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孫子はどちらかと言うと戦略論に寄っている、クラウゼウィツはどちらかと言えば戦術論寄りだから、単純にどちらかが上、と言うことにはならないと思う。 そして孫子の語る内容と言うのは、例えば囲碁・将棋で言う定石に近いモノであって、そこからの応用、その場その場における臨機応変の動き、最適解を導けるものではありません。 戦争の天才、と言うのはその戦場での最適解を出せる人物、と言う風に自分は認識します。その括りで言うと自分の知っている範囲では3人 項羽・・・単に勇猛なだけでなく戦術家として優秀だからこそ、あれだけ勝てた 韓信・・・項羽と同時代のもう一人の天才 李靖・・・唐の名将、国内でも異民族との戦いでも実績を残した 特に李靖は相手を攻め、逃げる先を予測し、更にそこをピンポイントで攻撃する等、自在性はピカイチだと思います。晩節を汚すこともなかったですしね。
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秦の中国統一の最大の功労者である王翦。 最後の方は大軍を率いて圧勝続きでしたが、始皇帝は王翦の手腕を信頼して大軍を預けたのでしょう。個々の兵も強く大軍ともなれば兵の士気は上がり、敵は小細工さえ通じないと委縮したはずです。 項羽と劉邦が連合しても王翦軍には勝てません。
歩兵を中心とした中国軍らしい軍団の指揮官としては、形や常識に捉われない正しく臨機応変の用兵で連戦連勝し、同時代最強と目された項羽にも負けたことが無く、最終的にも垓下の決戦で見事に項羽を仕留めた韓信でしょう。 中国では珍しい騎兵部隊指揮官としては、漢の武帝時代に蒙古を打ち破り続けた霍去病でしょうか。孫呉の兵法については「昔の兵法など知る必要はなく実戦の中で考えれば良いだけだ」と言い放っています。まあ孫呉の兵法というのは、歩兵中心の戦略戦術ですから、騎馬民族を相手にした騎兵戦にはあまり役に立たなかったのかもしれません。
韓信ですかね。 「国士無双」「背水の陣」 背水の陣の井けいの戦いは自分の中で芸術的な合戦ベスト3に入る。 因みにあと2つはハンニバルの「カンナエの戦い」、ナポレオンの「アウステルリッツの戦い」
そりゃ、「孫子」一択でしょう。 孫子「情報を得れば百回戦っても負けない。」 クラウゼヴィッツ「正確な情報が間に合う事は滅多にない。」 孫子「ちゃんと準備して戦いなさい。」 クラ「準備して計画しても、その通りの戦争にはならない。」 孫子「戦うより交渉で戦争を避けよう。」 クラ「戦争は政治の継続。」 こう見ると、孫子はクラウゼヴィッツに劣りますが、両者は2400年も差があります。 西洋人クラウゼヴィッツが、中国人孫子を超えるのに2400年もかかったということです。