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「異性化液糖」の表示が目立つようになった理由 長年原材料を確認されている方が「異性化液糖」という表記を以前より頻繁に見かけるようになったのは、日本の食品表示に関する法律が改正され、表記が一本化されたことが大きな理由です 以前の細かすぎる分類 かつて日本では、JAS(日本農林規格)によって、でんぷんを原料とする甘味料の名称が、含まれる果糖の割合によって細かく分けられていました 果糖の割合が50%未満のものは「ブドウ糖果糖液糖」 果糖の割合が50%以上90%未満のものは「果糖ブドウ糖液糖」 果糖の割合が90%以上のものは「高果糖液糖」 といった具合です これらすべてをまとめて指す総称が「異性化液糖」でした 表示の総称化による変更 しかし、このような細かな名称の使い分けは消費者を混乱させるとして、2009年のJAS法の改正が行われました この改正により、従来の「ブドウ糖果糖液糖」や「果糖ブドウ糖液糖」といった細分化された名称の多くが、より一般的で包括的な「異性化液糖」という総称に一本化されました なので、以前の原材料表示で「ブドウ糖果糖液糖」と書かれていたものが、法改正以降は「異性化液糖」という表記に変わった、という認識は、表示の観点から見て正しいものです 最近「異性化液糖」という言葉を目にする機会が増えたのは、この表示の総称化が進んだことに加え、安価で使いやすいこの甘味料の使用量自体が増加したことも理由と考えられます
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