2025-01

画材試用「セザンヌ水彩紙とシュミンケ・ランダムグレー」




こんにちは。
爆速でフラグを回収した 須見です。


前回の記事 で「なにがあるか分からない」と書きましたが、案の定予定がミチミチとなっています。
しかも体調も良くないです、なんか漠然としてて「ここが痛い」とかいうワケではないのですが、ちょっと身体が怠いです。
風邪やインフル、コロナではないと思います。
多分、疲れが出た感じ。


なので「辰年イラストを少しお休みして、画材試用をしていました。
未だに「コレ」という物に出会えない 水彩紙シリーズ。第5弾。

過去の水彩紙話はコチラから。

「ストラスモア水彩紙」編
「ウォーターフォードナチュラル水彩紙」編
「アヴァロン水彩紙」編
「ランプライト水彩紙」編

今回試すのは「ハーネミューレ・セザンヌ水彩紙」
「ドイツ・ハーネミューレ社」製のコットン100%水彩紙です。

行きつけの画材屋で安売りしていたので、試しに1枚バラで購入してみました。
クソデカサイズ(八つ切りとか六つ切りとかそういう感じ)だったので持って帰るのが大変でした(笑)

家で切り分けました。

セザンヌ①

A4二枚とハガキより大きめのサイズがいくつかに分割完了。
今回は試用なので、9㎝×9㎝ の大きさで描いていこうと思います。

セザンヌ③

人物にざっくりと色塗り。

あのですね、結論から申し上げますと なにこの紙・・・最高じゃん!
ぼかし、滲みが綺麗! 色も濁らず混ざり、紙面も白めでマスキングも出来る。
「荒目」ですが、そこまでザラツキもなく、下描きもしやすい。

今まで知らなかったことが悔やまれるポテンシャルの紙です。

せっかくなので、もうひとつの画材試用も同時に行おうと思います。

セザンヌ④

シュミンケ・ランダムグレー 買っちゃいました。

「その年の余剰顔料で作成されるため、年度で色味が違うグレー」とか・・・気になっちゃうじゃないですか!
少し前からXなどでポツポツ目にしていましたが、行きつけの画材屋さんにあったのでこれはもう運命だったと思います(真顔)

セザンヌ⑤

背景に水を敷いて、滲ませていきます。

薄いブラウンとブルーが少し浮かぶウォームグレーのような、でも見ようによってはクールグレーのようにも見える不思議なグレーでした。え、好き・・・。

そんなこんなで完成。
さりげなくキラキラ顔彩も使いました。キラキラは正義だ。


「龍眼の少年」


龍眼の少年B


使用画材セザンヌ、水彩(透明、不透明、色鉛筆)、顔彩、ホワイト、ミリペン

以前にも描いた「中華風少年」です。

右眼に能力があるので、目立たせるポーズをとらせたら 中二病まっしぐら になりました。
「くっ……目が、疼く……!」とか言いそう。・・・実際言いそうなキャラだからなあ(笑)

セザンヌ水彩紙は本当に使いやすくて、現在の最推し「ストラスモア」に続く推しになりました。
強いて、悪い部分を上げるとすれば

行きつけの画材屋で取り扱わなくなってしまった。

ということですね!(笑顔)
始めに書きましたね「安売りしていた」と。

安売りしてた=現品限り。QED.

いえ、まだ希望はあります。それは「取り扱わなくなるのは“ばら売り”のみであり、スケブなどは取り扱い継続」の可能性です。そこはしっかり店頭で確認してこなかったんですよね。次に行った時に確認しなくては。

まあ、たとえ取り扱いがなくなっても、ストラスモアと違って生産終了したわけではないので、通販などを利用すれば普通に買えます。そこは救い。
ただこの紙のもうひとつの悪い部分。

高い(直球ストレート)。

調べてみたらあの高級水彩紙の代名詞「アルシュ」に次ぐほどの高貴な紙様(かみさま)でした。
下々の民ではそうそうに手は出ません。

でもなあ、水彩で一番お金かけるべきものって「紙」だと思ってるので仕方ないのかなあ。
とりあえず「とても使いやすい」という結果を得られただけでも良い買い物をしました。

息抜き、気分転換が出来たので、辰年イラストに戻ります。
水彩もコピックもどっちも楽しい。
なんて幸せな悩みでしょう。


それでは。
とっぴんぱらりのぷう。



● COMMENT ●

おー、ドイツのだー

ハーネミューレもシュミンケもドイツ、ですね。セザンヌは、最近見ないというか、Expressionだったか忘れましたがコットン100%の別のシリーズが売られてます。これも在庫限りで安売りしてたんでしょうかね?円安のせいもあって、コットン100%で最もコスパがいいのがランプライトなんですよね。なので日本に帰ったらまとめ買いする予定です。
シュミンケのランダムグレーは、何それー?って感じで速攻ネットで見てみたんですが、パステルはあっても水彩絵の具は出てこない、という。すぐ売り切れちゃうのか、海外のみなのか…。グレーの絵の具ってあるといいですよね。

xirominさま

はい、ドイツさんお世話になってます。やはり水彩関連はヨーロッパ強いですよね。
セザンヌ、本国でも減っているのですか・・・!?日本ではまだ代理店のサイトにあるのでなくならないと信じたいです。
ランプライトも品質のいい水彩紙だと思います。淡いクリーム色の紙面とぼかしや滲みが綺麗に出来るところが好きです。円安、日本に住んでると恩恵がないですが・・・ぜひとも日本製を布教してください(笑)
ランダムグレー、私が購入したのは恐らく2022年のものでして、2024年のランダムグレーは「アクリル絵の具」で販売されたらしいです(公式X参照)数量限定らしく、都会の画材屋では売り切れてしまうかもですね・・・。
昔はグレーとか地味じゃん、って思ってましたが、今はグレーとひと言で言っても様々な色味があって奥が深い色だなと思っています。使い勝手もいいですし。
最近増やした絵の具グレーばっかりです(笑)


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