警句や諺の類を理解する上で、前後の文脈や社会的背景を知ることが重要です。
仏教系の本を何度か読書メモで紹介してますが、そういう言葉もやはり先行した考え方があったわけで……
というわけで、通しで勉強するべく、評判の高い飲茶氏による本書を買って読んでみました。
構成は古代インド哲学から中国、最後に日本の禅に至る流れになっています。
軽妙な語り口で、それでいてポイントをしっかり繰り返し教えてくれるので楽しく読むことができます。
が、結構な分量があるので……私は客先打ち合わせの合間を縫って、5日かかりました。
入門書ということで、これ以上突っ込んだ内容は既存の解説書を読んでいく必要がありそうです。