エジプトの砂丘から西方を望み「あ～この先にあのカダフィ大佐がいるんだな～」とつぶやいていたのは、もう２０年以上前の話・・・
リビアはアラブマニアのオレにとって憧れの国の一つ
↓これはリビアの国旗
↓これは国章
かつては旅行者を全く(ほとんど)受け入れていなかったが、近年ツアー客に限ってツーリストビザを発給するようになっていた。
もちろん日本の旅行会社主催のツアーもあるがこれがバカ高くってとても参加する気が起きなかった(というより金が無かった）。
ただし、リビア国内の旅行会社にコンタクトしてあらかじめルート・移動手段や宿泊先を決め、すべての代金を支払い済みであればツーリストビザはおりる。
これで旅立った日本人も多いと聞く。
面倒と言えば面倒だが、その手続き自体は楽しいだろうなーとオレは思う。
でも、「事前にすべてを決める」っていうことがオレには出来ない。それこそ面倒くさいのだ。手続き自体ではなく「事前に決めることが」・・・(笑)
更に手続きで手間がかかるのは「アラビア語併記されたパスポートを持っていないと入国出来ない」という世界で唯一？の国なのだ。
これも外務省？だかどこかでパスポートにアラビア語の追記を頼む(翻訳してもらって外務省で認証を得る？)ことで対応可能だったようだ。
と、普通の人にはハードルが高すぎてなかなかリビアへ行こう！という人がいなかったようだ・・・
こんな面倒な国にしたのはもちろん偉大なるこのお方のお蔭
大佐の分際(笑)で一国の独裁者・・・
アラブ諸国はもともと部族社会なので、国との結びつきより部族や宗教・宗派による結びつきが強い。そもそも直線的な国境は欧米列強の都合による国境だ。
そんな多民族・多部族・多宗教国を統治するには少々強権的な指導力・カリスマ性を持った指導者が必要なのだな・・・。
最近ではイラクのサダーム・フセイン彼亡き後のイラクの混乱ぶりで彼の統治力(強権力)が今更のようによく分かる。
もはやイラクは一つの国家として機能していない。
シリアのファーフィズ・アル・アサド大統領
死去後息子が大統領を引き継いでおり、今のところ比較的安定はしているが、この国も強権国家の一つ。
オレが２番目に好きな国でもある(一番目はもちろん・・・)
アラブではないが・・・ユーゴスラビアのヨシップ・ブロズ・チトー大統領
既にユーゴスラビアは分裂してしまって存在しない。
悲惨なユーゴ紛争は記憶に新しい・・・
長くなるのでこの辺でおしまい・・・
話を元に戻すと・・・
リビアの独裁者カダフィ大佐が追放された後に、リビアという国はどうなっていくのか？イラクの様な宗派紛争が長引くのか、ユーゴの様に内戦？による分裂を起こしていくのか？
これは誰にも分からない・・・
が、リビアに憧れをもつ一人の旅人の願望は・・・
国内紛争が終結し、国家体制が整った暁には、一般旅行者を普通に受け入れる国になって欲しいな～
エジプトから陸路で入国し、帰りは船でイタリアかギリシャにでも渡る・・・
この国が解放されると旅の選択肢も増える～
でも、カダフィ大佐の肖像とツーショットは実現できなくなるので、それはそれでちょっとさびしいけどね・・・
おっと、カダフィが追放される事を前提に話していたが、彼は結構手ごわいので権力の座に残り、もっと強権的・北朝鮮的なカダフィ王国を建設してしまうかも・・・
そうなったら、一生リビアには行けなくなるな～
会社を退職したら一番先に行きたい国、リビア・・・
どうか夢がかないますように～♪
↓ 記事とは全然無関係だけど、ポチッとお願いします～♪
