アバドのブラームス
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作曲者 : BRAHMS, Johannes 1833-1897 独
曲名  : 交響曲 第1番 ハ短調 Op.68 (1876)
演奏者 : クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD番号 : Grammophon/435 6832

持ってるだけで、ロクに聞いていないCDを聞こうと思い立ち、ブラームスの交響曲全集を聞きはじめる。
大学祝典序曲、運命の歌、そしてこの交響曲第1番となるのだけれど、録音もよく、演奏も深々としたブレスで、実に心地よい。何しろどこをとっても真っ当で、伝統的なブラームスが聞けるのは嬉しい。
聞き進んで、終楽章のアルプスの山並みに響くがごときホルンのアンサンブルの後の有名な開放弦のG音からはじまるメロディーが流れてくると久しぶりにグッと胸に迫るものを感じた。
そう言えば、ウィーン・フィルとの旧盤もあったはずなのだが、今回見つけられず…。ともかく1990年11月録音のこの演奏を心から堪能して満足した。
ボンヤリと聞き流すことが最近増えていたことを反省しつつ、アバドの遺産をしばらく辿ってみようかと思う。

by Schweizer_Musik | 2023-04-17 04:13 | CD試聴記
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