2018-01-01から1年間の記事一覧

南極の海氷面積ついに史上最小を驀進

(参照) 南極の海氷面積は12月27日に約629.7万㎢になり、同日時点で観測史上最小になっている。既に3日程史上最小を更新し続けている。 ここに来て“ボリンジャーバンド”からはっきりと下抜けする気配だ。このまま史上最小記録を更新したまま越年しそうだ。 Cl…

11月の世界平均気温、4年連続下げる

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年11月の世界の平均気温の偏差は0.77℃で、昨年同月の0.85℃より0.08℃下回った。 11月としては2015年の1.02℃、2016年の 0.90℃、2017年の0.85℃に続いて4年連続下げている。ま…

11月のCO2濃度、3ppm近い大幅上げ、今年最大

CO2earthによると、11月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は408.02ppmで、前年同月の405.12ppmより2.90ppm上回った。今年最大の上げ幅だった10月の前年比2.36ppmよりもさらに大幅上げとなった。前年同月比が2ppm以上に開いたのは3か月連続で、2017年以降最…

北極の海氷体積、史上最小5位に

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年11月段階で観測史上最小5位の状況だ。前月の最小4位から順位を下げた。 このところ、8月段階で観測史上最小6位、9月段階で「北極の海氷体積、なべ底状態で史上最…

2017年の平均CO2、405.5ppm

CO2濃度、17年も最高更新=世界気象機関 【フランクフルト時事】世界気象機関(WMO)は22日、代表的な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の世界平均濃度が2017年は405.5ppmに達し、16年に続いて過去最高記録を更新したと発表した。 WMOによると、CO2濃度は15年…

10月の海面気温偏差、昨年8月以来の0.7℃

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の10月の平均海面気温の偏差は0.70℃で、前年同月の0.63℃に比べて0.07℃高くなった。 0.7℃台になったのは昨年8月以来。この3か月は上昇傾向が…

10月の世界平均気温、観測史上2位に

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年10月の世界の平均気温の偏差は0.99℃で、10月としては2015年の1.08℃に次いで観測史上2位の高さだった。観測史上2位になるのは今年初。 前年同月の0.88℃より0.11℃上回った…

北極の海氷体積、史上最小4位に

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年10月段階で観測史上最小4位の状況だ。8月段階で観測史上最小6位、9月段階で「北極の海氷体積、なべ底状態で史上最小5位」だったので、月ごとにランクアップしたこ…

10月のCO2濃度、今年最大の上げ幅

CO2earthによると、10月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は406.00ppmで、前年同月の403.64ppmより2.36ppm上回った。前年比が2ppm以上に開いたのは2か月連続で、今年3月の2.28ppmを上回り、今年最大の上げ幅となった。 また10月段階で406ppmを付けるのは昨…

北極の海氷面積も史上3位の小ささに

(参照) 北極の海氷面積が11月2日、803.4万㎢となり、800万㎢を突破した。歴代3位の遅さで「南極の海氷面積は史上最小3位に後退」と同様、これで南北両極でそろって史上3位となった。 史上最も遅かったのは2016年の11月9日、次いで2012年の11月3日だ。2016年…

南極の海氷面積は史上最小3位に後退

(参照) 南極の海氷面積は10月30日に約1700万㎢になり、グラフ上でもはっきり“ボリンジャーバンド”から下抜けした。目下史上3位の小ささになった。今月11日に史上最小5位にとどまったが、同じ月のうちに史上3位の状態に下降した。 30日現在で史上最小1位は198…

9月のCO2濃度、半年ぶりに前年比2ppm以上に

CO2earthによると、9月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は405.51ppmで、前年同月の403.38ppmより2.13ppm上回った。前年比が2ppm以上に開いたのは今年3月の2.28ppm以来で、今年2番目の開きで、今年2回目だ。 例年、9月がボトムで、今年はボトムが月ベース…

9月の世界平均気温、高暑の反動が続く

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年9月の世界の平均気温の偏差は0.75℃で、前年同月の0.76℃より0.1℃下回った。また直近4か月連続で0.8℃割れになった。 9月は2016年の0.88℃をピークに2年連続の下げで0.7℃台…

南極の今年の海氷最大面積は史上最小5位

(参照) 南極の海氷面積は10月11日に1800万㎢割れし、今年の最大値は同月2日の1815.4万㎢に確定した。1979年以来、史上5番目の小ささで終わった。 最小1位は1986年の1796.3万㎢、2位は2012年の1804.6万㎢、3位は2002年の1804.8万㎢、4位は2017年の1810.2万㎢…

北極の海氷体積、なべ底状態で史上最小5位に

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年9月段階で観測史上最小5位の状況だ。8月段階で観測史上最小6位だったので、海氷の回復が遅れているようだ。この1か月間、減りもしないが増えもしないなべ底状態が…

北極の海氷面積、今年は史上7位の小ささで確定

(参照) 北極の海氷面積が9月27日、471.9万㎢となり、明らかに上昇に転じ、19日の459.4万㎢が今年の最小値であることが確定した。これまででは、2008年の458.6万㎢よりわずかに上で、かろうじて史上6位には届かない史上7位。 史上最小1位は2012年の338.7万㎢…

8月の海面気温偏差、5年ぶりの0.6℃未満

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の8月の平均海面気温の偏差は0.59℃で、前年同月の0.70℃に比べて0.11℃低くなった。この下げは数字的には先月と同じ。 8月で0.6℃未満を記録し…

8月の世界平均気温、3年連続下げも観測史上5位の高さ

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年8月の世界の平均気温の偏差は0.77℃で、前年同月の0.87℃を0.1℃も下回った。8月としては2015年の0.79℃以来の0.8℃割れとなった。また直近3か月連続で0.8℃割れになった。 8…

北極の海氷体積、史上最小6位に

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年8月段階で観測史上最小6位の状況だ。 8月段階では、1位2012年、2位2011年、3位2017年、4位2016年、5位2010年に次ぐ。 ワースト5からはやや上放れしている傾向で今…

8月のCO2濃度、2か月ぶりに前年比2ppmに近づく

CO2earthによると、8月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は406.99ppmで、前年同月の405.07ppmより1.92ppm上回った。前年比が2ppmに近づいたのは6月の1.95ppm以来だ。 目下、昨年の2月から3月くらいのレベル。例年、9月がボトムで、今年はボトムが405ppmを…

北極の海氷面積、4年連続史上9番目の500万km2割れ

(参照) 北極の海氷面積が9月1日、499.2万㎢となり、500万㎢割れになった。これまで500万㎢割れは4年連続で観測史上9番目。全て2007年以降で、2010年代では9年中7度記録した。 が速かったのは2012年の8月14日、次いで2007年の8月22日、2016年の8月24日、2011…

南極の海氷面積史上3位の遅い水準

(参照) 南極の海氷面積は8月23日に1753.4万㎢を付け、節目の1750万㎢を突破した。1979年以来、史上3番目の遅さだ。先月の1500㎢は史上11位、先々月の1250万㎢は9位、5月の750万㎢突破は史上3位だったのでとうとう3か月で元のさやに戻った格好だ。この2か月で…

7月のCO2濃度、4か月ぶり410ppm割れ

CO2earthによると、7月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は408.71ppmで、これで3か月連続410ppm台は途絶えた。通常、CO2濃度は9月がボトムなのでさらに下がり続けると思われ、今年の410ppm以上は3か月で終了と見られる。 もっとも410ppm以上の月が出現した…

7月の陸上気温偏差、13か月連続1℃以上

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の7月の平均海面気温の偏差は0.57℃で、前年同月の0.68℃に比べて0.11℃低くなった。7月で0.6℃未満を記録したのは2014年の0.59℃以来4年ぶり。 …

7月の世界平均気温、トップ3は直近3年、今年は観測史上3位

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年7月の世界の平均気温の偏差は0.78℃で、前年同月の0.81℃を下回った。それでも7月としては2016年の0.82℃、2017年の0.81℃に次ぐ高さだ。 これで2016年から2018年までトップ…

北極の海氷面積、史上4番目に速く600万km2割れ

(参照) 北極の海氷面積が8月10日、599.2万㎢となり、600万㎢割れになった。これまで600万㎢割れが速かったのは2012年の8月6日、2007年の8月8日、2017年の8月9日の順で今年は観測史上4位タイ速さだ。同じく8月10日に600万㎢割れしたのは2016年の593.5万㎢、20…

猛暑なのに北極は寒冷化?

GISS Surface Temperature Analysisによると、世界の6月の緯度別平均気温が異常なまでに文字通り両極端化している。(グラフ) これは5月に比較してもさらに先鋭化していることが分かる。5月の南極圏は+3.5℃だったが、6月は+4.3℃程度に上昇。一方の北極圏は…

北極の海氷体積、史上最小5位に

(参照) PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysisによると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2018年7月段階で観測史上最小5位タイの状況だ。 7月段階では、1位2012年、2位2017年、3位2011年、4位2010年に次ぐ。2016年とほぼタイの5位だ。ワースト3からはやや上向…

6月の陸上気温偏差、12か月連続1℃以上

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の6月の平均海面気温の偏差は0.58℃で、昨年9月以来、10か月連続0.7℃未満が続いている。前年同月の0.65℃に比べて0.07℃低くなった。ただ、南極…

6月の世界平均気温、観測史上3位、今年初めて前年上回る

(参照) NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年6月の世界の平均気温の偏差は0.77℃で、前年同月の0.71℃よりアップした。6月としては2015年の0.80℃、2016年の0.79℃に次ぐ高さだ。 注目すべきは今年初めて前年を上回った…