2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

6月の陸上気温偏差、12か月連続1℃以上

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の6月の平均海面気温の偏差は0.58℃で、昨年9月以来、10か月連続0.7℃未満が続いている。前年同月の0.65℃に比べて0.07℃低くなった。ただ、南極…

6月の世界平均気温、観測史上3位、今年初めて前年上回る

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年6月の世界の平均気温の偏差は0.77℃で、前年同月の0.71℃よりアップした。6月としては2015年の0.80℃、2016年の0.79℃に次ぐ高さだ。 注目すべきは今年初めて前年を上回った…

6月のCO2濃度、3か月連続410ppm台

CO2earthによると、6月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は410.79ppmで前年同月の408.84ppmより1.95ppm上回った。これで3か月連続で410ppm台になった。上昇幅も一頃の1ppm前半か中ごろまでだったのが久しぶりに2ppmに近づいた。 例年ピークの5月の411.24pp…

南極の海氷面積史上11位、それでも下位水準

(参照) 南極の海氷面積は7月9日に1503.3万㎢を付け、節目の1500万㎢を突破した。1979年以来、史上11位の遅さに後退した。先月は9位、先々月は史上3位だったのでこの2か月で急速に回復したことになる。 それでも39年間で11位。依然として下位水準にあることに…

北極の海氷体積、史上最小5位継続

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年6月段階で持ち直し、観測史上最小5位になった。 6月段階では、1位2017年、2位2012年、3位2016年、4位2011年に次ぐ。いずれにせよワースト5は全て2010年代なのは前…

北極の海氷面積、史上8位の小ささに押しとどまる

(参照) 北極の海氷面積が7月2日、986.8万㎢となり、1000万㎢割れになった。実際には1日に1000万㎢割れしていた。これは1979年以来では史上8位の小ささで、一頃の史上最小レベルからは後退した。 ただ、海氷面積が縮小するのはこれからで、最小になるのは9月…