ライバルのゴミも対象って懐の深さに震える。環境への取り組みでこれまで、自社商品の包装をゴミ箱に捨てたお客に割引特典を与えていたスウェーデンのマクドナルドが、他のバーガーチェーンのゴミでも割引クーポンを贈呈することを発表した。
このユニークな試みは、ゴミのポイ捨て削減に取り組む非営利団体と、現地のマクドナルドが共同で行ってるもの。
街がきれいになるのなら、ライバルのバーガーキングのゴミまでウエルカム!という太っ腹なキャンペーンにせまってみよう。
マックが包装をゴミ箱にきちんと捨てた客に報酬
スウェーデンのマクドナルドでは、昨年から食べ終えた商品の包装をゴミ箱にきちんと捨てた客に報酬を与えるキャンペーンを実施中。
この取り組みは、既存のアプリに導入された新機能で、お客が包装をゴミ箱に捨てる際、その包装をスマホでスキャンするだけでお得な情報や割引が得られるというもの。
商品をただ売って終わりではなく、その後のパッケージの行方にも配慮し、お客に責任あるゴミ捨てを奨励するユニークな試みは現地でさっそく話題になった。
バーガーキングを含む競合他社のゴミも対象に
そして現在、同社はこの取り組みをさらに一歩進めている。
なんと自社のものだけでなく、ライバルのバーガーキングやスウェーデンで人気のマックスバーガーといった競合他社の包装までキャンペーン対象として受け入れてるのだ。
「 Deal with the Trash」と題されたこのキャンペーンは、ゴミのポイ捨て削減に取り組むスウェーデンの非営利団体「The Keep Sweden Tidy Foundation」と地元の広告代理店のNORD DDBストックホルムが共同制作したもの。
にしてもなぜマクドナルドは、ライバルのゴミまで対象にしたのか?その理由はポイ捨てゴミを出さない習慣を広められるからだという。
つまり同社はより多くの人に街をきれいに保つよう働きかけているのだ。
キャンペーン開始からの利用回数は16万回以上
「でも割引目当てにスキャンだけしてポイ捨てもバレないんじゃ?」とまっさきに不正を心配する人もいそうだが、そのアプリは高度なAI画像認識ツールを活用しており、実際にゴミ箱に捨てたかどうかがちゃんと確認できるという。
さらに取り組みへの反響はどうかというと、今年4月18日付のNORD DDBストックホルムの報告によると、このキャンペーンにはこれまでに多数の参加があり、昨年9月この機能がアプリに導入されて以来、なんと16万回以上もの利用があった。
スウェーデン・マクドナルドのマーケティング責任者ミカエラ・ボグナス氏はこのように語っている。
私たちはこのキャンペーンで、ゴミを適切な場所に捨てようとする人がより増えて、テイクアウト包装のポイ捨てが減るきっかけになることを願っています
環境意識の高いお客を巻き込む形で、ポイ捨て問題に取り組む斬新なアイデア。この方法に他国のメディアも注目しているようだよ。
References:designtaxi / youtube / lbbonline /written by D/ edited by parumo
クーポンなくてもごみはごみ箱に捨ててほしいわ
>>4
割引しないと捨てないとか
子供みたいだと思ってしまう。
バーガーキング的手法だな
バーキンとマックの関係性が、トムとジェリー化してて草
期間が有限のキャンペーンなら終われば元のもくあみではないかと
他店のゴミでもマックのクーポンが出るので、次はマックに行かざるを得ない
>>10
本当は「クーポンや割引なんかないけど、街がきれいだと気持ちいいからゴミはゴミ箱に入れるか持ちかえって家で処分する」まで到達してくれればいいんだけどね
最近は日本でもポイ捨てが増えてて困る
どうして1990年代や2000年代の日本人ができてたことが、2020年代の日本人にはできないんだ?親に躾けられなかったのか?
>>11
町中のゴミ箱が減ってるからだよ
>>11
1990年代のポイ捨てがあまりにも酷くて問題視された結果、美化活動が注目されて美化意識の改善が進む。
2000年に入ってからリサイクルが盛んになり、これまでの燃えるゴミか燃えないゴミの二択だったものがより細かな分別へと変化する。
ゴミ問題や美化意識はより身近なものになっているのに、未だに意識の低い人が多いのは家庭教育に問題があるのでしょうね。
子どもに問題があるのではなく、人として未熟な親に問題があるのでしょう。
『子どもが子どもを育てている』と揶揄されることもありますが、これも核家族化の弊害でしょうか。
マックが近所にできるとちょうど、ルールを守らないワルだぜ俺は的年齢の子供達が利用するので町中にマックゴミが増える。まあ 年齢に関係なくその流派の人たちは必ず常に捨て続けるけれども。 社会不安が根本にあるのかね。