
- 作者: 熊谷英樹
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2010/11/01
- メディア: 単行本
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世の中ではIoTやロボットが持て囃され、弊社もその流れに乗って仕事が順調に増えつつあります。
とはいえ、実際お客さんの要望を聞いてると「それ要するに昔ながらの自動機をネットに繋ぐだけで十分では……」という事が多く*1、
地元の自動機屋さんと組んで逆提案するケースが増えて来ました。
で、問題になるのが全くの畑違いである自動機分野の考え方や制御方法について。
私も一応は電子工学を学んだクチですので、その周辺技術を引っかかりに教科書を漁って勉強しております。
「実務に役立つ自動機設計ABC」はそういった流れで手に取った中では割と取っ付き易い本でした。
おそらくは機械工学系が学部でやったであろう概念を図解で示してくれるので非常に助かります。
後ろの方にある「第7章自動機設計の事例」ではシステムそのものの組み方についても紹介してくれています。
あまり一個の作業機に頼らず、仕事は分離させた方がいいって教えは……完全にプログラミングと同じですね……。
*1:まぁ、同業他社はそう思ってもロボットでゴリ押しするらしいのでウチは良心的かもしれません