森永ミルクキャラメル
「お寿司のグミを買ってきて」と娘からたのまれた。 お菓子売り場の棚を探しても見つけることができなかったので、独断で「森永ミルクキャラメル」をかごに入れた。 からし色をした昔から変わらぬパッケージに、つい手にとってしまったのだ。 たぶん子供たちはまだこのキャラメルを食べたことがないはず。
「寿司グミ」をリクエストしていたのは長女。 理由を説明し、キャラメルを差し出したらモロに拒絶された。 こんなもの食えるかという顔をしている。
しょうがないので一粒自分の口に放り込んでみた。 優しい甘味。 しばらく口の中で転がしておこうと思うのだが、次の瞬間どうしても噛んでしまう。 そして一度噛んだら最後、もう徹底的に噛みしめたくなってきて、一粒は、瞬く間に消え去ってしまう。
そしてすかさずもう一粒を口に入れる。 今度はなるべく噛まずに舌の上で少しずつ溶かしながら味わってみよう、と計画したりするが、どうしてもニッチラニッチャラ噛んでしまうのだった。
黒糖キャラメル、あずきキャラメルというバリエーションもある。 個人的にはあずきが好きだ。