製氷機は、地元の掲示板「ジモティー」で譲渡できます。
業務用・家庭用を問わず、製氷機を無料または格安で出品することで、不用品をリユースしましょう。特に、飲食店の開業準備で探している方に喜ばれるかもしれません。
ジモティーを利用するメリットは、処分費用がかからないことや、利用手数料が無料である点です。
ただし、譲り先がすぐに見つかるとは限らないため、急いで処分したい場合には向いていません。
また、引き取り手が見つかっても、運搬の手配や配送について話し合う必要があります。個人間取引のため、譲渡前に必ず製氷機の動作確認を行い、状態を正確に伝えることでトラブルを防げます。
フリマアプリ・ネットオークションに出品する
まだ使える製氷機なら、フリマアプリやネットオークションに出品することで、現金化を目指すのがおすすめです。自分で価格設定ができるため、需要が高い製氷機なら高値で売れることもあります。
メルカリでは以下のような中古の製氷機が取引されています。
- ベルソス 家庭用製氷機:7,250円(送料込み)
- シンプラス 家庭用製氷機:18,500円(送料込み)
- ホシザキ 業務用製氷機(45kg):120,000円(送料込み)
業務用の大きな製氷機でも、状態が良ければ数日以内に売れることもあります。動作確認済みでメンテナンスが行き届いているものは、購入を検討する際の安心材料となり、早く売れる可能性が高まります。
梱包や発送に手間をかけたくない場合は、「たのメル便」のような代行サービスを利用すると便利です。
出品する際は、相場価格を事前に調べ、価格設定をするのがポイントです。
ただし、すぐに売れるとは限らないため、余裕を持って出品することをおすすめします。
厨房機器買取業者で売却する
古い業務用製氷機を手放したい場合、厨房機器買取業者に査定してもらう方法もあります。
- 飲食店の閉店・移転で製氷機が不要になった
- 業務用製氷機を適正価格で売却したい
- 処分費用をなるべく抑えたい
上記のような方は、買取業者に一度みてもらうと良いでしょう。
買取業者に依頼する流れは以下の通りです。
- 電話やメールで査定を依頼する
- 製氷機のメーカーや品番、大きさ・状態などを伝える
- 日時を調整する
- 当日、スタッフが現物を確認し、査定する
- 査定額に納得したらその場で買取
- スタッフが製氷機を搬出する
中古厨房機器の買取基準は業者によって異なりますが、基本的には壊れておらず使用可能なものが対象です。
また、製造年数が古い製氷機は買取を断られることもあるため、事前に買取条件を確認しておくと良いでしょう。
不用品回収業者に依頼する
製氷機の処分を効率良く済ませたい方は、不用品回収業者の利用が最もおすすめです。
家庭用・業務用を問わず、産業廃棄物収集運搬業許可を持つ業者が適切に対応してくれるため、安心して依頼できます。
不用品回収業者を利用するメリットは以下の通りです。
- 製氷機を適正に処分可能
- ほかの不用品もまとめて回収
- 土日や夜間にも迅速に対応
- 買取可能なものは査定後に現金化
- 撤去作業・片付けもおまかせ
大型の製氷機も取り外しから運搬まで、プロのスタッフが安全に対応してくれるため、労力がかかりません。
また、養生作業も行うため、壁や床を傷つける心配もなく、スムーズに片付くのが魅力です。
ただし、業者ごとに対応サービスや料金体系が異なるため、必ず2~3社に相見積もりを取って比較検討する必要があります。
お急ぎのご相談の場合は、希望のスケジュールに対応可能なのかも確認しましょう。
安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についてはこちらの記事で詳しく解説しております!
製氷機の処分費用
製氷機の処分費用は、依頼する業者や作業内容によって異なります。
処分方法 | 処分費用 | 備考 |
---|---|---|
自治体の粗大ごみ収集 | 520円~ | ・自治体によって異なる ・家庭用製氷機のみ |
フロン回収業者 | 25,000~40,000円 | ・フロン回収費用 ・出張料金 など |
ジモティー | 無料 | 車の手配が必要 |
フリマアプリ・ネットオークション | 無料 | 送料・販売手数料が別途かかる |
厨房機器買取業者 | 無料 | 現金化できる |
不用品回収業者 | トラック積み放題33,000円~ | 要お見積もり |
製氷機の処分を業者に依頼する際は、見積書の内訳をしっかりチェックすることが重要です。
- フロンガス回収費用(1kgあたり1,000円~が相場)
- 搬出・運搬費用
- 高所・階段作業費用
- 出張料金
- 証明書発行費用 など
製氷機の搬出方法や現場の条件によって、費用は大きく変動します。当日に追加料金が発生しないよう、事前に詳細を確認しておきましょう。
また、不用品回収業者では、製氷機1台の回収だけでなく、ほかの厨房機器や不用品回収も対応しています。買取で費用を安くできる可能性もあるため、まずはお見積もりでご相談ください。
高価買取が期待できる製氷機の人気メーカー
製氷機の中古買取は、有名メーカーだと高価買取が期待できます。
それぞれのメーカーの特徴や実際の買取相場を把握しておきましょう。
ホシザキ
ホシザキは業務用製氷機で有名なブランドで、厨房のスペースに配慮したコンパクト設計が評価され、飲食店からの需要が高い製品です。
「チップアイスディスペンサー」は、酷暑でも安定して氷を作れる設計や、お手入れのしやすさが特徴です。汚れが落ちやすい素材やスライド式フィルターが使われており、清潔に保ちやすいのも魅力です。
買取相場は、状態や年式によりますが3万円から10万円程度が期待できます。
フクシマガリレイ
フクシマガリレイは、製氷機や医療機器など幅広い製品を展開しているメーカーです。環境への配慮を重視し、グリーン冷媒の採用や「冷媒ガス漏れ10年保証」を実施するなど、ノンフロン化に積極的に取り組んでいます。
製氷機の買取相場は6~8万円程度です。査定の際には、フィルターやスコップ、取扱説明書などの付属品を揃えて出すことで、買取価格がさらにアップする可能性があります。
大和冷機
大和冷機の製氷機は、省エネ性能と使いやすさ、お手入れのしやすさが特徴です。特に「F-モデル」は、扉が自動で閉まるオートクローズ扉を採用しており、スムーズに操作できます。
また、コンデンサやコントロールボックスが引き出し式になっているため、メンテナンスや清掃が簡単に行えます。
「キューブアイスメーカー」は人気が高く、買取相場は約8万円です。
製造から5年以内の製品は特に高額査定が期待できますが、10年以上経過した製品でも査定対象となる場合があるため、気軽に相談してみると良いでしょう。
製氷機の処分に関する注意点
ここでは、製氷機を処分する際の注意点を解説します。
フロンガスを含む製氷機は自治体で処分できない
フロンガスを含む製氷機は、自治体のごみ収集所では処分できません。
通常のごみとして処分すると、破砕処理の際にフロンガスが放出し、環境破壊の原因になる恐れがあるためです。
また、業務用製氷機は「産業廃棄物」として分類されるため、自治体では回収対象外です。
こうした製氷機は、産業廃棄物収集運搬業の許可を得た回収業者や、専門の買取業者に依頼する必要があります。
悪質な業者に注意する
製氷機の処分を依頼する際、無許可の業者や「無料回収」を謳う業者には注意が必要です。
不法投棄や不適切なフロンガスの処理は、依頼した側も罰則を受ける可能性があります。
信頼できる業者を選ぶためには、「産業廃棄物収集運搬業許可」や「第一種フロン類充填回収業者登録」の有無を確認しましょう。
業者の中には、後から高額請求をするトラブル事例もあるため、事前に見積書を取り、口コミや評判もチェックすることをおすすめします。
家電リサイクルの対象外
業務用製氷機は家電リサイクル法の対象外の製品です。
家電量販店やメーカーによる引き取り・リサイクルは行っていないため、産業廃棄物として適切に処理しなければなりません。
処分する際は、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付・保管が義務づけられています。業者に依頼する際は、書類もきちんと対応してくれるところを選びましょう。
参照:家電リサイクル券とは │ 対象廃棄物(家電4品目)一覧
製氷機の処分の際に出やすい不用品
閉店や移転に伴い、製氷機以外の不用品もまとめて処分したい場合は、こちらの記事もご覧ください!
製氷機の処分に関するよくある質問
Q.製氷機を処分する前に掃除した方が良いですか?
いいえ、そのままの状態で問題ございません。
作業が終わったあとにお支払いをお願いするため、現金またはクレジットカードのご用意をお願いいたします。
Q.本日中に製氷機の回収に来てもらうことは可能ですか?
はい、名古屋市内やお近くの地域でしたら、最短30分でお伺いできます。
いつでも対応できるようトラックが巡回しておりますので、お急ぎの場合もお気軽にお問い合わせください。
繁忙期の場合、すぐにお伺いできない場合もありますので、お早めにご連絡いただければと思います。
Q.製氷機がとても重たいのですが運び出してもらえますか?
はい、搬出作業はすべてスタッフが行います。
狭い場所からの搬出も養生作業を行い、安全に対応しますのでご安心ください。
製氷機の処分は出張回収センターにおまかせください!
製氷機の処分方法は以下の6通りです。
- 自治体で粗大ごみとして処分する
- フロンガス回収業者に依頼する
- ジモティーで譲る
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 厨房機器買取業者で売却する
- 不用品回収業者に依頼する
製氷機の処分には家庭用と業務用の違いや、フロンガスの有無が重要なポイントです。
家庭用製氷機は自治体の粗大ごみとして処分できる場合がありますが、フロンガスを含むものや業務用製氷機は対象外となります。
また、業務用製氷機は産業廃棄物に該当するため、適切に処理してくれる業者を選びましょう。まだ使用できる製氷機であれば、買取査定も検討してください。
- 厨房機器を買い取って欲しい
- 急ぎで処分や片付けをおまかせしたい
- 製氷機が重くて運び出すのが大変
このようなお悩み・ご要望をお持ちであれば不用品回収業者にまとめて依頼する方法が効率的です。
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