ふと気がついたら猫ファーストの生活になっている。それが猫の不思議でもあり魅力でもあるのだが、こちらのお宅も例外ではない。お父さんはソファでくつろぎながらスマホを見ていた。そこにやってきたのが飼い猫だ。
ソファに飛び乗ってきた猫が、目線でお父さんに圧をかけた。それだけで「にゃあ(最後まで言わせんな、わかるだろ、そこは私専用の席)」という心の声がダダ漏れしたもよう。
お父さんは、あたりまえのようにすぐに席を立ち猫に席を譲る。ってちょっとまって、この家で一番偉いのってやっぱり猫?
猫あるある。すべての席は猫のもの
猫を飼っていて思い当たるふしがある人は多いだろう。私もその中のワン・オ・ブゼムだ。
タイで暮らす家族は、元野良猫だった白に黒いブチ柄のついた「カカオ」を引き取り大切に育てている。というか、気がついたらこの家の主はカカオになっていると言っても過言ではないようだ。
全てはカカオの仰せのままに。
ある日お父さんがソファでまったりとくつろぎながらスマホを見ていたところカカオがやってきた。ニャンっと鳴いてソファに飛び乗るとお父さんにやってきて、その存在をアピール。
その場所は私の席だ、どいてくれニンゲン
だがこれだけでお父さんはカカオが何を欲しているのがわかってしまった。
ソファのはじっこはカカオのお気に入りの場所で、そこに座りたかったのだ。あるいはお父さんには座らせたくなかった線も考えられる。
だが猫ファーストのお父さんは、カカオを撫でると何を要求しているのかすぐに分かったようだ、そそくさと席を立った。
そしてカカオに自分の座っていた席をこころよく譲ったのだ。
お父さんが立ち上がるとすかさず移動し、寝転がるカカオ
お父さんはどかされたのに、カカオがコテンと横たわる姿を見て幸せそうだ。
猫を飼っている人なら「何言ってんだ、こんなの当たり前ろ、猫あるあるだよ」と思うかもしれないが、当たり前のように思っているのだとしたら、全ては猫の策略通りだったりするのかもしれない。
ちなみにうちの猫も、私がソファに横たわっていると、そこに座りたいそぶりを見せるので、同様に席を譲るのだが、すぐに飽きてどっかいってしまう。
さらに極寒の日でも窓を開けてベランダに出せと窓をカシカシして合図をするので開けてやるのだが、外に出ないで数十秒だけその場にいてどっかにいってしまうことも多い。じゃあと思ってまた閉めると、またすぐに開けろと催促する。
結局自分が寒さを我慢して開けちゃうわけだが、私もどうやら猫に飼いならされているのかもしれない。
カカオはとてもかわいがられており、少々暴君めいたところもあるが、家族は彼がいてハッピーなんだから、じゃあもう全方向OKだよね。
みんなが幸せ♡♡♡♡
猫を家に上げたら天下を取られるのは当たり前じゃないか
どかされるのはまだまだ甘い
敷布団の様に上で眠られて一人前の飼い主
自分もこれだと思ってた
急に暗くなってテレビ見えなくなるんだよね
猫もおじさんもどっちも幸せなのだ
ご主人をどかすとは太々しい猫め
と思ってたら寝方メチャクチャ可愛い〜こりゃ許すしかないわ
>ソファに飛び乗ってきた猫が、目線でお父さんに圧をかけた
>そこに座りたかったのだ。あるいはお父さんには座らせたくなかった線も考えられる。
文のセンスよ
この世のカドは猫のもの
みんな幸せそれでいい
なんてやつだ
こんなの撫で回しの刑だ
ぬいぐるみぶん殴るの好き
よく飼いならされた人間だな、、