A.デイヴィス指揮で聞くマドンナの宝石他
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作曲者 : WOLF-FERRARI, Ermanno 1876-1948 伊
曲名  : 歌劇「マドンナの宝石」(1911) 第1幕への間奏曲
演奏者 : アンドルー・デイヴィス指揮 フィルハーモニア管弦楽団
CD番号 : EMI/TOCE-13291

学校用のハードディスクのデータを整理していて、こんなCDのデータが出てきて、捨てようかどうしようか迷って聞き始めたら、なかなか良いので残すことに…(笑)
マドンナの宝石の他にはエルガーの「愛の挨拶」やローザスの「波濤を越えて」などが入っていた。
若い新人指揮者で、コリン・デイヴィスとよく間違えていた頃から、イギリス音楽を中心に聞いていたけれど、こうしたポピュラーな小品集も丁寧な仕上げで、なかなかよく聞かせる。
こうした曲集なら、カラヤンが1番だが、彼が録音していない作品もここに入っているし、カラヤンの録音があるものでもそんなに遜色のない良い出来で、聞いていてなかなか愉しく、つい一通り聞き通してしまった。
はるか昔、こうした曲集を持っていたけれど、演奏は誰だったか…。そんなことを気にもしていなかった時代、クラシック音楽に親しみ始めた頃、大分お世話になった曲も多い。なんだか懐かしくもなり、昔、聞き込んだ曲だけに、メロディーも和声進行も、オーケストレーションも憶えていて、あれ、ここにはトランペットが重なっていたっけ…なんて、改めてスコアを探してみたり…。
愉しかった!!(笑)

収録曲は以下の通り。

1. エルガー/愛のあいさつ "Salut d'amour" Op.12 (1889)
2. スッペ/喜歌劇「軽騎兵 "Die leichte Kavallerie (Light Cavalry)"」(1866) 〜 序曲
3. レハール/ワルツ「金と銀 "Gold und Silber"」Op.79 (1902)
4. ポンキエルリ/時の踊り "Tanz der Stunden" (1876/1880改訂/歌劇「ジョコンダ "La Giaconda"」より)
5. ワルトトイフェル/ワルツ「スケートをする人々 (スケーターズ・ワルツ) "Les Pâtineurs"」Op.183 (1882)
7. ヴォルフ=フェラーリ/歌劇「マドンナの宝石」(1911) 第1幕への間奏曲
8. イヴァノヴィチ/ワルツ「ドナウのさざ波 "Flots du Danube"」(1880)
9. ボロディン/交響的絵画「中央アジアの広原にて "Dans les steppes de l'Asie centrale"」(1880)
10. ローザス/波濤を越えて "On The Waves" (1891)
11. マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(1890初演) 〜 間奏曲 "Intermezzo"
12. エルガー/行進曲「威風堂々 "Pomp & Circumstances"」Op.39 第1番 ニ長調 (1901)
13. ヘンデル/ヘンデルのラルゴ "Largo De Haendel" (1738/歌劇「クセルクセス」HWV.40 第1幕 第1場より)

1987年6月録音


by Schweizer_Musik | 2020-08-15 12:41 | CD試聴記
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