サラリーマン流浪記(バンコク編)

引き続き6/27
時刻は4:00pm

スワンナプーム空港からはタクシーで常宿Nホテルへ
今回のタクシーの運ちゃんも面白いおっちゃんだった^^

タクシー乗り場ではオレの前にデブのファラン(白人)が3人
なにやら運ちゃんともめている？？？

さて、乗車するとまたもやメーターが45バーツ・・・
あー、疲れるなーと思い35バーツに直させる
この運ちゃん出発すると同時に「あー、パタヤー行きを逃したー！！！」といい始め、結局Nホテルに着くまで「パタヤー、パタヤー、パタヤー、マイディー、マイディー・・・」といい続けたのであった^^;

このおっちゃんはラオス人で、事の顛末は以下のとおりだそうだ
(タイ語での会話なので理解率８０％？）

・オレの前にいたデブのファラン3人はパタヤ行きであった
・空港からパタヤまでだと1300バーツ(4000円くらい)、一方オレの行き先だと300バーツ(1000円)そこそこ、
つまり、おいしい客をとられて安い客(オレ)を回されたーとしきりに悔しがっていたのであった

これだけ聞くと嫌～な運ちゃんだと思うでしょう？
でも、この運ちゃん話すと結構オモロイおっちゃんで降りるときには「特別だよ！」といって100バーツのチップを弾んでやったのである・・・

最初はデブのファランはこの運ちゃんの車に乗る順序だったが、タクシー乗り場で仕切っている会社の人(この運ちゃんに言わせるとマフィアだそうな^^;　)に順番を変えられてオレを回されたそうな・・・
理由は「ファラン3人が3人ともデブ過ぎて乗り切れないから、大きいワゴンタイプのタクシーに乗せた」んだと・・・
まあ、確かにしょうがないなーと思うほどデブ過ぎてはいた^^


この運ちゃんがあまりに嘆くから、いろいろ話を聞いてあげる
・運ちゃんはラオス人で会社ではあまりいい待遇ではないようで、しきりにタイ人の悪口を^^
・1日800バーツで車を借りてガソリン代が400バーツかかる、つまり一日1200バーツ以上稼ぐ必要があり(←ここの会話の理解度はあまり自信がありませんが・・・)、あのデブ3人を乗せていればノルマ達成！であったのだ^^
・今日は朝の6:00pmから仕事をしてカオサン行き(料金300バーツ)の客を1人乗せただけ、その次に4時間待って乗ってきたのがオレだったそうな・・・10時間働いて客2人・・・しかも合計で600バーツしか稼いでいない・・・
おっちゃんの嘆きも分かる気がしてきた^^;

そのうち話はアジア客のケチさについて^^;
ファランの多くは高額のチップをくれるそうだ
しかも行くホテルのランクによっては500バーツ(1500円)ものチップがもらえるときもある
アラブ人も結構チップを弾むそうだ・・・
でも、日本人・韓国人・マレーシア人・台湾人はみなケチで全然チップをくれない・・・^^ゞ
空港タクシー乗り場では運ちゃんは皆ファランを乗せたがるそうな^^
「な～るほど・・・オレにあたる運ちゃんは大体みな嫌そうな顔をするのが今になって分かった^^;」

次は言葉について
「以前日本人(男)とタイ人(女)を乗せたとき、女が「チン・チン・ロー」といったら男が大笑いしていた・・・なんでか分からないけど・・・」と悩んでいる様子(笑)
タイ語でチンは「本当(の)」という意味だから、女性は単に「ほんとう？」と聞いていたのだが、男はそれを日本語で理解したというよくある笑い話
しょうがないのでオレがその意味を教えてやると、大笑いして「よーく分かったよ！」といっていた
おっちゃん、長い間のなぞが解けてよかったね～(笑)

そのほかにも、面白タイ語を結構教えてくれたり(英語や日本語で理解するとまったく違う意味になる発音のタイ語とか・・・主に下ネタ系^^ゞ　)してあっという間にNホテルへ

結構イヤミなことを言っていても、このおっちゃんはどうも憎めないタイプで、今日の境遇に多少の同情心もあって100バーツの特別チップをはずんであげたのであった^^
そのときの満面の笑顔をみてオレもちょっとうれしかったなー

先月今月といい運ちゃんに当たっているので、次回以降の反動がちょっとだけ怖いですね～^^;