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電気主任技術者 直流耐圧 トランス2次 B種 接地 電気主任技術者実務経験下積みの者です いままで 知恵袋で 質問を上げさせていただき そのたびに 貴重なご指導 ご回答をいただき 感謝申し上げます さて 今回は 竣工検査 直流耐圧についてです。 質問事項は 3点ありますが このうち ここで建てる質問は 1点です 後の2点は また別に立てます ので もしよろしければ ご一読 下さり ご回答をいただければ幸いです この場所での質問は トランス2次B種 設置についてです 耐圧試験を 行う際には トランス2次にB種 設置の必要があることはわかります 接地には 2次側 S相のみでよろしいでしょうか 2次側 R T相に B種のための わたり線をつなぐ必要はないと思いますが いかがでしょうか また B種 設置の ケーブルの太さは Tr の容量に 合わせた 太さが必要なのでしょうか 以上 トランス2次 B種 設置についての質問でした。 ご回答お願いいたします

工学 | 資格40閲覧

回答(1件)

>耐圧試験を 行う際には トランス2次にB種 設置の必要があることはわかります この文面から、多分本当の意味をご存知でないと思います。 完成検査として変圧器二次側にB種接地は必要ですが、絶縁耐力試験という事に限定すれば、Trの二次側に必要なのはB種接地に限定している訳ではありません。 そこを勘違いされています。 電気主任技術者の方々で、実際のところかなりの方々で認識されていないのが絶縁耐力試験の電流経路です。 ほとんどの方々は、高圧電路と大地間だけで電圧は印加されていると思われています。 しかし、この高圧電路と大地間には、直接的なもの以外に別の経路が存在します。 それはTr二次巻線回路です。 印加電圧は高圧電路と大地間と並列に、 「高圧電路 - Tr一次巻線 - 絶縁体 - Tr二次巻線 - 絶縁体 - 大地」 の回路があるのです。 印加電圧は静電容量(絶縁体)で分圧されますので、「Tr一次 - Tr二次間の絶縁体」、「Tr二次 - 大地間の絶縁体」で分圧されます。 印加電圧は10350Vですから、両静電容量で分圧され、最悪は低圧回路に高電圧が誘起される事になります。 つまり低圧回路には、絶縁破壊が発生する可能性があるという事であり、Tr2次回路を保護するためには、接地が必要なのです。 通常絶縁耐力試験は三相一括で行うので、Tr二次側には相間電圧を誘起せず、対地電圧が一定となりますし、キュービクルの完成形としてB種接地が接続されているので、一相接地でも通常問題は発生しません。 しかし制作不良で相間に断線があった場合には、二次側にインピーダンスの差が生じ、低圧回路に電圧が誘起してしまいます。 つまり、危険な状態となってしまうので、相間短絡も必要となるのです。 試験時の充電電流以上に電流は流れませんから、数A流せる程度の線径であれば問題ありません。 またこれは直流試験ではなく、交流試験です。 直流試験は「高圧ケーブルのみ」にしか実施できませんので、開閉器等と分離する作業が必要です。

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エレメカ さんには いろいろご回答していただき 感謝します なるほど  別にトランス2次巻線回路についても考慮しなくてはいけない 「高圧電路 - Tr一次巻線 - 絶縁体 - Tr二次巻線 - 絶縁体 - 大地」 1次側 2次側 間 の 絶縁破壊の場合に備えて B種接地 そして 印加電圧は高圧電路と大地間 この絶縁破壊に備えて トランス本体には A種接地 それぞれ施す必要があるのですね また、トランス2次側が 断線していた場合 インピーダンス 抵抗にばらつきが生じるため 危険性を回避するために 相間 短絡を施して B種接地することが大切であることがわかりました。