
山と高原地図(50 北摂京都西山)2024年版より ★時計回り周回

ジオグラフィカより ★時計回り周回

距離と累積高度

登山口駐車場に到着は8時過ぎ。
ここってホントに大阪なの?と思えるのどかなところ
山登りでいろんな土地に行くけど、それぞれなにがしらの独特な雰囲気というかスタイルがあるのを感じる。

1日500円
たぶんどなたかの個人宅の敷地内の駐車場なんだろうけど
登山者や棚田見物者に有料で貸し出しておられる
自治会長宅みたいなそんな感じの不思議な駐車場だった
このあたりは広々していてなんぼでも土地余ってそうなんだけど
有料なのは大阪の山あるあるだ。

凍てつく朝・・
霜が降りてるけど写真ではわかりにくいな

ということで張り詰めた空気の下で歩き始める


登山口まで舗装路だが静かなところだ

慈眼寺(じげんじ)の大木

前方に見えるのは結果的には滝王山

「おおさか環状自然歩道」なんてあるんだ?

まだしばらく舗装路が続く

てっきり上の道かと思ったら違った

囲ってるのはおそらくため池だろうな


凍ってる・・
小石を投げてみたら滑っていったのでかなり厚みがありそう

播磨の三草山はけっこう認知されていて人気の山だった。
こっちの北摂の三草山はゼフィルスの森として知られているが
今日はいったいどれくらい人に会うだろうか?>ゼロでした


オフロードバイクなどによる進入禁止とある
その後、大阪の山ってどうしてこうなるんだろうなって事態に遭遇。

いよいよ山中へ

ガレていて歩きにくい
植林の山なの?

足場はこんな感じ


前方が明るいところに出た

落ち葉ゾーン
思えばほんと最近はよく落ち葉に泣かされたもんだよなぁ

早くもどこかの峠に登りきった?

ここでも厳しくバイクや自転車を禁じている

二手に分かれている
右へ進んだが、左に行ってみたらよかったなぁ

ネット沿いなんだよなぁ。。
すでにゼフィルスの森とやらの中なんだろうけどなんだかなぁ。

写真ではわかりにくいが左手はネットで遮断

ゼフィルスって何?と思ったら、つまり蝶のいる森ってことらしい
時期は6月頃だとか
現在地の近くに何やら絵が。

行灯岩だって?
あんどんいわ?
昔、行灯として使われた石とかそんなのかな?

行灯岩、気になるけど下るのは今日はなんだかめんどくさい気分。。
たぶんあの岩かな?ってことにしとこう。
いままで名前の付けられた岩に驚いたことがないので(^^ゞ

ということでネット沿い歩きを再開


このあたりは休憩適地がありまくりであるがまだ登り始めたばかり

このあたりは城址のような地形の場所だった


あらら・・もう山頂に到着したみたい

うわ~、広くてフラットだぁ!
運動会でもできそうな広さ
ここも休憩適地だが昼食にはまだまだ早い


三等三角点(点名:三草山)

山名板のほうへ移動

山座同定板のようなのがあったが・・

かなり傷んでる

春霞で霞んでいるがあれが羽束山だな。
カラダが反応しないので花粉でもPMでもなさそう。

こんなに良い休憩適地なのにまだ早すぎだぁ
逆回りして最後にここで休憩もありだったかな?!

名残り惜しいが先へと進む

下る・・

どんどん下る・・


さらに下る

さらに

ホオノキの大きな落ち葉

才ノ神峠に到着
なんと!まさかの8分岐!

才ノ神峠には石碑に地蔵に道標

古い道標
何と掘ってあるのか判読しにくいが気になる

すでに解読されていた
長谷って書いてナガタニと読むのか
いけだみちっていうのは池田線の方向を示すのかな
有馬はわかるが銀山って多田銀銅山のことかな?

しばらくは未舗装林道
どこからか車でやってこれるのか見苦しい不法投棄の跡も。
そんなに街が近いわけでもないのにああいうのを見るとゲンナリ。。

ここはわかりにくいポイントで林道道なりではなく上へ

途中、ここから尾根芯を行くのかなというポイントをあえて通過し
陽のあたる明るそうなこちらから回ってみた。
踏み跡なのか獣道なのかどっちだろうと思っていたら・・どっちでもなかった。
というのは・・・後述

左手方向に開けていて陽が当たるのにさほど暖かくもない

途中、イバラー塊があって巻かざるをえなかった。

また轍に復帰して道なりに。。
踏み跡ではないのは確実で、獣の大群の行進跡のようにも見える
とにかく踏み跡にしては細いのだ。

地形図でおさらい
本来は黒破線が山頂へのアプローチだったみたいだがずっと植林帯の中だと思われた。
次のピークの滝王山まで我慢しようと思ったけれど、
どんな山頂かもわからないし、ちょうど休憩適地があったので
少し昼には早めだが休憩することにした。

相変わらずお気に入りの「桜井食品 さくらいのラーメン(しお)」

今回は野菜、にぬき、無塩せきハムを入れてみた
これだけで十分なのに・・

朝早くから開いているパン屋で仕入れてきたパンも。
食べきれずに持ち帰り

気温は6℃台で寒かった

休憩中、下のほうに林道があるのか広場があるのか
オフロードバイクが走り回るエンジン音。
まさかモトクロッサー?
自分もオフロードバイクに乗っていた30代、
あくまで舗装林道や未舗装林道を普通に走ってただけだけど
音を聞いていると山中を走り回ってるような感じ
そのうち山頂方向からも音が聞こえだして休憩地の近くを通り抜けていった。
その方向はというと、あのイバラー塊があったところ
あれをどう突破したんだろ。。

なんか生まれそう。。

休憩が終わって滝王山のピークに向けて踏み跡のない尾根を登り始める

そのまま尾根芯を登っておけばいいものを、左手に踏み跡らしきのがあって辿っていくと・・

たしかに薄っすら踏み跡っぽい

しばくすると、歩いて登るのもたいへんそうなえらい急斜面を
バイクの轍が縦横無尽に・・荒れ放題
こんなところ走れるの?!

丸太越えなんかもあったりしてまさかと思ったが
やはりバイクが走った跡だった。
これほどまでに走り回って荒れている山を歩いたのは初めて。

さすがに三草山はきっぱりと禁止と書いてあったので痕跡は無かったが
お隣のこっちの山は走り放題って感じだった。

植林帯に入る。
こういうところもバイクが走ってそうだが斜度がないので痕跡は薄い

巨大な岩が落ちていた

誰の落とし物だ?

そこかしこに岩があった

前方に山名板らしきものが見えてきた

滝王山山頂にて
上の山名板には竜王山とあったのでどっち?と思ったが
「滝王山」と書いて「りゅうおうざん」と読むらしい

少し進行方向に下るとなにやら看板と岩積み

無断で木を植えました。岐尼小学校とある。
なんと正直な(≧∇≦)
1976.2.4となっているので今から49年前である。
当時の子どもたちはおそらく60歳前後くらいか?
岐尼小学校を調べてみたらここから北東に約3kmのところに現存するがすでに廃校だった。

上のほうを眺めてみたがどれがポプラでメタセコかわからなかった。

すぐ近くの岩の上に謎の祠
しかも6枚ほどのコンクリートブロックで風か何かをガードしている

下山を続けるもしばらくは岩が散らばっていた

歩きやすくなった

快適、快適

ルート上にいきなり三角点が現れる
なんだか小ぶりだなぁと思ったらやはり四等三角点だった。
(点名:長谷)

あたりをよくみると札も掛かっていた

峠が見えてきた

峠に着地
なんだかしっかり踏まれた跡みたいになってるがオフロードバイクの跡だと思われる。

「宮峠」となっていて5分岐だった。

植林帯の中のほうが歩きやすそうだったがあえてガレガレなルート上をトレースする

左手には根っこがおどろおどろしい巨樹たち

なんの木だろうな。。

こんな石がゴロゴロしているので足グネ注意
会社の先輩が岩湧山で足首骨折したみたい

真新しいコンクリート舗装が現れたと思ったら
八坂神社のためのアプローチのようだ
せっかくなので左へ登ってみた

八坂神社
静寂に包まれていた
どれくらい前のものだろう

階段がえらい急でステップの幅が狭く
僕の足ではかかとくらいしか乗らないので慎重に

鳥居まで下ってきた
どういう構造で鳥居が作られているのかふと興味が湧いた

ここから約200mの山中にスダジイの巨木があるという

せっかくなので行ってみた
あまり歩かれてなさそうだった

大阪府の天然記念物となっている
当時は「しい」の木と思っていたらその後の調べで「ズダジイ」と判明したらしい

右側からみるとなかなかの巨樹
スダジイって巨木化する傾向にあるみたい

さらに離れてみるとこのような感じ

スダジイからはパワーが降り注いでいた

鳥居まで戻ってきた

このあたりは長谷(ながたに)の棚田として知られているらしい


のどかな山村風景を眺めながら駐車地へと戻った