画材試用「ウォーターフォードナチュラル水彩紙」
こんにちは。
電気代に目玉飛び出るかと思った 須見です。
いやいやいくらなんでも値上がりしすぎでしょ・・・。
節電しなきゃなあと溜息。
そんな嫌な気分は趣味で晴らすに限る! ということで、水彩練習をしてました。
傘の柄が太過ぎました。
以下、簡単な途中経過。
今回の使用画材は イギリス産の「ウォーターフォード ナチュラル水彩紙」。
水彩使いさんの間では比較的有名かつ評価も高い紙です。
以前 使った「ストラスモアインペリアル水彩紙」と一緒に貰ったサンプルシートのひとつです。300ℊの中目。
さくっとPCで下描きをして印刷し、トレスします。
紙が厚い、はがき大、ということで今回も水張りはせず四隅にマステ作戦でいきます。
紫陽花を描く予定でしたが、スペースが足りなかったのでカット。
お陰でシンプルなイラストになりました。
塗ってみてまず思ったのは「グラデが綺麗」ということでした。
絵の具を置いて、水で伸ばせばどこまでも色が広がっていく感じ。
更に別の色を重ねて境目をボカせば柔らかい雰囲気のグラデーションが出来上がります。
特に 肌や髪 などは頬の赤みや髪の流れの表現がやりやすく、発色も良いので「これが水彩だよね!」といった塗りが楽しかったです。
水と絵の具をグイグイ吸い込んでいくので、乾いてしまったら中々落ちません。
その辺りがちょっと上手くいかなかった部分(服とか)もありました。
しかし、乾くと色が落ちないということは上から更に色を重ねても濁りにくいということでもあるので影を薄紫で入れたり、傘の反射で黄色味を足したりということはしやすかったです。
紙面は「ストラスモアインペリアル水彩紙」よりも柔らかめ。3Hの鉛筆でもサラサラ描けました。
反面、水をたくさん使うと少し紙がたわみました。
出来上がったものを、スキャンして補正をかけます。
「紫陽花の君」
スキャンを撮ると紙目が目立たないの、良いと思います。
傘も好きなアイテム。
紫陽花の精霊、というイメージなのですが、花がないとワケワカメなのでタイトルと嚙み合わないかも・・・。
そして、私が少し疲れていたのか目が虚ろ(笑)
作品って体調とかメンタルとか出ますね。
水彩紙、とひと言に言ってもそれぞれ味があって 奥が深いなあ としみじみ。
私の表現に合う紙を探して暫くは紙の砂漠を放浪です。
それでは。
とっぴんぱらりのぷう。