ウエディングドレスを押し花に。
女性であれば一度は着てみたいであろうウエディングドレス。世の中には結婚式もまともに挙げられなかったカップル或いは結婚そのものが許されない男女など大勢いるのだろう。
戦争の為に式も挙げられず出兵し、そのまま帰らぬ人となってしまったり等など。結婚をテーマにして想いを巡らせてみると様々な人間ドラマがある。
わたしは以前にも話した通り、余命一年の宣告を受けたその後に結婚したが、当時ドクターストップがかかっており、歩くのがやっとという状態で東京駅のルビーホールで人前結婚式を挙げた。
そしてその2日後に三井記念病院に入院、1ヶ月後に僧帽弁置換手術を受けたが、約9時間にも及ぶ大手術だった。術中に心筋梗塞を起こすなど危険な状態の時もあったが、何とか無事に乗り越える事が出来た。
式場で家内の真っ白なウエディングドレス姿を見た時、「なんて美しいのだろう、俺はこんなお姫様と結婚出来るんだ。」 と死を背中に背負いながらも視線は未来に向かって輝いていた。
ウエディングドレスは式が終われば用済みとなるが、出来れば心の中にウエディングドレスをいつまでも着せておきたい、男なら着せてあげて欲しいと願う。押し花のようにいつまでも残しておきたいと思うが、これは男の勝手な思い込みなのだろうか…?
(離婚した今でも当時の事は鮮明に覚えているし、想い出はいつまでも色褪せる事はない…。)
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