イラスト「スイーツ女子・甘くて丸くて柔い夢」
こんにちは。
ギリギリでいつも生きている 須見です。
久しぶりのリアルタイムブログ更新です。
理由は今の今まで作業をしていて、ブログに載せる画像を用意していたからです。
今月はなぜかとても作業がギリギリになりました。
「甘くて丸くて柔い夢」
とろけるシュガー
流れるショコラ
ほら、幸せの味
使用画材:画用紙、アルコールマーカー(コピック、ネオピコ、100均)、つけペン、ミリペン、ホワイト
加工:CLIP STUDIO
絵柄、塗り方を見直してみた作品第一弾。
久しぶりのオールアナログ作品でもあります。
この子は以前にも描いた お菓子が好きな女の子 です。
こうして見比べてみると、結構変わった気がしませんか? え、気のせい?(笑)
人物自体はシンプルなデザインと色味なので、背景のスイーツを塗れば派手になるだろうと踏んでいたのですが・・・チョイスしたスイーツがドーナツなせいで全体的に茶系の画面になって「・・・地味だな」と頭を抱えました。
「素直にマカロンとかにしておけばよかったか」という気持ちと「でも溶けたチョコとアイシングが描きたかったんだもん」という心がせめぎ合っています。
申し訳程度にバックにミントグリーンを入れて爽やかさを出してみました。
イラスト自体の完成が昨夜。
それを今日スキャンして、デジタルで加工しました。
全体の色味を整えていきます。
レイヤーの「焼き込みカラー」で、赤味がかった灰色で全体を塗り「オーバーレイ」で薄いオレンジを顔周りなどに載せました。
おまけ
今作のMVP色。
「BG70」はほんのり色づく淡い青緑で「YR30」は明かりのような薄い黄色です。
影の空気感から濃い色のぼかし役までどのパーツにもこの二色は絶対に使いました。
コピックの淡い色、大好き。
それでは。
とっぴんぱらりのぷう。
進捗「スイーツ女子・残暑が厳しいですね」
こんにちは。
新紙幣、手元に来ました 須見です。
ちなみに1000円札。
やっぱりちょっとおもちゃっぽいデザインだよな・・・とか思っちゃいます。
漢字で「千円」の方が格好いいのに。
そのうち慣れるのかな。
紙幣の肖像画ってすごいですよねー。細かく色々な工夫がされてて匠の技って感じがします。
そんな画とは程遠い「スイーツ女子」の続きです。
ワンピース完成。
服の影を塗るときは、基本的に「三角形」や「ひし形」をイメージします。ちょっと角ばった、パキッとした影が好き。
うすーい青緑をベースに青や薄ピンク、薄黄色などで濁らないように気を付けながら塗りました。
裾から覗くレース地には濃いめに影を落としています。
リボンとチョーカーは同じ色で。
全体的に薄い色味なので、濃い色を入れて画面を引き締めます。
基本は薄い色→濃い色の順番で塗ることが多いですが、とても濃い色を使う場合は濃い色→薄い色の順で塗り、濃い色を良い感じにぼかしていきます。
ぼかし過ぎて、はみ出さないように気をつけます。
始めは無難にグレー系にしようかと思いましたが、せっかくなのでネイビー系の青とウォームグレーにしました。
寒色だけど温かみのある良い色が出たな、と思います。
そして難関の髪に入ります。
試し塗り用の失敗線画でまず塗り方の模索。
紙の白を残してハイライトを大きめにいれる塗り方にしようと決めました。
まず光の当たっている(紙の白を残す)方には黄色や暖色で、逆に影の方には寒色で下塗りをしてから、カラーリングしていきます(違)
この子はグレイッシュなブラウンヘアなので、大好きな「E70番台(コピックの色の種類)」を使います。
前髪と頭部完成。
この調子で後ろ髪も塗りますよー。
それにしても、髪に色が入ると肌の色が一気に薄く見えますね。
物足りなく感じたら上からまた塗り重ねます。
過ごしやすくなったと思ったら、台風による天気の乱れとその置き土産のような残暑がきました。
暑さもそうですが、なにより湿度が不快で仕方ありません。
画材(特に紙)なんかは湿度大敵なので、乾燥剤をもりもりにしておきます。
残暑に負けず、次回までには完成させたい。
それでは。
とっぴんぱらりのぷう。
進捗「スイーツ女子・塗りに悩む」
こんにちは。
お盆を過ぎたら一気に過ごしやすくなったな と思う須見です。
30度もいかなくなってきたので、気分的にも体力的にも楽ですね。
もう虫が鳴いていて秋が迫ってきているのは少し恐怖です。
色々と悩みながら「スイーツ女子」の続きを進めていきます。
前回にペン入れまで終わらせましたが、消しゴムをかけるとあらまあビックリ粗が目立つ(笑)
細すぎてかすれてる部分、消しゴムで薄くなってしまった部分などを改めてペン入れします。
昔はペン入れ嫌いすぎてそのまま押し切っていましたが、やっぱりこのひと手間を加えるか否かは出来上がりに関わってくるので、面倒くさがらずに丁寧にやっていきます。
ここまできて失敗→トレスからやり直しとか絶対にイヤ!
線に強弱をつけたり、周りを縁取ったりして、線画が出来ました(このあと少しだけ描き込んだけど)。
背景はドーナツ。
チョコレートのかかったフレンチクルーラー(ミ〇ド風に言えば「エンゼルフレンチ」)と、アイシングのかかったオールドファッションのつもり。
このキャラは「スイーツ」が大きく関わってくる子なので、甘そうな画面作りを心掛けています。
あとは単純にスイーツは可愛くて画面映えしますしね。
あーでもないこーでもない、と唸りながら肌の着色。
いつもよりほんの少しだけ彩度を落とした肌にします。目指すはお人形のような陶器肌! のはずが、まだまだ練習あるのみだと実感させられました。
「絵柄や塗りを見直したい」と思い立ってから最初の一枚なので、上手くいかないことは想定済みです。
「一回で成功したらそれは実力ではなく“まぐれ”だ」という某キャラのお言葉を胸に、とりあえずは完成を目指します。
肌は一旦置いて、ワンピースの色を塗ります。
真っ白のワンピースなので、逆にどう影を入れるか悩みます。白って難しい。
この服のデザインは街中で見たワンピースが基になってます。
真っ白で、オフショルダーで、とにかく可愛かったんですよー。そのワンピースはマーメイドラインだったのですが、重度の「裾をバサバサさせたい病」なので、フレアになりました。
サンダルも、広告で見かけて「可愛い」と思ったものを参考にしてます。
好みのものを見かけると、自分に欲しいというより「何これ可愛い、描きたい!」になります。
そうやって思うと私のイラストは「私の理想」を形にしてるんだなあと感じます。なんか心の内を曝け出してるみたいで恥ずかしいですね(笑)
そんな理想とは程遠い現実。
失敗してしまった線画に、ひたすら色を試し塗りしながらやってます。
肌の色、影の色、差し色・・・どれをとっても正解はないので、思いついた組み合わせはとりあえず試す!
本筋と関係ないのに、思いがけずいい色の組み合わせが出来て「お、これいいじゃん」となるのもまた一興です。
それでは。
とっぴんぱらりのぷう。
雑記「お盆と猫とイラストと」
こんにちは。
精霊馬の実物を知らない 須見です。
精霊馬ってのはアレです。
お盆に供えるきゅうりとなすのやつ。ってみんな知ってるか。
子供のときに何で作らないのか親に聞いたら「宗派が違う」って言われましたが、多分面倒くさかったんだと思います。
まあ、もう令和の世ですし、案外あの世とこの世を繋ぐどこでもドア的なものが出来てるかもしれませんしね。
母や祖父母、先代猫さま達も戻ってきてたのかなあ。
何度か書いてますが、須見はオカルト的なものは「創作のネタとしては大好きだけど現実には信じていない」タイプの人間です。
ただ、今年はちょっと面白いことが起こりました。
母の命日は7月なので、いつも我が家のお盆は前倒しで行われます(ちゃんとお盆にもお参りしますが)。
私は毎年、母の生前に二人で行っていたカフェのコーヒーをお供えするのですが、今年は用意を忘れてしまいました。
そしたら母が夢に出てきて言ったのです。
「お母さん、コーヒーにはミルクを入れるのが好き」
と。
「うん、知ってる。砂糖はいらないんだよね」と答えたところで目が覚めて、お供え忘れに気づいて笑いました。
ちょっと遅れちゃったけど、ちゃんと買ってきて供えて 私が美味しく頂きます。
夢なんて、脳の記憶処理の残骸。とか言ってしまえばそれまでですが、タイミングと内容が面白くって話のタネになりました。
そんなこんなで、須見の中ではお盆は7月に終わってる感があります。
じゃあ8月には何があるかというと、我が家にお姫様がやってきた記念日 です。
猫と座布団って間違いのない組み合わせですよね。
我が家にきてもう3年。
もう「居るのが当たり前」って感じです。
夏の間は猫の居るところ=我が家の涼しいところ、だと思ってます。
抱っこはちょっと暑いので、猫吸いをして鬱陶しがられるのがルーティン(笑)
流石に北海道も夜まで暑い日が続いています。
お陰で創作意欲は何もしていないのにゴリゴリ減っていきます。
集中力が続かなくて、仕上げまで作品を持っていけません。
ちょうど今は絵柄を見直しているところでもあるので、習作の下描きが溜まっていきます。
右はペン入れ済、左は鉛筆画。
「新作のスイーツ女子」も色塗りに入れてません。
暑さ寒さも彼岸まで、を信じて耐えつつ隙を見て進めたいと思います。
「描きたくない」という気持ちになっていないのが、せめてもの救い。
それでは。
とっぴんぱらりのぷう。
新作開始「スイーツ女子・RE:進みが遅い」
こんにちは。
なんでもないようなことが幸せだと思う 須見です。
穏やかで、波のない毎日を過ごしたい。
刺激とかあまり必要ない。
年を重ねるごとにこの思いが強くなります。
現在、九州や神奈川で地震が起き、それが「南海トラフ」に関係しているのではないかと言われています。
「いつかくる」と言われてもその「いつか」は漠然と、ずっと遠い出来事なんじゃないかと思っていました。
何事もなく、おさまることを祈ります。
あまり鬱々と過ごすのも良くないので、新作に本格的に取り組みだしました。
ラフ。
久しぶりにフルアナログで下描きしました。
もうね、消しカスの山(笑)
でも、なんとなく「自分の絵!」って感じが強く出てる気がします。それを人は「手癖」という。
ラフといいつつペン入れまでされているのは、最初これが決定稿だったからです。
しかし、急に「絵柄を見直したい」という衝動にかられたのでこれをラフに変えて、新たに描き直しました。
まずは顔や髪からだな! と思ったので、そこ以外はあまり変えずに。
ついでなので紙も使いやすい「マルマンスケッチブック オリーブ」に変更。
人物のペン入れ終わり。
ペン入れ上手くなりたい・・・(切実)
細い線が引きたかったので、つけペンと一部ミリペンです。
髪の毛を細かく描きたくて盛ったら少し頭デッカチに見えますね。そもそも頭を大きく描き過ぎたかも?
うーむ、バランス難しい。
実はこの線画は二枚目です。久しぶりにペン入れ失敗しました。
最後の最後で失敗したので結構ショックでした。
これがお高い水彩紙だったら泣くに泣けませんが、安価な画用紙なので気兼ねなくボツに出来るのは精神的に楽。
今回はコピックの予定です。せっかくお手入れしましたしね。
失敗した線画は色ラフとかに使います。
おまけ
相変わらずの狩猟生活です。
前に「飽きると思う」とか言ってましたが、全然飽きずに進めています。
新天地で巨大マグロを釣るの図。
ボウガンや弓の楽しさに気づきました。
寂しいのはオンラインにあまり人がいないことです。
さらにおまけ
暑さも本格化して、猫も行き倒れるようになりました。
急に倒れるものですから、駆け寄って「隊員! 誰にやられた!?」と撫でくりまわします。とても迷惑そうな顔をされます。可愛いね。
それでは。
とっぴんぱらりのぷう。
創作「コピックの手入れと絵柄の見直し」
こんにちは。
汗をかかないグラスが欲しい 須見です。
毎年、夏が来る前には「今年こそ買うか」と思うのに、いつもすっかり忘れて「来年でいいか」をもう2、3年繰り返しています。学べ。
仕方がないので、コースターの上にティッシュを敷いて汗を吸ってもらってます。
ニブの周りや、蓋の内側などにインクが付いていないか、ニブのコシや変色はしていないかなどを見ながらその都度でお掃除していきます。
アルコールを染み込ませた綿棒でこすればみるみる綺麗になります。気持ちいい。
詰め替えインクの他に、ニブ(ペンの先)だけも販売されているので、へにゃへにゃになってしまったり、毛羽立ってしまったものは交換します。
二本ほど、本体ごとダメになってしまっているものを発見しました。
買いに行かなくては。
単調作業なので飽きやすいのが難点です。単に私の性格の問題かもしれませんが(笑)
長いものだともう20年選手になりそうな本体も居ます。
よくコピックは「コスパの悪い画材」と言われがちですが、意外とそうでもないんですよ?
実は退色もそこまでしませんし(流石に水彩なんかに比べれば色落ちしちゃいますけど)
なにより紙は安く済みますしね。ケント紙や画用紙で十分すぎるくらいのイラストが描けます。
私のおススメはマルマンさんのスケッチブックです。特に表紙が緑色のハードカバータイプのスケッチブック「オリーブ」の紙質が好き。ほどよい厚さとインクの吸い込みがいいので塗り重ねるタイプの人におススメ。
今月のイラストはコピックで描きたいなーと思っているのですが、急に「絵柄を見直したい」という欲にかられています。
数年に一回こういう感覚に襲われます。
具体的にどこを変えたいのか、どういう絵柄になりたいのかを考えながら書き出してみたりしていました。
結果として
・全体的に細かく情報量多めに描きたい
・睫毛長め、瞳は丸く
・頬と顎をシャープに
この辺を念頭に置きながら新作の下描きをし直していました。
※見辛くて申し訳ないです
左が今までの絵柄。右が上記を踏まえて描いたもの。果たして違いがあるのか・・・?
いきなりがっつり変えないで、描きながら徐々に変化させていければいいかなと思ってます。
儚げで、触れたら消えてしまいそうな感じの透明感のある絵柄に憧れます。
見上げた理想の横から「技術不足」という名の現実がフルスイングしてきますが、いつかその刃を白刃どりできるように。
8月は真夏って感じで、日本各地で暑い日が続きますが、皆さま体調などには気をつけて水分補給や適度な休憩を忘れず乗り切りましょう。
それでは。
とっぴんぱらりのぷう。
タグ「今月描いた絵を晒そう・7月編」
こんにちは。
帽子が苦手な 須見です。
夏の陽射しよけには帽子が一番なんでしょうが、どうにも帽子って苦手です。そしてキャップタイプに至っては似合いません。ハットタイプならワンチャン。
でも日傘も持ち歩くの面倒くさいので、結局頭はそのまま晒してます。日焼け止めスプレーだけはしっかりしてます。
そんなこんなで夏真っ盛りな8月に突入しましたが、今年の恒例「# 今月描いた絵を晒そう」の7月編です。
ご存知の通り(?)、今月は2枚になりました。
ところで、イラストの数え方ってなんなんでしょう? 私はなんてことなしに「1枚、2枚」と書いてますが、普通は「一作、二作」ですかね?
このキャラクター達とも長い付き合いですが、未だに物語には出来ていません。
あらすじを軽く書き出しみて「このエピソードなら文庫本一冊くらいの長さのお話になればいいかなー」くらいまでしか決まっていないという。
よく本屋さんでみる文庫本の平均的な文章量って、大体8~10万字ほどで200p~くらいが基本で、賞なんかでもそれぐらいの文章量を規定にしていることが多いのです。が。
須見はどうしても「文章を簡潔に、短く書くクセ」がありまして・・・。
一話辺り平均して2万~2万5千文字くらいしか書けませんorz
なんでしょう、書き方が「小説」というより「連載漫画」に近いんだなと思います。一話ずつ小出しして最終的に長い話になる、みたいな感じ。
あと、改めて自分の創作を読み返してみると、圧倒的に 情緒が足りない んですよね。
情景とか余韻とかそういうものが不足している気がします。
小説って、そこが一番大事じゃない?
なので、目下の目標は「小説に深みを出す」です。
開き直って「ショートショートを極める」とかも考えましたが、やはり一度くらい長い話も書いてみたい。
そのためには「読む、書く」に時間を割かなくては。特にこの頃はインプットが出来てない。
もう2024年も半分以上過ぎたので、下半期はイラストもですが文章に重きを置いて勉強しようかなーとも思っています。
それでももちろん、月一のイラストは続けていきます。
8月もラフはあるので、1枚は確保できそうかな?
夏バテには気をつけて、のんびりでもいいので、しっかりと身に着けていきたいなと。
それでは。
とっぴんぱらりのぷう。