今年(2024年)の振り返りと来年の展望
今年(2024年)は福島正実記念SF童話賞を受賞し、初めての本を出版。
これまでにない体験をしました。
だからといって、さあこれからは童話作家なのだ、というワケにはいきません。
もちろん童話作家を名乗っても、(たぶん)誰からも叱られたりしませんし、(おそらく)身分詐称で訴えられたりはしないでしょう。
そのかわり、執筆依頼が次々に舞い込んだりするわけでもありません。
世の中にはいろいろな文学賞や童話賞があって、もっと若くて活きのいい書き手がデビューしていますからね。
受賞作と同じ程度のボリュームの作品も2つほど書きましたが、いずれも出版作品のレベルには届かず……。
難しいものです。
ツイッタ(だーかーらー、あれはすでに「X」なんだってば!)などで、他の作家さんが次々に新作を発表されているのを見ると焦りも感じるのが正直な気持ち。ですが焦っても仕方のないことで、自分は自分ができることをやっていくよりありません、という当たり前過ぎてつまらない結論に至るのでした。
この記事へのコメント
海
私からしてみれば、受賞し本も出版されたのだから
大満足な2024年と思うのですが、やはりアーティスト
としては「次回作」のプレッシャーがあるのですな。
たしかに、順調に2作目、3作目と出版し、更に作品も
重版に重版を重ね・・・なんて方もいる半面、
世の中には、数多く公募作品を送り続け、いまだに
満足いく結果が出ない方が、それこそ星の数ほどいるのですから、
ここは大いに優越感に浸っていただければいいのでは?
なんて思いますが、私も実際にその立場になったら
いろいろ気にしてしまうかもしれませんね。
まったく関係ない立場だからこそ、
気軽に言えるわけですから(笑)
「しろまめくん!満足いく2024年だったじゃないか」
なんて感じでコマ枠外から肩に手を置かれて言われたら
「そうだよな~」なんて納得する半面、
「うるせ~!バカ野郎!!」なんて思うかも(笑)
しろまめ
コメントありがとうございます。
アーティストなんて持ち上げられると恥ずかしいですけれども、まあ、人間の欲には限りがない、ということでしょうね。
よく企業が売上目標を立てますけど、
「予定をクリアしたからもういいよね」なんてビジネスーパーソンはいませんよね。
もし二冊目が出たとしても、売れていないんじゃないかと気に病んだり、あのひとは次々に本が出ているなんて気を揉んだり。
本当にスタンプくんに枠外から肩に手をおいてほしいですね。
「しろまめくん、少欲知足って言葉を知っているかい?」
すかさず、しろまめもスタンプくんの肩に手をおいて、
「さすがはスタンプくん、欲張らないでいろという教えだね。ありがとう。気持ちが楽になったよ」
するとスタンプくんは、
「よかったよ。じゃあ、ぼくは足りてないコレクションを買いに行列しなくちゃいけないから失敬するよ! コレクションは、いくら買っても足りないからな~」
「おい!」