タイ五大魅力とは・・・その2
ちょっと時間が空いてしまったが、前回の「タイのプラス面」に続きタイのマイナス面を書いてみよう。。。
注意:これはタイの社会制度を批判しているのではなく、肌で感じたことをつらつら書いているに過ぎない。また、法の存在を否定しているのでもない。
【特権階級の存在・階級社会】
数年前、黄シャツ・赤シャツの争いでタイ中が大抗争に陥ったことは皆知っていると思う。
数年前、黄シャツ・赤シャツの争いでタイ中が大抗争に陥ったことは皆知っていると思う。
黄シャツ=タクシン派の汚職に対する市民活動を装っているが、その実態は「現(旧)特権階級による権力・利権の維持」である。
赤シャツ=民主主義的な手法での現(旧)特権階級に打破を装っているが、その実態は「現(旧)特権階級による権力・利権の奪取」である。
赤シャツ=民主主義的な手法での現(旧)特権階級に打破を装っているが、その実態は「現(旧)特権階級による権力・利権の奪取」である。
要するに、どちらも一部の特権階級の利権(要するに金)を自分たちのものにしようとしているだけで、一般の国民など眼中にない。
一般的な日本人のタイの印象というと「貧しい」というところか?
確かに経済的にはまあ間違っていない。。。
ところがタイに行くとよく分かるのだが、一般に目にする国民とは別にとてつもない大金持ちが多数存在するのだ。
もちろんどんな国でも大金持ちはいるのだが、タイの大金持ちはあらゆる特権(犯罪ですら)を使ってそれを維持・拡大しようとしているのが目に付く。
一般に良く知られている制度として、「相続税がない」「株の売却益に対する課税がない」等、一度莫大な資産を得るとそう簡単には失わないということだ。
もちろん地道に稼いで莫大な資産を得た人も多い。タイでは華僑が経済的・政治的実権を握っているが、彼らは確かに働き者だ。これは事実。
もちろん地道に稼いで莫大な資産を得た人も多い。タイでは華僑が経済的・政治的実権を握っているが、彼らは確かに働き者だ。これは事実。
ただし、政治家・役人・警察・軍の上層幹部はあの手この手で金を巻き上げるシステムを構築して、国の金を横領している。公務員は皆副業を持っていて(これ自体は問題ない)、本業の裏で本業の利権を十分に利用して金を吸い上げている。
そして、一番の問題はこうした特権階級の集金システムは公然の秘密であって、おおぴらにされることは少ない。たまに公表されることもあるが(よっぽどへまを踏んだか、恨みを買って密告されたか)、結果は全て(本当に全て!)ウヤムヤにされてしまうのだ。。。
横領などの金の動きだけでなく、重大な過失や殺人でさえも特権階級には「免責権」があるかのごとく、追訴されること無くウヤムヤに終わってしまうのだ。。。
もちろん、政治家や高級公務員の全てが清廉潔白である必要など全然ないと思っている。
賄賂についても必ずしも否定するつもりはない。皆がマザーテレサである必要などないのだ。
日本だって、政治家への賄賂、公務員や警察での裏金作りと同じような事件はあるし、それが絶対悪とは思っていない。ただし、その絶対条件が「国民に多大な貢献があった場合」だ。
日本の警察の裏金作りだって、少ない経費をやりくりするために編み出した苦肉の策で、多少職員の飲食費に使われたとしても、結果的に捜査の効率化や結果に役立っていればまあ許されるのではないかと個人的には思っている。
政治家だって、国の発展に多大な貢献をしていれば、多少の潤滑油的な金が必要になるはずだ。
またそれに見合う報酬があってもいいのではないか?と思う。。。(全てが金となるとそれはそれで問題だが・・・)
大企業の役員が莫大な報酬を得ているのと、結果はそう違わないのでは?と思っている。
またそれに見合う報酬があってもいいのではないか?と思う。。。(全てが金となるとそれはそれで問題だが・・・)
大企業の役員が莫大な報酬を得ているのと、結果はそう違わないのでは?と思っている。
しかし、タイの場合本当にそうなのか?と感じてしまう場面が多い。
単に私服を肥やしているように思えてしまうのだ。。。
単に私服を肥やしているように思えてしまうのだ。。。
権力を使い半ば公然に集金し、対立者には力で服従させ、その結果の責任も負わない。
2代目3代目は金にものを云わせ、一般国民とは隔絶した世界を生きている。
それが目立つのだな。。。
2代目3代目は金にものを云わせ、一般国民とは隔絶した世界を生きている。
それが目立つのだな。。。
その反面一般国民には「タイは豊かな農業国。みな心優しい農民。汗水たらして働いて豊かな国を作りましょう」的な洗脳を繰り返しているように思われる。要するに特権階級隠しか?
タイの小学校1年生の社会の教科書を見ると「家族との協力、権利と義務、節約、贅沢をつつしみ無駄のない生活、貯蓄に励み質素な生活を」と書いてあるが。。。
タイの小学校1年生の社会の教科書を見ると「家族との協力、権利と義務、節約、贅沢をつつしみ無駄のない生活、貯蓄に励み質素な生活を」と書いてあるが。。。
言っていることと、やっていることがまるで違うんじゃないの?
こんなことを書くと「お前のような外人に言われる筋合いではない。嫌なら来るな。」といわれてしまうだろう。もちろん、その国民が満足していれば部外者がけちをつける必要は無い。
どんな国にもプラス面とマイナス面がある。
いい面ばかりを取り上げることが多いのだが、ちゃんとマイナス面を把握&理解したうえで納得ずくでないと、住み始めてから「あれっ?」となり後悔するはずだ。
いい面ばかりを取り上げることが多いのだが、ちゃんとマイナス面を把握&理解したうえで納得ずくでないと、住み始めてから「あれっ?」となり後悔するはずだ。
こんなマイナス面があっても、プラス面のほうが圧倒的に大きく、まあ目をつぶってサバーイな生活を楽しみたいと思っている。
もうすこし続きます。。。
ぽちっとお願いいたします♪
| タイ2013 | 12:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑