末期の散財

建築家黒川紀章さん死去 参院選にも立候補 73歳(朝日) 今年4月、都知事選に立候補したが、落選。7月の参院選でも、自ら立ち上げた共生新党から夫婦で立候補したが、落選した。
今にして思えば、覚悟の立候補で、末期の散財だったような。
一説によると、黒川さんは年収1億5000万円、預貯金5億円、推定総資産11億円だったそうな。参院選挙演説中の黒川さんをテレビで見て、「なんか死にそうな顔してるな」と思っていたら、本当に死んじゃった。もう死期を悟って、人生総決算閉店バーゲンセールだったのだろう。もらったものは最後に返すという持論の「共生の思想」を自ら実践したような。
あの動くサロンのような宣伝カー、自家用クルーザーで水上遊説、フリーターをかき集めてのパフォーマンスはワーキングプア解消の多大な一助となったような。一体いくら使ったのか知らないけれど、奥様は大女優だし、老後の心配無用。
若尾文子さんだって夫の覚悟を知って、やりたい放題やらせてあげようと自らピエロのような役割を買って出たのだろう。
金持ち夫婦はこうあらねば、という見事な死にっぷり、見取りっぷり。
合掌。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングブログランキング・にほんブログ村へ