山へ登り、視界が開けたところから他の山々を一望する。素晴らしい体験だ。高い山の頂から見下ろすのもいいし、低い山から周囲の名だたる名山を見渡して、いずれあそこに登ってやろうと考えるのだって楽しいのである。
しかし、ここで問題がひとつ。「名だたる名山」というけど、どれがどの山なのだ?標識は立っているけれど、どこを指しているのかが今ひとつ判りにくい。地図を引っ張り出して格闘しているうちに、ガスが出てきて見えなくなっちゃった…なんてことも。
そこでスイス人は考えた。そして、誰でも簡単に「名山」を見つけられる「ビュー・ファインダー」(風景発見器)の登場となったのである。
この「ビュー・ファインダー」が設置されているのは、「スイスのどこかの低山」だ。具体的にどこであるかは分からない。Redditユーザーの “TorteDeLini” さんによって投稿された情報なのである。
標識に、たくさんのパイプが微妙に角度を変えて取り付けられている
それぞれのパイプには、山の名前と標高が書いてある
パイプを覗けば、その山が見えるようになっているのだ
Reddit民の反応は以下の通り。
C4RB0NUN1T:
素晴らしい!ハチが中に入り込むまではね!BeckonJM:
それか、アリがね。DarkRubberDucky:
クモとか。dewayneestes:
スイス人はやたらと潔癖なんだ。多分、地元民の誰かがこれを清潔に保つ仕事をしているんだよ。そして彼は知ってるんだ、この単純な仕事に失敗すれば、彼自身どころか、彼の子どもや孫も村八分にされることを。rwbronco:
サビのつき方を見るとそうとは思えないけどな。目から破傷風になったりしない?seamus_mc:
破傷風を引き起こすのはバクテリアで、サビじゃない。niconpat:
パイプの端で目玉をこする必要はないんだよ。Research-Indicates:
ホイットニー山(アメリカ)のを見たことがあるけど、掃除が必要だった。
Conservadem:
自分は逆から覗いて、谷間で迷子になって終わりそうだ。
muchhuman:
スイス・アーミー・マウンテン・スコープ?
スイスでハイキングに行く機会があったら探してみよう。掃除道具も持っていこう。残念ながら、そんな機会は多分ないけど。
via: Twisted Sifter / reddit など / written by K.Y.K. / edited by parumo
あたまいい!!
山座同定といって見える山を判別するのは登山の楽しみの一つです
日本だと展望の良い山頂には展望版がある場合も多いです
良いアイデアだけどパイプの数スゲー多いな(笑)
これは日本にも欲しい。これは~岳とか解説した風景図はあるけど、特徴的な形をしているのはともかく、山々が連なってるとわけわからなくなる。しかも、設置場所の関係か、微妙に正面からずれてて、余計にわかり難くなっているのもあるからな。
お、おうおう!う?
強風でちょっとずれたりしないのかな?
それで道標が当てにならなくなることがあるから、ワンゲルでは読図を教わってた。
知らない種類の風笛が聞こえてきそう
日本の場合は山の絵を書いて図説してある所が多いね
支柱がずれたらぜんぶずれてしまう。
海外の反応が辛辣で笑う
蜂が巣を作る→目がー目がー
※11
最後に掲載されてるホイットニー山の写真、全部見るとやばいよね
(いま見えているのは5枚組の1枚目だけ)
逆に覗き込んで永遠に理解できない人が数パーセント
スマホアプリでカメラかざすとその方向にある山とかランドマークが
表示されるのがあったんだけどあのアプリなんだったっけ
※13
セカイカメラ?
こう言う時こそスマホのGPS機能の出番かもな
この工夫はいいな。シンプルでコストもかからず、登山がちょっとだけ楽しくなるよ。
パイプを覗き込んで、“お、あれが〇〇山か~”…みたいな事がしたくなる、面白みがあると言うか。
このパイプと同じ意味を持ったものが宮島の弥山にも設置されているぞ。
どっちが先かは知らんけど。
マカロニっぽい
ズレそうとか言っている人達は棒を挿しただけだと思っているのかな?
動いてもらっては困る支柱の場合は、埋設部に2本以上の棒を少し間を空ける形でクロスさせて溶接し、アンカーにするのは常識なんだけど・・・
地震が起き、パイプの位置が変わり全部見当違いのところが見えるようになりましたとさ。
特等席はドロバチの幼虫が独占するわけか
運が良いと人とドロバチとのファーストコンタクト(目と目が合う~)が!
いい発想してるなあ
スイスのティチーノに実家があるから時々行くけど気づかなかった。フランス側にしか無いんかな?