北森瓦版

　
GeForce GTX 980MのCUDA core数はGTX 880Mと同じで1536となる。そのため、GeForce GTX 880MからGTX 980Mでどれほどコアの効率が向上したのか興味深いものである。

GeForce GTX 970Mは1280のCUDA coreを搭載する。またメモリインターフェースは192-bitとなり、メモリ容量も3GBまたは6GBとなる。このGeForce GTX 970Mはデスクトップ向けにも似たようなものが投入されるかもしれないという可能性を示している可能性がある。NVIDIAは192-bitのGM204を有していることになり、これをGeForce GTX 960に充てることは簡単であろう。

NVIDIAはGM204のフル機能版をMobile向けには投入していない。またTDPの制限によりMobile向けGM204搭載カードはデスクトップ向けより高速になることはない。

VideoCardzにGeForce GTX 980M/GTX 970Mのスペックがまとめられています。以下に示します。

GeForce
		GTX 980M	GTX 970M
コア プロセス		GM204 28nm	GM204 28nm
SMM数		12	10
CUDA core数		1536	1280
TMU数		96	80
コア周波数	Base	1038MHz	924MHz
	Boost	1127MHz？	****MHz
搭載メモリ		GDDR5 4GB, (8GB)	GDDR5 3GB, (6GB)
メモリ周波数		1253MHz （5012MHz）	1253MHz （5012MHz）
メモリインターフェース		256-bit	192-bit
ROP数		64？	48？
TDP		**W	**W
		'14/10/7	'14/10/7

デスクトップ向けのGeForce GTX 980はフルスペック使用で16のSMMを搭載しており、その下のGeForce GTX 970は13のSMMを搭載しています。今回のGeForce GTX 980Mはデスクトップ向けGeForce GTX 970よりSMMがさらに1基無効化され、12基のSMMで構成されています。GeForce GTX 970MになるとSMMはさらに減少して10基となります。さらにGeForce GTX 970Mではメモリインターフェースも256-bitではなく192-bitとなります。VideoCardzではデスクトップ向け―もっと突っ込んで言ってしまえばGeForce GTX 960に今回のGeForce GTX 970Mとよく似た192-bitメモリインターフェースのGM204が搭載されるのではないかと述べています。もしその通りであれば、GM206に相当するコアが登場する可能性は低くなるでしょう。

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