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#週刊金曜日 1362号 2022.1.28目次 大阪市が夜間中学2校の統廃合計画を検討

20220128,5723_p (2)*私の注目記事
P13 経済私考 高橋伸彰 1970年前後に「GNP指向型の経済制度から、福祉志向方の経済制度への転換」宇沢弘文、下村治や高橋亀吉も「成長率の減速に応じて、産業向けの道路・港湾中心から医療や教育など生活関連インフラ整備へ公共投資を移すべきだ」と主張。
P24大阪市が夜間中学2校の統廃合計画を検討 平野次郎「学びの場をつぶさないで」
こうした学校統廃合計画は2012年度から橋下徹市長の肝いりで全国学力テストの学校別結果公表や学校選択制とセットで始まった。数値評価と競争を重視する維新教育の一環だ。
P36NHK31歳女性記者の過労死 尾崎孝史 参院選の選挙取材で死んだ、死亡直前の時間外労働は209時間/月に達した。
P42ダイキン工場から45Mに小学校 子どもが農作業体験の野菜とコメを持ち帰り、Tansa
 摂津市 フッ素化合物(PFOA)が検出のすぐ隣の田んぼ。
P62STOP!9条改憲89 改憲は緊急事態条項を優先か 高田健 11.12自民茂木幹事長が示した。
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計「信じることを選ぶ」 崔善愛
■金曜アンテナ
・「定住外国人の地方参政権を参院選の争点に」と院内シン「複数国籍を認め、生地主義を」 
本田雅和
・「辺野古」地元の沖縄県名護市長選 自公推薦現職が再選 交付金原資の無償化に支持 阿部岳
・孤立出産で死産したベトナム人技能実習生 2審も有罪判決、無罪訴え上告へ 神原里佳
・福島原発刑事裁判、2月9日に高裁で山場 現場検証と証人尋問の採否が鍵 本田雅和  
■さらん日記
■2月の原発裁判
■半田滋の新・安全保障論「核兵器禁止条約参加求める声を聞かない岸田首相」
■政治時評 榎本順一
■経済私考 高橋伸彰
■【新連載】これからどうする? 「つなげる」 田中優子
■いま、なぜ矢嶋楫子なのか 
・山田火砂子監督と俳優 常盤貴子さんに聞く 
映画『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』が私たちに伝えるもの
・人生の舵を自ら取ろうとした楫子 北原みのり
■今国会提出予定 知られていないが深刻な問題をはらんでいる法案とは 
「期間限定裁判」制度の導入 真相が究明されない恐れも 佐藤和雄
■大阪市が夜間中学2校の統廃合計画を検討 
「学びの場をつぶさないで」 生徒らの切実な声は届くのか 平野次郎
■【連載】“日の丸ヤミ金”奨学金 第7回 若者から収奪する「日本学生支援機構」
 私は一括請求を撃退した!(下) 三宅勝久
■歓喜へのフーガ 【インタビュー】渋谷敦志さん〈写真家〉 聞き手・崔善愛
■新龍中国「香港社会の今 『選挙権』に続き奪われる『知る権利』」 ふるまいよしこ
■金曜ジャーナリズム塾 第3期第5講 
「31歳NHK女性記者」の過労死を追うことで見えた組織の矛盾と希望 尾崎孝史
■2022年も値上げは続く 消費税減税で家計負担を減らせ! 垣田達哉
■【提携連載企画】公害『PFOA(ピーフォア)』06 ダイキン工場から45メートルに小学校 
子どもが農作業体験の野菜とコメを持ち帰り Tansa 中川七海
■肯わぬ者からの手紙「第二の沖縄戦の只中から 歴史欺き、命、蔑する国へ」 山口泉
■メディアウオッチ
・性被害を訴えた群馬・草津町議の失職問題 地方の個人的問題として扱う大手メディア 
男女格差構造の背景解説が不足 李美淑
■「日韓関係を動かす原動力は市民の力」 
軍事独裁政権の弾圧を告発した「T・K生」池明観氏を悼む 善元幸夫
■話の特集 中山千夏、矢崎泰久、小室等、松元ヒロ
■きんようぶんか 本・映画・音楽・舞台・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、論考
■STOP! 9条改憲「改憲は緊急事態条項を優先か」 高田健
■櫂未知子の金曜俳句
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■ヒラ社長が行く 植村隆
■金曜日から、編集長後記、『週刊金曜日』からのお知らせ
■猫様 想田和弘

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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>  2022.1.28

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内

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【1】注目の記事

■いま、なぜ矢嶋楫子なのか

●山田火砂子監督と俳優・常盤貴子さんに聞く
映画『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』が私たちに伝えるもの

現役最高齢の女性映画監督・山田火砂子さん( 90歳)の最新作は、明治・大正時代に生きた女性解放運動の先駆者を描く『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』。その生涯は、いまもなお、女性差別が現前と残るこの国に何を伝えるのか。山田監督と主演俳優の常盤貴子さんに聞いた。

●近代日本の女性は、いかに差別と闘ったのか
人生の舵を自ら取ろうとした楫子
北原みのり

矢嶋楫子という女性の生涯は、圧倒的な女性差別社会の時代に、これと闘った女性たちの歴史でもある。日本のフェミニズムの文脈のなかで、矢嶋楫子はどう位置づけられるだろうか。


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【2】 編集長後記

 オミクロン株の拡大で新型コロナ感染者がさらに急増することが見込まれます。本社でも万が一に備え、テレワークを推奨しています。

 私も先週水曜日(1月19日)、初めてテレワークをやりました。一般社団法人・日本テレワーク協会によると、テレワークとは情報通信技術を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。tele(離れた所)とwork(働く)を合わせた造語です。テレワークの普及で、さまざまな働き方が可能になりましたよね。

 いまや原稿や写真は、パソコンがあればどこにいても書けるし、送れます。筆者や取材先との連絡もZoomやメール、電話で事足りる。インタビューや座談会、対談だって、Zoomでつなげばできてしまう時代です。だから、不便は感じなかったのですが、ひとつ気になったというか、不安になったのは、会社の様子がまったくわからないことでした。テレワークの問題点として「コミュニケーション不足」がよく言われますが、確かに、この点は課題だと思います。(文聖姫)



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【3】2022年2月4日(1363)号予告


【緊急インタビュー】
●「われわれは軍事的解決を望んでいない」
駐日ウクライナ特命全権大使に聞く|常岡浩介

【特集】
辛淑玉責任編集 韓流はなぜ人の心を動かすのか

●対談その1 朴慶南×辛淑玉
世界共通のコンテンツに事欠かないのが強み

●対談その2 木村元彦×辛淑玉
日本のドラマや映画で描かれる在日コリアン

●「きのくに子どもの村学園」堀慎一郎理事長に聞く|中村富美子

【新・買ってはいけない】
●米糀か酒粕か? 見逃していませんか? 「甘酒」の原材料|沢木みずほ

【くらし・科学】
●脱炭素社会のゆがんだ技術開発|天笠啓祐

【Tansa】
●「PFOA」07|中川七海

【きんようぶんか・本】
●『最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集』|長瀬海
●『マーシャル諸島に生きて 核実験の島、サンゴ礁の人びと』|大川史織
●『東京オリンピック始末記』|武田砂鉄

【きんようぶんか・映画】
●『再会の奈良』|中村富美子

【きんようぶんか・美術】
●「イスラーム王朝とムスリムの世界」展|薄井崇友

強力連載
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|中島岳志
●ジェンダー情報|神原里佳
●金曜アンテナ
●政治時評|佐藤甲一 
●経済私考|鷲尾香一
●たとえば世界でいま
●内田樹の凱風快晴 ときどき曇り
●言葉の広場/論考
●犬が王様を見て、何が悪い?|四方田犬彦
●編集委員から
●さらん日記 
●無責任架空対|松崎菊也
●猫様|想田和弘
●読者会から
●きんようびのはらっぱで(情報欄)
●ヒラ社長が行く|植村 隆


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の田中優子さんの対談を中心にブックレット化。


★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後はいま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。


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