消えた「安倍晋三」問題

第21回参議院選挙は2007年7月12日公示され、17日間の選挙戦が始まった。安倍首相も「オタクの聖地」とも言われる秋葉原で第一声をあげた。 そこで何を言ったかと言えば、最近安倍晋三首相の口癖になりつつある「社会保険庁をぶっ壊す」だから、ある意味凄い。なりふり構ってられなくなったのか、あるいは自民党選対が仕掛けたギャグなのか意味深ですらある。
「ぶっ壊す」+「秋葉原で演説」=小泉前首相+麻生太郎(次期?首相)=安倍晋三現首相
正直、お笑いのギャグに本当に出てきそうで、思わず昨年見た映画「日本以外全部沈没」を思い出す。そこでは、
(小泉+安倍)÷2+(純一郎+晋三)÷2=安泉純二郎
という首相が登場していていた。映画の世界では、一応小泉前首相と安倍現首相を足して2で割った存在となっている。つまり安倍晋三は半分存在していた。
ところが、参議院選挙第一声の立ち居振る舞いはもはや、麻生純一郎か小泉太郎になってしまっており、もはや「安倍晋三」は消えてしまっている。宙に浮いているだけかもしれないが。
もし自民選対が意識的に演出したのなら、その意味は大きい。安倍総裁自身に「次は麻生太郎さんにやってもらいますのでよろしく」と言わせたのも同然じゃないか。だとしたら、もう映画も漫画も超えている。
安倍首相自身、このギャグに気付いているのだろうか。色々な意味でかなり心配な状況だ。
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