日本料理は、ほとんどのアメリカ人にとって繊細で多彩というイメージがある。その中でも昨今、日本食の代名詞と寿司(SUSHI)である。
現在、アメリカじゅうに4000店近くの寿司レストランがあり、年商20憶ドルを超えている。しかし、わずか50年前にはアメリカ人のほとんどは寿司のすの字も聞いたことがなかった。
口にする日本食といえば、すき焼きか天ぷら、てりやきチキンだろう。多くのアメリカ人にとって生魚を食べるなど、考えもつかなかったのだ。
ところがテレビや映画で話題となり、そのヘルシーさと見た目の美しさからブームに火がついた。今や寿司はアメリカ人の日々の食生活の中に入り込んでくるようになった。
1960年代、ジャーナリストが日本食をアピール
1950年代、多くのアメリカ人は日本食や日本の文化にどこかしら抵抗感をおぼえていた。それは、第二次世界大戦の敵国としてのイメージがまだ残っていたせいもあったという。しかし、1960年代にはその流れが変わり始める。
フードジャーナリストでレストラン評論家のクレイグ・クレイボーンは、当時ニューヨークタイムズのグルメ欄に記事を書いていたが、海外の食べ物がお気に入りで、ニューヨーク市内の日本レストランにも注目していた。
1963年に2軒の日本レストランがオープンし、ニューヨーカーたちがすき焼きや天ぷらと同じように、生の刺し身や寿司を旺盛に食べているらしいと気づいて、日本食がニューヨークのトレンドだと言い放った。
「しかし、寿司はまだ多くのアメリカ人の味覚には、ちょっとばかり斬新すぎたようだった」と彼は言っている。
アメリカでの日本の寿司の発祥はロサンゼルス
トレバー・コーソンの『The Story of Sushi: An Unlikely Saga of Raw Fish and Rice』によると、アメリカでの日本の寿司の発祥はロサンゼルスだという。
1966年、日本のビジネスマン、金井紀年が日本から寿司職人と自分の妻をロスに連れてきて、リトルトーキョーにある日本食レストラン「川福」でにぎり寿司バーをオープンさせた。
レストランはにぎわったが客は日本人ばかりで、アメリカ人はいなかった。しかし、リトルトーキョーにさらに寿司が食べられる場所が増えると、アメリカで稼ぐことができるという噂が本国日本へと伝わった。
日本での寿司作りには、厳しく制約の多い伝統やしきたりがある。これに嫌気がさしていた若い職人たちが、アメリカにやってきてロスで自立するようになったと伝えられている。
1970年代、ハリウッドスターたちが寿司ブームの火付け役に
1970年、リトルトーキョーの外、20世紀フォックススタジオの隣に、寿司バーが初めて出現した。「Osho」というその店は、ファッショナブルな有名人たちを惹きつけ、俳優のユル・ブリンナーもランチタイムの常連だった。
1970年代、ハリウッドが寿司を堪能し始めると、健康のためにアメリカ人ももっと魚を食べようという動きが、さらに寿司ブームを後押しした。
コーソンによると、1977年、アメリカの上院が「Dietary Goalsfor the United States」という報告書を提出し、脂肪過多、高コレステロール食品は病気になる確率を増加させるとして、魚や穀物をせっせと食べるよう推奨した。
同じ頃、専門家が悪玉コレステロールを分解するオメガ3脂肪酸が豊富な魚のメリットをうたい始めた。そのおかげで、アメリカ人たちは寿司が健康食であることに気づいたのだ。
1980年代、『将軍 SHOGUN』の公開で日本文化が脚光を浴びる
それから、テレビ映画『将軍 SHOGUN』が公開されたことが、アメリカと日本の文化の関係を変えた大きな転換点となった。
これは1975年のジェームズ・クラベルの小説をベースにしたもので、17世紀の激動の日本で政治にかかわることになったひとりのイギリス人船乗りを描いた歴史フィクションである。
短期もので、1980年9月半ばに5夜だけ放映されただけだったが空前のヒットとなり、視聴率30%、ゴールデングローブ賞3部門、エミー賞3部門を受賞した。
この作品は、全篇日本で撮影され、日本人役はすべて日本の俳優が演じたことが画期的だった。それまでのアメリカ映画やテレビでは、アジア人役は東洋系の顔立ちをしたアメリカ人俳優が演じていた(『ティファニーで朝食を』のミッキー・ルーニーなど)。
『将軍』はこれまでのアメリカ作品とは比べものにならないほど、日本の衣装、文化、食べ物がきちんと考証された内容だった。
以来、『将軍』とその文化的な影響力について、学術的な調査に驚くほど時間が費やされるようになり、1980年代には多くの高校の歴史の授業で鑑賞するよう義務づけられるくらいだった。
コーソンは、『将軍』が寿司を含めた日本のもの全般に、アメリカ社会全体が興味をもつ劇的なきっかけになったとしている。
『将軍』ブームと同時期に、日本で好景気が重なり、70年代後半から80年代はじめにかけて多くの日本のビジネスがアメリカにもたらされた。
それにともなって、日本人が続々とアメリカに渡るようになった。そんな日本人の日本食への郷愁とアメリカ人の日本文化への傾倒が合わさって、日本食とくに寿司への関心が大いに高まった。
本格的寿司店が続々とオープン
1984年、おそらくニューヨークでもっとも古くからやっている寿司レストラン「Hasaki/波崎」がオープンした。
場所は、イーストヴィレッジのリトルトーキョー内東9丁目通りで、日本移民の”ボン”八木によって創設された。八木はこれまでアメリカで一般的だった、アメリカ人受けする日本食といった、焦点の定まらない店はやりたくなかった。
「Hasaki」のオープンは、日本のアメリカへの移住ブームの結果といっていい。店は国を遠く離れた日本人移民のために、故郷の懐かしの味を提供したのだ。アメリカ人の中でも日本食への関心が高まっていたこともあって、店はずっと繁栄し続けている。
八木は数ブロック以内にほかに12軒以上のレストランをオープンさせて、「Hasaki」の成功をさらに発展させた。それぞれ、出汁の効いたつゆに浸かったソバや、ラーメン、カレー、たこ焼き(焼いたタコボール)など、あらゆる日本食を提供している。
彼の店はリトルトーキョー界隈の中心となり、日本人だけでなく、異文化ルーツをもつ好奇心旺盛なアメリカ人たちも惹きつけている。
ニューヨーク以外では、八木がイーストヴィレッジに持ち込んだような多彩な日本食にお目にかかることは難しいかもしれないが、寿司レストランならどこにでもある。
アメリカ的進化を遂げた寿司
寿司は中華料理同様、瞬く間に広がり、どこででも食べられるようになった。だがその過程において、大胆な変化を遂げている。
日本の伝統を知らないアメリカ人が寿司を握った結果、アメリカ独自の寿司が誕生していったのだ。独創的な料理人たちは、地元アメリカ独自の食材に目をつけた。
コーソンは、よりアメリカ人受けする寿司、カリフォルニアロールの発明をその例としてあげる。これは1960年代にロスで考案された。
なかなか手に入れることができない脂ののったマグロの代わりに、地元産のアボカドとカニの身を合わせた巻き寿司を作ったのだ。
だが、真の革命はこの何年もあと、料理人がこの寿司を逆さに巻いて海苔が中に隠れるようにしたときだった。(最初に裏返しの寿司を作った天才は誰だかわからない)
カリフォルニアロールはアメリカ人になじみの食材を使い、西洋人にとっては食べるのにちょっと勇気のいるなじみのない海苔を内側に隠した画期的な寿司となった。
ほかのアレンジ寿司の傑作例スパイシーツナロールは、1980代初頭にやはりロスで生まれた。ツナフレークとチリソースを合わせ、海苔とごはんで巻く。
今では、ツナロールはシラチャソースをかけて食べる。これはカリフォルニアのアーウィンデール郊外で生産されているチリソースだ。日本とアメリカの味がミックスした結果だろう。
アメリカスタイルの寿司が日本へと逆輸入
この50年、アメリカ人がただ日本文化に魅せられるようになっただけではない。こうした感情はたいてい相互作用があるもので、アメリカスタイルのこれらちょっと変わった寿司が日本にもたらされる結果にもなった。
東京にあるゲンジスシ・ニューヨークは、看板やメニューが一部英語で表示されていて、カリフォルニアロールはもちろん、サーモンとクリームチーズとキュウリを使ったフィラデルフィアロール、色とりどりの刺し身でくるんだカリフォルニアロールの変形版レインボーロールなどを出している。
日本で生まれ、アメリカで進化してまた日本に帰ってきたハイブリッドな巻き寿司は、日本でも受け入れられつつある。日本人でも生魚が苦手な人もいるので、そういった人や若い世代には人気だ。
今日、アメリカ人はピザを食べに行く感覚で寿司を食べに行く。心と口を大きく開けば、いまや食文化は世界に広がり、更にその地にあった進化を遂げていくのだ。
via:A Brief History of Sushi in the United States/ translated konohazuku / edited by parumo
中国なら見れば日本のラーメンは別物で日本式ラーメンが逆輸入されてる
寿司も一緒でアメリカ式寿司があって良いと思うし食の多様性は広がって欲しい
将軍ってドラマを見てみたくなった。
時代設定的に三浦按針の話っぽいけど
サムネのネタがちっこすぎてワロタ
この手の話になるとこんなの寿司じゃないと言う人も出てくるが、
海外から伝わった料理を現地の人に食べやすくローカライズするなんて
日本でも散々やってきた事でそのまま跳ね返ってくるからやめておいた方が良い
アボカド巻は美味しいから仕方ないね
例えアメリカ式の寿司が受け入れられたのであっても嬉しいよ!
ただ糖質多いから注意!(笑)
最早アメリカのSUSHIと日本の寿司は別物で、それは邪道王道に関わらずアメリカ文化として誕生したSUSHIが誕生したと認識してもいい、日本がかつて伝来の文化を独自進化したのと同じこと、良いもの受け入れられるものは伝わり発展する
食べたことないけど、
カリフォルニアロールの海苔は必要なの?
意味がないように見えるけど・・・
※10
海苔がないと崩れやすいんじゃないかな。
裏巻きが苦手、あと大量のトビっこも。
酢飯を発明したご先祖様に感謝。
面白いね
むかしむかしのそのむかし…
「日本人はナマ魚を喰うんだってな。喰ってみせろよ。(ポィッ) 」
(゚∀゚)ノ ⌒ <+ )))><
思えば遠くへ来たもんだ。
寿司は関係ないが・・・島田陽子さんがめさ美人でわろた
寿司にアボカド入れてくれてありがとう!
アメリカに旅行するたびにヘンテコsushiを食べるのが趣味なんだけど
ここ3年くらいNYでは日本人が食べても違和感ない店が増えた
江戸前寿司だって爆弾おにぎりみたいなのから百年単位で洗練されてきたんだし
Sushiとして新しい進化を遂げてくれるならうれしいことじゃないか?
赤くて辛い漬物を添えたり311や富士山噴火をネタにしないSushiなら大歓迎だ
裏巻きの技法は昔から日本にあったと思うけど
※19
今から50年前にはあったはずだよ。
日本の寿司としてカルフォルニアロールが出されると違和感を覚えるけど
端からカルフォルニアロールとして出されたら美味しく頂く。
ローカライズで根付いたのなら、それは一つの食文化やろ
海苔の裏巻はそんなに凄いことだったのか
アボカドをつかうようにしたことのほうがよっぽど凄いと思うけどさ
いいね!みんなが損せずおいしく楽しくいただけるなら何も問題ないよ
本当の大元のすしは魚の漬物だったんだし
アメリカ寿司ぐらいの変化は全然アリだろ
うまいものが増えることはいいことだ
アボカド寿司なんか逆上陸していまやどこでも食えるからな
自分が高校生だった20年前は、まだアメリカでは生魚を食うのは野蛮人と言ってたけどね。
寿司だけじゃなく、箸を使うのもバカにしてたくらいなのに。
「木の枝で日本人は生の魚を食う」
それがアメリカ人の常識だった。時代はすっかり変わったんだね。
だから食文化は面白い!
この進化を否定するグルメは、既にグルメじゃなく滑稽な僻み屋さん。
正直なところ、サーモン、アボカド、クリームチーズの組み合わせを考えた人は天才だと思う。不味いわけがない。
カルフォルニアロール以前のアメリカのオリジナルSUSHIは正直「無いわw」みたいなものばっかりだったから
カルフォルニアロールを知った時には「アメリカのシェフにも漸くセンスのある奴が!」と思ったら、考案者はアメリカに渡った日本人の寿司職人だったでござる。
裏巻きも向うの人が海苔剥いて食べてたからやってみたら当たったって感じなんだろうな。
しかしなんで向うの寿司はやたらゴマ使うのかな~。別にいいけどそこがちょっとナゾ。
>1984年、おそらくニューヨークでもっとも古くからやっている寿司レストラン「Hasaki/波崎」がオープンした。
ハサキィ!
"SUSHI POLICE"のステマかな?w
生魚苦手で寿司は殆ど食べた事が無い。
でもツナ巻きやアボカド巻きは美味しそうだな。
日本「ラーメン、餃子は日本の文化!」
中国「」
そうか、中国人はこういう気持ちなんだろうな・・・
ちょっとわかった気がする
※36
仕事で知り合った中国の人は
「日本の、焼いた餃子とラーメンは格別」って言ってた(笑)
あれは日本料理だって(笑)
※36
日本人もアメリカ人も自国流に発展させたのであって起源を主張してるわけではないんだが
アメリカ人に海苔を消化できる腸内細菌いるのかしらん。
食物繊維としてお通じよくなる方向にしか利用されないのか、気になる。
※38
海苔を消化できるのは基本的に東南アジア人だけや
※41
生海苔を消化できる酵素を持ってるのは日本人だけな。
乾燥海苔はどうなのかは知らないけど、少なくとも一般的に寿司に使われるのは焼き海苔なのでセーフ。
※38
あの研究って18人のアメリカ人が対象の調査だからいる可能性はあるんじゃないか?
アイルランドやスコットランドなんかでも海藻類を食べる習慣があるとかあったから移民の子孫が持っててもおかしくはないと思う
まぁ焼きノリは細胞壁が壊れてるから誰でも消化できるはずだけど
昔、シャリの上にイチゴとブルーベリーのジャム乗っけている寿司見た時、心底慄いたね
世界って広いなぁって
※39
食ったけど、さすがにまずかった。
※39
豆腐もプリンとかババロアみたいなデザート扱いされてるそうだし、好きに楽しんでもらっていいよ
ネオンサインがイカスなぁ
シャリの上に薄く切ったきゅうりを乗せたものを「sushi」とか言ってた時代から変わってきたのか
美味しく食べられてるんなら嬉しいね
※42
かっぱ巻きdisってんのか?
海外に寿司が渡って何十年、と言っても今日のようなSUSHIとは限らない。
30年ほど前にTVで見たカリフォルニア寿司の紹介では酢飯じゃなくてご飯に砂糖をまぶしていた。しかも団子を楊枝でつなげた可愛いイモムシ型。ちなみに緑色でネタは無い。
日本も各国に料理を日本人好みに改造したんだからどの国も好きに楽しんだらいいと思うよ。
だって美味しいと思えないと意味ないじゃん。
そういえばシーチキン巻きとサーモンは子供の頃は無かったような気がするな。
食文化も他国と共有化してきたからこそ、美味しさのバリエーションが増えたと考えると先人に感謝だな~
アボカドとサーモンのお寿司は神の食べ物だよ
握りも巻きもいいが、手まり(茶巾含)、箱寿司(押し寿司)、バラ寿司(手個ねも)、稲荷などなどは浸透してるのだろうか?
飾りの巻きは見たことあるが…
あと江戸前というくくりがある、冷凍技術や流通の発達で守ることも少なくなったがこんな感じ。
①江戸前で取れたネタ(目の前の海で捕れたもの)
②基本、握り(軍艦がギリギリ入らない)
③全てのネタに仕事をする(絞めや漬け、タレを行う)
④胡瓜や、はらんに飾り包丁をする
これだとサーモンロールやアボカドは入らないね。
食に自由な発想と解釈があってもいいと考えるなら
保守的だが伝統的な食を好む考えも受け入れるべき
要は好きな方を食べればいいだけ。一方に対して攻撃的になる必要はない
以前はカリフォルニアロールwwwとか言ってたけど
実際にカリフォルニアロール食ってからアメリカ人すげぇってなった
食わず嫌いしてる人はぜひ食べてみてくれ
アメリカでいろんなロール食ったけど
チリソースだけは微妙だった
あとスーパーで売ってるやつは致命的に米がまずい
こういうハイブリッドスシもどき、一昔前はインチキ日本人が日本食ですと言い張って適当に提供してたんだけど
最近はそういうの店出すときに結構厳しく審査してると聞いたな
日本ではマヨネーズでベトベトな海苔巻きとかがコンビニの棚を席巻してるような状況なのに、日本人がカリフォルニアロールを笑えるわけがないんだよね。伝統が美味いんじゃないんだ。美味いもんが美味いんだよ。
※58
偉い寿司職人さんが
「伝統は単に古いものを守り続けることじゃない。歴史を受け継ぎつつも日々進化することだ」
という趣旨の事を言ってたよ
10年くらい前アメリカ行ったときフリーマーケットみたいな所で
白人が巻き寿司出してて見てたらニコニコして一つ勧められた。
ノーサンキュみたいに断ったけど
旅行後半、無性に日本食が食いたくなって日系スーパーで巻き寿司買って
安心してパクついたら中にブロックチーズが入っててオエッてなった。
アメリカンチーズ好きすぎだろ
これは勉強になる良記事だ
インド人が、日本のカレーはカレーじゃないって云ってた
※61
正解。日本のカレーはイギリス、ドイツのカレーの合作だから。
タイトル忘れたけど80年代ぽい映画で高校生達が昼飯食べてて、その中の女の子(白人)が寿司を持ってきててそれは何か聞かれて生魚の~って答えたら聞いたやつが嫌な顔してたなあ。結局箸でつつくだけで食べてるシーンは映ってなかったw
中には「寿司って言わなくてもいいじゃん」ってのもある。
ただのプレートランチみたいなやつね
日本人のくせに寿司の事に口出すな、って言われた事があるよ
『将軍』を歴史の授業で見せるってのがすごい
悪い意味で
裏巻きにするなら海苔必要なくね?
アメリカ人から聞いた日本のイメージでスシは絶対出て来るよね
これはこれで美味しそうだから全然良いと思う
確かにカリフォルニアロールのインサイドアウト以降、
主に80年代から90年代にかけてご当地ロールが増えたね。
クリームチーズの入ったフィラデルフィアロールは結構好きだった。
一言でアメリカっていっても文化も取れる食材も違うし、色んなSUSHIを集めてみるのも楽しそうだね
島田陽子、三船敏郎…
今の日本に、世界を舞台に日本人を演じられる役者がいるだろうか…?
寿司は世界へ伝播する
そして世界各地で進化を遂げる
その全ての源流が日本にあって
全てが進化しそして残り続ける
であるなら
世界各地の寿司を世界各地の寿司として
楽しめるようになった事は喜ぶべき事だ
俺、昔ちょっと外国行ったことがあるんだけど、そこで日本食大好きって奴に会ったんだわ。
で、ある日そいつの日本料理食べさせて貰ったんだ。
そいつ 酢 飯 で カ レ ー ラ イ ス 作りやがった。
寿司とカレーは全く別の料理って説明したんだけど、
「日本の寿司もカレーも大好き。一緒に食べれば最高!」
って言って聞く耳持たねえ。
おまけにその酢飯カレーを他の現地人にも「日本料理だ」って言って食わせてた。
外国人のアレンジってもちろんありなんだけど、どっかで線は引かないと駄目だと思った。
一方日本の回転ずしとスーパーのすしではコーンマヨネーズ寿司、カニカマサラダ巻き、ハンバーグ寿司が大人気であったとさ…
海外に移民したジャパニーズだけどこっちの寿司もレベル高いところは日本に引けとらないよ。地元が寿司屋おおくて寿司にすごいうるさい所だから余計感心した。
ローカライズと言っても、酢飯も使わずワサビさえ無くてマヨネーズや照り焼きソースかける寿司はローカライズにはなってないと思う。
ナポリタンや唐揚げ、ラーメンや餃子にはオリジナルの姿は残ってる。基本は尊重しながら進化させるのをローカライズと呼ぶが、中国人や韓国人の詐欺まがいの嘘はローカライズとは呼ばない。
日本でもアレらの寿司が食べられるかよく聞かれたが、返答に困ったよ。