夕陽に染まる青い花。
舎人公園で撮影したネモフィラの続編。この公園は都心の高層ビル群に囲まれた公園とは大きく違い、周りには殆ど建造物がない。ここが東京?と思ってしまうほど、ローカルな感じの大きな公園である。短い期間ではあったが浮間公園と同様にライトアップされたネモフィラを見る事が出来たようだ。私がそれに気付いた時は既にライトアップは終了していたので夜のネモフィラ撮影は叶わなかったが、夕暮れ時のネモフィラ畑をカメラに収める事が出来て予想以上の収穫だったと思っている。
この日は天候にも恵まれていたので、おそらく美しい夕陽を眺める事が出来るだろう事は察しがついていたが太陽が西の空を赤く染め上げ始めると、高鳴る期待でテンションはマックス状態に。前回の記事で話した通りカメラはほぼ地面に置いた状態での撮影。ファインダーを覗くのには無理があったため、モニターを見ながらの撮影。私は視力がかなり悪く、モニターに写った被写体がよく見えず、ピントが合っているのかも分からず適当にシャッターを切る状態だった。ピンボケだったら諦めよう位の気持ちでシャッターを切り続けた。後で写真を確認するとピンボケは僅か1枚のみだった。
西に沈みゆく夕陽を浴びた青いネモフィラがそれはまるで全くの別の花に見えて来た。何とも言えぬ幻想的・神秘的とも思える青い花…。夕陽の赤が花びらを透けてこちらに話し掛けてくるような、何とも不思議な花の写真を撮る事が出来た。ピントが全てネモフィラに合っていたので、夕焼けそのものを撮った写真が1枚くらいあってもよかったかなぁとそれのみが反省点となった。因みにレンズはNikonの単焦点40mm、タムロンの70-300mm望遠レンズを使用した。